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公開番号
2025066354
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175891
出願日
2023-10-11
発明の名称
軟磁性粉末、圧粉磁心、磁性素子および電子機器
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B22F
1/00 20220101AFI20250416BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】粒径が小さくても充填性に優れ、低鉄損で磁気特性が良好な圧粉磁心を製造し得る軟磁性粉末、かかる軟磁性粉末を含み、低鉄損で磁気特性が良好な圧粉磁心および磁性素子、ならびに、前記磁性素子を備える電子機器を提供すること。
【解決手段】主成分としてのFeと、含有率が2.5質量%以上7.5質量%以下のSiと、含有率が1.0質量%以上10.0質量%以下のCrと、含有率が0.05質量%以上1.10質量%以下のSnと、不純物と、で構成され、平均粒径が2.0μm以上10.0μm以下であり、粒子の平均円形度が0.80以上0.95以下であることを特徴とする軟磁性粉末。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
主成分としてのFeと、
含有率が2.5質量%以上7.5質量%以下のSiと、
含有率が1.0質量%以上10.0質量%以下のCrと、
含有率が0.05質量%以上1.10質量%以下のSnと、
不純物と、
で構成され、
平均粒径が2.0μm以上10.0μm以下であり、
粒子の平均円形度が0.80以上0.95以下であることを特徴とする軟磁性粉末。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
酸素含有率が300ppm以上3000ppm以下である請求項1に記載の軟磁性粉末。
【請求項3】
タップ密度が3.80g/cm
3
以上5.10g/cm
3
以下であり、
比表面積が0.170m
2
/g以上0.320m
2
/g以下である請求項1または2に記載の軟磁性粉末。
【請求項4】
保磁力が12.0[Oe]以下(955[A/m]以下)である請求項1または2に記載の軟磁性粉末。
【請求項5】
圧力294MPaで圧粉成形されてなる圧粉体の密度が、5.30g/cm
3
以上6.10g/cm
3
以下である請求項1または2に記載の軟磁性粉末。
【請求項6】
Crの含有量に対するSnの含有量の質量比をSn/Crとするとき、前記Sn/Crが0.02以上0.30以下である請求項1または2に記載の軟磁性粉末。
【請求項7】
前記粒子中に複数の結晶粒を含み、
前記粒子の断面の単位面積における前記結晶粒の数は、0.10[個/(μm)
2
]以上0.45[個/(μm)
2
]以下である請求項1または2に記載の軟磁性粉末。
【請求項8】
請求項1または2に記載の軟磁性粉末を含むことを特徴とする圧粉磁心。
【請求項9】
請求項8に記載の圧粉磁心を備えることを特徴とする磁性素子。
【請求項10】
請求項9に記載の磁性素子を備えることを特徴とする電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軟磁性粉末、圧粉磁心、磁性素子および電子機器に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、Fe-2%Si-1%Cr-1%Snで表される組成を有し、平均粒径が55μmまたは200μmである軟磁性粉末が開示されている。また、この軟磁性粉末では、結晶粒径が最適化されている。これにより、所定励磁周波数で励磁されたときのコアロスが低い圧粉磁心を実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-124270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の軟磁性粉末は、粒径が大きいため、圧粉磁心としたときに渦電流損失が高いという課題がある。また、圧粉時の充填性が低いため、圧粉磁心の磁気特性が低くなるという課題もある。
【0005】
そこで、粒径が小さくても充填性に優れ、低鉄損で磁気特性が良好な圧粉磁心を製造し得る軟磁性粉末を実現することが課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の適用例に係る軟磁性粉末は、
主成分としてのFeと、
含有率が2.5質量%以上7.5質量%以下のSiと、
含有率が1.0質量%以上10.0質量%以下のCrと、
含有率が0.05質量%以上1.10質量%以下のSnと、
不純物と、
で構成され、
平均粒径が2.0μm以上10.0μm以下であり、
粒子の平均円形度が0.80以上0.95以下である。
【0007】
本発明の適用例に係る圧粉磁心は、
本発明の適用例に係る軟磁性粉末を含む。
【0008】
本発明の適用例に係る磁性素子は、
本発明の適用例に係る圧粉磁心を備える。
【0009】
本発明の適用例に係る電子機器は、
本発明の適用例に係る磁性素子を備える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
トロイダルタイプのコイル部品を模式的に示す平面図である。
閉磁路タイプのコイル部品を模式的に示す透過斜視図である。
実施形態に係る磁性素子を備える電子機器であるモバイル型のパーソナルコンピューターを示す斜視図である。
実施形態に係る磁性素子を備える電子機器であるスマートフォンを示す平面図である。
実施形態に係る磁性素子を備える電子機器であるディジタルスチルカメラを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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