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公開番号
2025067001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176626
出願日
2023-10-12
発明の名称
連結装置、および溶融樹脂供給システム
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
45/17 20060101AFI20250417BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】配管を通る溶融樹脂に混入し、または配管内で生じた固形異物が、溶融樹脂とともに射出成形機に入力されることを抑制する。
【解決手段】溶融樹脂供給システム1を構成する連結装置10は、溶融樹脂を通す管を少なくとも含む配管を有し、配管の上流側の端部が、リサイクル対象の溶融樹脂を出力する出力装置80に接続され、配管の下流側の端部が、溶融樹脂の射出成形を行う射出成形機90に接続されることで、出力装置80と射出成形機90とを連結し、配管の下流側に、溶融樹脂に混入した固形異物を除去または溶解する除去溶解部50を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
溶融樹脂を通す管を少なくとも含む配管を有し、
前記配管の上流側の端部が、リサイクル対象の前記溶融樹脂を出力する出力装置に接続され、当該配管の下流側の端部が、当該溶融樹脂の射出成形を行う射出成形機に接続されることで、当該出力装置と当該射出成形機とを連結し、
前記配管の下流側に、前記溶融樹脂に混入した固形異物を除去または溶解する除去溶解部を有することを特徴とする連結装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記射出成形機の少なくとも一部が前記出力装置に対して相対的に移動したときに、前記配管の一部を変位させて当該移動を吸収する継手をさらに有することを特徴とする、
請求項1に記載の連結装置。
【請求項3】
前記除去溶解部が、前記配管における前記継手の下流側、かつ、前記射出成形機の上流側に配置されていることを特徴とする、
請求項2に記載の連結装置。
【請求項4】
前記除去溶解部が、前記固形異物をろ過分離することで除去するろ過装置であることを特徴とする、
請求項1に記載の連結装置。
【請求項5】
前記ろ過装置が、前記固形異物をろ過分離するフィルタを着脱交換可能とするスクリーンチェンジャであることを特徴とする、
請求項4に記載の連結装置。
【請求項6】
前記継手がスリーブ型伸縮管継手であることを特徴とする、
請求項2または3に記載の連結装置。
【請求項7】
前記継手がフレキシブルメタルホースであることを特徴とする、
請求項2または3に記載の連結装置。
【請求項8】
前記継手がスイベルジョイントであることを特徴とする、
請求項2または3に記載の連結装置。
【請求項9】
位置が固定された出力口を有し、当該出力口からリサイクル対象の溶融樹脂を出力する出力装置と、
位置を移動させる入力口を有し、当該入力口に入力された前記溶融樹脂を用いて成形品を成形する射出成形機と、
前記溶融樹脂を通す配管を有し、当該配管の上流側の端部が前記出力口に接続され、当該配管の下流側の端部が、前記入力口に接続されることで、前記出力装置と前記射出成形機とを連結し、当該配管の下流側に、当該溶融樹脂に混入した固形異物を除去または溶解する除去溶解部を有する連結装置と、
を有することを特徴とする溶融樹脂供給システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、連結装置、および溶融樹脂供給システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
メカニカルリサイクルの手法を用いてリサイクル対象の樹脂の内部に含まれる汚染物質を除染する除染機から出力された溶融樹脂を射出成形機に直接入力させるために、除染機と射出成形機とを配管で連結させることがある。その際、射出成形機の加熱シリンダ内の溶融樹脂の排出(パージ)等に伴う加熱シリンダの位置の移動に対応させるために、配管の継手にスリーブ(滑り伸縮形管継手)を設けることがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/056618号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
配管の継手としてスリーブを設けると、加熱シリンダの位置の移動に合わせてスリーブが摺動し、配管の内部と外部とを行き来することになる。この場合、配管の内部を通る溶融樹脂が、スリーブの表面に付着した状態で配管の外部に露出することがあるため、スリーブが摺動すると、露出した溶融樹脂がこすれて炭化し、配管を通る溶融樹脂に固形異物として混入することがある。配管の継手としてスリーブが設けられている場合を含め何らかの理由により、配管内を通る溶融樹脂に固形異物が混入した場合には、その溶融樹脂を材料として成形を行う射出成形機における成形品質不良等の原因となる。
【0005】
本発明の目的は、配管を通る溶融樹脂に混入し、または配管内で生じた固形異物が、溶融樹脂とともに射出成形機に入力されることを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的のもと完成させた本発明は、溶融樹脂を通す管を少なくとも含む配管を有し、前記配管の上流側の端部が、リサイクル対象の前記溶融樹脂を出力する出力装置に接続され、当該配管の下流側の端部が、当該溶融樹脂の射出成形を行う射出成形機に接続されることで、当該出力装置と当該射出成形機とを連結し、前記配管の下流側に、前記溶融樹脂に混入した固形異物を除去または溶解する除去溶解部を有することを特徴とする連結装置である。
ここで、前記射出成形機の少なくとも一部が前記出力装置に対して相対的に移動したときに、前記配管の一部を変位させて当該移動を吸収する継手をさらに有してもよい。
また、前記除去溶解部が、前記配管における前記継手の下流側、かつ、前記射出成形機の上流側に配置されていてもよい。
また、前記除去溶解部が、前記固形異物をろ過分離することで除去するろ過装置であってもよい。
また、前記ろ過装置が、前記固形異物をろ過分離するフィルタを着脱交換可能とするスクリーンチェンジャであってもよい。
また、前記継手がスリーブ型伸縮管継手であってもよい。
また、前記継手がフレキシブルメタルホースであってもよい。
また、前記継手がスイベルジョイントであってもよい。
また、本発明は、位置が固定された出力口を有し、当該出力口からリサイクル対象の溶融樹脂を出力する出力装置と、位置を移動させる入力口を有し、当該入力口に入力された前記溶融樹脂を用いて成形品を成形する射出成形機と、前記溶融樹脂を通す配管を有し、当該配管の上流側の端部が前記出力口に接続され、当該配管の下流側の端部が、前記入力口に接続されることで、前記出力装置と前記射出成形機とを連結し、当該配管の下流側に、当該溶融樹脂に混入した固形異物を除去または溶解する除去溶解部を有する連結装置と、を有することを特徴とする溶融樹脂供給システムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、配管を通る溶融樹脂に混入し、または配管内で生じた固形異物が、溶融樹脂とともに射出成形機に入力されることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態にかかる連結装置を含む溶融樹脂供給システムの全体構成を示す概念図である。
連結装置を構成する除去溶解部としてのスクリーンチェンジャの外観構成の一例を示す図である。
スリーブ型伸縮管継手が採用された連結装置を含む溶融樹脂供給システムの構成の一例を示す図である。(A)は、連結装置の外観構成の一例を示す図である。(B)は、連結装置のスリーブ型伸縮管継手の一部分の拡大図である。
フレキシブルメタルホースが採用された連結装置を含む溶融樹脂供給システムの構成の一例を示す図である。(A)は、連結装置の外観構成の一例を示す図である。(B)は、連結装置のフレキシブルメタルホースの一部分の拡大図である。
スイベルジョイントが採用された連結装置を含む溶融樹脂供給システムの構成の一例を示す図である。
連結装置のスイベルジョイントの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
(溶融樹脂供給システム1の構成)
図1は、第1の実施の形態にかかる連結装置10を含む溶融樹脂供給システム1の全体構成を示す概念図である。
図2は、連結装置10を構成する除去溶解部50としてのスクリーンチェンジャの外観構成の一例を示す図である。
【0010】
図1に示す溶融樹脂供給システム1は、連結装置10と、リサイクル対象の溶融樹脂を出力する出力装置80と、その溶融樹脂を用いて射出成形を行う射出成形機90とを含むように構成されているシステムである。
(【0011】以降は省略されています)
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