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公開番号
2025041088
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2023148164
出願日
2023-09-13
発明の名称
微小塵捕捉装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63B
35/32 20060101AFI20250318BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】微小塵捕捉装置の周囲を流れる水の方向が船舶の前進時とは逆の方向になったとき、フィルタに蓄積された微小塵がフィルタから分離して拡散することを抑制する。
【解決手段】微小塵捕捉装置21は、本体部22の前端側に設けられた取水口26と、本体部22の後端側を閉塞する後壁部27と、本体部22内を前後方向に伸長した第1の通路31および第2の通路32と、本体部22内において、第1の通路31および第2の通路32のそれぞれの後端部と後壁部27との間に設けられた排水室38と、後壁部27に設けられた排出口39と、第1の通路31に設けられたフィルタ40とを備え、第1の通路31および第2の通路32のそれぞれの後端側は排水室38内に開口し、後壁部27において、排出口39は、排水室38内に開口した第1の通路31の開口部とは対向せず、排水室38内に開口した第2の通路32の開口部と対向する位置に配置されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
船舶推進機に設けられ、かつ水中に配置され、水に含まれる微小塵を捕捉する微小塵捕捉装置であって、
一方向に伸長した本体部と、
前記本体部の一端側に設けられた取水口と、
前記本体部の他端側を閉塞する壁部と、
前記本体部の内部を前記一方向に互いに並列に伸長した第1の通路および第2の通路と、
前記本体部の内部において、前記第1の通路および前記第2の通路のそれぞれの他端部と前記壁部との間に設けられた排水室と、
前記壁部に設けられ、前記排水室と連通した排出口と、
前記第1の通路の途中に設けられ、前記微小塵を捕捉するフィルタとを備え、
前記第1の通路および前記第2の通路のそれぞれの一端側は前記取水口に接続され、
前記第1の通路および前記第2の通路のそれぞれの他端側は前記排水室内に開口し、
前記壁部において、前記排出口は、前記排水室内に開口した前記第1の通路の開口部とは対向せず前記排水室内に開口した前記第2の通路の開口部と対向する位置に配置されていることを特徴とする微小塵捕捉装置。
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【請求項2】
前記本体部の伸長方向を前後方向とし、前記本体部の伸長方向と直交する方向を上下方向とした場合、前記第1の通路は前記本体部内の上部を前後方向に伸長し、前記第2の通路は前記本体部内の下部を前後方向に伸長し、前記排出口は前記壁部の下部に配置され、前記壁部において前記排水室に臨む内面はその下端が上端よりも後ろ側に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の微小塵捕捉装置。
【請求項3】
前記本体部は筒状に形成され、前記本体部内には前記本体部内の空間を上部および下部に仕切ることにより前記第1の通路および前記第2の通路を形成する仕切部が設けられ、前記仕切部の後端は、前記排水室内に臨み、かつ前記壁部の前記内面の上端よりも後ろ側に位置していることを特徴とする請求項2に記載の微小塵捕捉装置。
【請求項4】
前記本体部の伸長方向を前後方向とし、前記本体部の伸長方向と直交する方向を上下方向とした場合、前記第1の通路は前記本体部内の上部を前後方向に伸長し、前記第2の通路は前記本体部内の下部を前後方向に伸長し、前記排出口の上端は前記排水室内に開口した前記第2の通路の開口部の上端よりも下側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の微小塵捕捉装置。
【請求項5】
前記本体部の伸長方向を前後方向とし、前記本体部の伸長方向と直交する方向を上下方向とした場合、前記第1の通路は前記本体部内の上部を前後方向に伸長し、前記第2の通路は前記本体部内の下部を前後方向に伸長し、前記本体部の前端部の下部には、前記第1の通路の前方を遮らないが前記第2の通路の前方を遮るように上方に突出した突出壁が設けられ、前記突出壁の後面には、前記第2の通路内を前記排水室から前記第2の通路の前端部まで流れた逆流水が、その後、前記第1の通路内に流入し、前記第1の通路内をその前端部から後端側に進むように、前記逆流水の流れ方向を制御する逆流制御面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の微小塵捕捉装置。
【請求項6】
当該微小塵捕捉装置を左方または右方から見たとき、前記逆流制御面は前方に張り出すように湾曲し、前記逆流制御面の上端側部分は上後方に伸長していることを特徴とする請求項5に記載の微小塵捕捉装置。
【請求項7】
前記本体部の伸長方向を前後方向とし、前記本体部の伸長方向と直交する方向を上下方向とした場合、前記第1の通路は前記本体部内の上部を前後方向に伸長し、前記第2の通路は前記本体部内の下部を前後方向に伸長し、前記本体部の前端部の下部には、前記第1の通路の前方を遮らないが前記第2の通路の前方を遮るように上方に突出した突出壁が設けられ、前記突出壁の前面には、当該微小塵捕捉装置に向かってその前方から流れる水が前記第1の通路内に流入し、かつ前記第1の通路内を後方に進むように、当該水の流れ方向を制御する流入制御面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の微小塵捕捉装置。
【請求項8】
当該微小塵捕捉装置を左方または右方から見たとき、前記流入制御面はその上端が下端よりも後ろ側に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項7に記載の微小塵捕捉装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶推進機に設けられ、船舶の航行時等に、海、湖、河川等の水に含まれる微小塵を捕捉する微小塵捕捉装置に関する。
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【背景技術】
【0002】
近年、海、湖、河川等において、例えばマイクロプラスチック等の微小塵による汚染が問題となっており、このような微小塵を海、湖、河川等から回収して、海、湖、河川等を浄化することが望まれている。
【0003】
特開2021-169240号公報(特許文献1)には、海、湖、河川等の水に含まれる微小塵を回収できるようにした船外機が記載されている。上記公報に記載された船外機には、微小塵を捕捉する微小塵捕捉装置が設けられている。微小塵捕捉装置は、取水口、捕捉器および排出口を有している。船舶の航行時には、海、湖、河川等の水が、取水口から捕捉器内に流入し、捕捉器内に設けられたフィルタを通過した後、排出口から海、湖、河川等へ排出される。水がフィルタを通過するときに、水に含まれる微小塵がフィルタにより捕捉される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-169240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
海、湖、河川等の浄化を促進させるためには、船舶の単位航行時間当たりの微小塵の捕捉量、または単位航行距離当たりの微小塵の捕捉量を増やし、微小塵の捕捉効率を高めることが望まれる。
【0006】
特開2021-169240号公報に記載された従来の微小塵捕捉装置は、取水口が船外機の前部の水中に位置する部分に配置されているものの、それ以外の部分は概ね水面から上方に出ており、排水口は水面よりも上側であって水面から大きく離れた位置に配置されている。そのため、船舶の航行時に海、湖、河川等の水が微小塵捕捉装置内を流れ難いことがあり、微小塵捕捉装置内を流通する水の流量を増やすこと難しく、それゆえ、フィルタを通過する水の流量を増やすことが難しい。その結果、単位航行時間当たりの微小塵の捕捉量、または単位航行距離当たりの微小塵の捕捉量を増やすことが困難であり、微小塵の捕捉効率を高めることが難しい。
【0007】
そこで、本願の発明者は、船外機において水面下に位置する部分に微小塵捕捉装置を配置することによって微小塵捕捉装置の全体を水中に沈め、微小塵捕捉装置を、船舶前進時に船外機の前方から後方へ向かって流れる水流の中に置き、この水流による水の圧力を効率良く利用して、水を微小塵捕捉装置内に流通させる方法を発明した。その発明によれば、船舶が前進している間においては、上記従来の微小塵捕捉装置と比較して、微小塵捕捉装置内を流通する水の流量を増やすことができ、フィルタを通過する水の流量を増やすことができ、微小塵の捕捉効率を高めることができる。
【0008】
しかしながら、その発明においては次のことが懸念される。すなわち、船舶の後進時、または前進している船舶が急停止したときなどには、船舶の前進時とは逆の方向に水が流れる。そのため、水が微小塵捕捉装置内を逆流し、その水がフィルタを逆方向に通過することで、フィルタに蓄積された微小塵がフィルタから分離して拡散してしまうことがある。船舶の航行中に後進や急停止が多い場合には、フィルタに蓄積された微小塵の分離・拡散が起こる頻度が高まり、その結果、微小塵の捕捉効率が高まらないおそれがある。
【0009】
本願の発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、その課題は、微小塵捕捉装置の周囲を流れる水の方向が船舶の前進時とは逆の方向になったときに、フィルタに蓄積された微小塵がフィルタから分離して拡散することを抑制することができる微小塵捕捉装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は、船舶推進機に設けられ、かつ水中に配置され、水に含まれる微小塵を捕捉する微小塵捕捉装置であって、一方向に伸長した本体部と、前記本体部の一端側に設けられた取水口と、前記本体部の他端側を閉塞する壁部と、前記本体部の内部を前記一方向に互いに並列に伸長した第1の通路および第2の通路と、前記本体部の内部において、前記第1の通路および前記第2の通路のそれぞれの他端部と前記壁部との間に設けられた排水室と、前記壁部に設けられ、前記排水室と連通した排出口と、前記第1の通路の途中に設けられ、前記微小塵を捕捉するフィルタとを備え、前記第1の通路および前記第2の通路のそれぞれの一端側は前記取水口に接続され、前記第1の通路および前記第2の通路のそれぞれの他端側は前記排水室内に開口し、前記壁部において、前記排出口は、前記排水室内に開口した前記第1の通路の開口部とは対向せず前記排水室内に開口した前記第2の通路の開口部と対向する位置に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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