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公開番号2025058586
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168601
出願日2023-09-28
発明の名称合金粉末の製造方法
出願人株式会社プロテリアル
代理人
主分類B22F 1/14 20220101AFI20250402BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】再利用する場合に好適な合金粉末の製造方法を提供すること。
【解決手段】付加製造方法に用いる合金粉末の製造方法であって、原料粉末同士を衝突させる加工を経て合金粉末を得る加工工程を備え、前記加工工程は、高圧ガスを噴射して原料粉末同士を衝突させることで前記原料粉末表面の酸化膜を減少させ、前記原料粉末の流動度をC0、前記合金粉末の流動度をC1としたとき、合金粉末の流動度が、変化率((C0-C1)/C0×100)で20%以上であることを特徴とする合金粉末の製造方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
付加製造方法に用いる合金粉末の製造方法であって、
原料粉末同士を衝突させる加工を経て合金粉末を得る加工工程を備え、
前記加工工程は、
高圧ガスを噴射して原料粉末同士を衝突させることで前記原料粉末表面の酸化膜を減少させ、
前記原料粉末の流動度をC0、前記合金粉末の流動度をC1としたとき、合金粉末の流動度が、変化率((C0-C1)/C0×100)で20%以上である
ことを特徴とする合金粉末の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、合金粉末の製造方法、例えば付加製造に使用する合金粉末の再利用を目的とした合金粉末の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
金属粉末は素形材分野においては圧粉成型、粉末冶金、金属射出成型などの素材として重要な基礎材料である。金属粉末を用いるこれらの素形材技術は強度と量産性に優れるために、各種工業製品に好適に用いられる。また、近年では金属積層造形(金属三次元プリンティング)の原料にも用いられており、積層造形法により型レスでの素形材製造も可能となり、その重要度が増している。
【0003】
また昨今、環境保全の観点から金属資源の保全や有効利用することの重要性が高まってきている。例えば、特許文献1には、リサイクルされても流動性の低下を抑えることができる金属積層造形用の材料粉体及びその製造方法について、金属積層造形用の材料粉体が、未使用の材料粉体であるバージン材の粒度分布と、バージン材を所定の回数だけ金属積層造形装置においてリサイクルしたあとのリサイクル材の流動性と、に基づいて、流動性の所定の基準値以上の流動性に対応する粒度分布になるように製造されている点やバージン材にシリカ粒子が添加されていてもよいことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-25062号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の金属積層造形用の材料粉体であっても再利用(リユース)を繰り返すと、造形性が乏しくなり、造形時にスパッタといわれる金属飛沫が生じやすくなる。その結果、積層造形体(付加製造体)に空孔などの欠陥が生じやすくなるなど、所望の造形工程を実施することが困難である可能性があった。そこで、本発明は、再利用する場合に好適な合金粉末の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、付加製造方法に用いる合金粉末の製造方法であって、原料粉末同士を衝突させる加工を経て合金粉末を得る加工工程を備え、前記加工工程は、高圧ガスを噴射して原料粉末同士を衝突させることで前記原料粉末表面の酸化膜を減少させ、前記原料粉末の流動度をC0、前記合金粉末の流動度をC1としたとき、合金粉末の流動度が、変化率((C0-C1)/C0×100)で20%以上であることを特徴とする合金粉末の製造方法である。
【0007】
また、前記原料粉末の表面に、前記原料粉末の粒径よりも小さい二次粒子が付着していることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、再利用する場合に好適な合金粉末の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
再使用を繰り返した合金粉末の光学顕微鏡像である。
ジェットミル装置の概略図である。
本実施例の合金粉末P1と再生合金粉末P11の光学顕微鏡像およびSTEM像である。
本実施例の再生合金粉末P11に含まれていた粒子を拡大したSTEM像である。
本実施例の再生合金粉末P11の暗視野像及び元素マッピング図である。
本実施例の再生合金粉末P11の暗視野像及び元素マッピング図である。
本実施例の再生合金粉末P11の暗視野像及び元素マッピング図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、合金粉末の製造方法及び合金粉末の実施形態を詳細に説明する。まず、合金粉末の表面性状の変化が付加製造体に及ぼす影響について説明し、次に合金粉末の製造方法、次に合金粉末を用いた付加製造体の製造方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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