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公開番号2025066918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176491
出願日2023-10-12
発明の名称手話翻訳システム
出願人独立行政法人国立高等専門学校機構
代理人個人,個人
主分類G09B 21/04 20060101AFI20250417BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】手話をする人の負担がすくなく、どのような場所でも手話の翻訳が可能になる手話翻訳システムを提供することを目的とする。
【解決手段】手話を翻訳する手話翻訳システム1であって、爪Nのひずみを検出する複数のウェアラブルセンサ10と、複数のウェアラブルセンサ10からの信号を解析する解析部20と、を備え、複数のウェアラブルセンサ10は、第一ひずみ検出用シート11と、第二ひずみ検出用シート12と、を有しており、解析部20は、手話の動作と複数のウェアラブルセンサ10が検出する検出信号に基づいて形成される識別データと、を関連づけて記憶する記憶部25と、複数のウェアラブルセンサ10から供給される検出信号に基づいて比較用データを形成するデータ形成部21と、データ形成部21が形成した比較用データと、記憶部25に記憶されている識別データと、を比較して、手話で表現された言葉を決定する翻訳部22と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
手話を翻訳する手話翻訳システムであって、
手の複数の指の爪の表面にそれぞれ取り付けられる、爪のひずみを検出する複数のウェアラブルセンサと、
該複数のウェアラブルセンサからの信号を解析する解析部と、を備え、
前記複数のウェアラブルセンサは、
手の指の幅方向に沿った爪のひずみを検出し検出したひずみに対応する検出信号を発信する第一ひずみ検出用シートと、
該第一ひずみ検出用シートと直交する方向に沿った爪のひずみを検出し検出したひずみに対応する検出信号を発信する第二ひずみ検出用シートと、を有しており、
前記解析部は、
手話で表現する言葉と、該手話で表現する言葉を表す手話の動作を行った際に前記複数のウェアラブルセンサの第一ひずみ検出用シートおよび第二ひずみ検出用シートが発信する検出信号に基づいて形成される識別データと、を関連づけて記憶する記憶部と、
複数の前記ウェアラブルセンサの第一ひずみ検出用シートおよび第二ひずみ検出用シートから供給される検出信号に基づいて比較用データを形成するデータ形成部と、
該データ形成部が形成した比較用データと、前記記憶部に記憶されている識別データと、を比較して、手話で表現された言葉を決定する翻訳部と、を備えている
ことを特徴とする手話翻訳システム。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記データ形成部は、
基準となる指に設けられた前記ウェアラブルセンサの第一ひずみ検出用シートおよび第二ひずみ検出用シートから供給される検出信号を基準信号として、該基準信号に基づいて他の指に設けられた前記ウェアラブルセンサの第一ひずみ検出用シートおよび第二ひずみ検出用シートから供給される検出信号を補正した補正信号を形成する補正機能を有しており、
前記補正信号に基づいて比較用データを形成する
ことを特徴とする請求項1記載の手話翻訳システム。
【請求項3】
前記データ形成部は、
指を基準形状にした場合に前記複数のウェアラブルセンサの第一ひずみ検出用シートおよび第二ひずみ検出用シートから供給される検出信号を基準信号として、該基本信号に基づいて前記複数のウェアラブルセンサの第一ひずみ検出用シートおよび第二ひずみ検出用シートから供給される検出信号を補正した補正信号を形成する補正機能を有しており、
前記補正信号に基づいて比較用データを形成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の手話翻訳システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、手話翻訳システムに関する。さらに詳しくは、人の爪に取り付けるウェアラブル脈波センサの信号を利用して手話の動きを翻訳する手話翻訳システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
耳の不自由な人のコミニュケーションツールとして手話が用いられている。手話は、指や腕の形やこれらの動き、また、両手の動きなどの組み合わせで特定の言葉、例えば、単語や文字を表すことによって会話を行うことができる。
【0003】
しかし、手話を知らない人にとって手話を新たに学習することは難しい。このため、耳の不自由な人と手話を知らない人とのコミュニケーションツールとしては、筆談が正確かつ効率的な方法として使用されることが多い。
【0004】
筆談は非常に有効な方法である一方、紙などに文字を書かなければならないので、どのような場所でも有効には使用できるわけではなく、手話であればコミュニケーションができる場所でも筆談を行えない環境は多数ある。例えば、車や電車などの揺れや振動があるような場所では正確に文字が記載できない可能性があり、そもそも記載することが難しい場合もある。また、緊急性を要するような場合、筆談によるコミュニケーションでは迅速性に欠けることが想定される。
【0005】
手話を知らない人に対して手話による表現を伝えるために、手話を文字や音声に翻訳する技術が開発されている(例えば、特許文献1~4参照)。
【0006】
特許文献1、2には、手話を行う人の指等にセンサを取り付けて、このセンサ情報から手話を行う人の指などの位置や動きを検出して、検出した結果を利用して手話を翻訳する技術が開示されている。
【0007】
特許文献3、4には、手話を行う人を撮影し、撮影した画像を解析して手話を翻訳する技術が開示されている。画像解析の場合、撮影位置などによって確認できる指や手の動きが異なったり撮影できなかったりすることがあるので、特許文献4には、あらかじめ多数の画像を撮影し機械学習させることによって画像に基づく手話の翻訳精度を高める技術も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平6-337630号公報
特開2006-098424号公報
特開2012-252581号公報
特開2017-204067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、上述した特許文献1、2の技術は、手話を翻訳するためには、人の指や腕などにその加速度と位置を検出するセンサを装着しなければならないため、手話をする人の負担が大きく、また、日常生活において使用することは困難である。
また、特許文献3,4の技術は、画像を撮影すれば手話を翻訳できる可能性はあるが、撮影する位置や撮影する周囲の環境によって、指の一部が撮影できない場合や指や腕の動きが撮影できない場合には、機械学習を行っても十分に手話を翻訳できない可能性がある。
【0010】
本発明は上記事情に鑑み、手話をする人の負担が少なく、どのような場所でも手話の翻訳が可能になる手話翻訳システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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