TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025008825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111367
出願日2023-07-06
発明の名称ダイカストマシン
出願人東洋機械金属株式会社
代理人個人
主分類B22D 17/32 20060101AFI20250109BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】電動サーボモータを大型・高出力なものにする必要がなく、コストを低減できるダイカストマシンを提供する。
【解決手段】
ダイカストマシン10を、射出機構30と、油圧動作機構32と、電動加圧機構34とで構成する。また、電動加圧機構34を電動サーボモータ60と、電動サーボモータ60に駆動されるボールネジ62と、ボールネジ62によって押し出される加圧ピストン64とで構成する。加圧ピストン64は、ボールネジ62によって射出シリンダ42内に押し出されて作動油Oを増圧するようになっており、油圧ポンプ46からの作動油Oは、増圧の際、加圧ピストン64を押し出すように射出シリンダ42内に供給される。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
射出機構と、油圧動作機構と、電動加圧機構とを有するダイカストマシンであって、
前記射出機構は、キャビティに溶湯金属を射出する射出プランジャを有しており、
前記油圧動作機構は、前記射出プランジャを収容する射出シリンダと、前記射出シリンダに作動油を送る油圧ポンプとを有しており、
前記電動加圧機構は、電動サーボモータと、前記電動サーボモータに駆動されるボールネジと、前記ボールネジによって押し出される加圧ピストンとを有しており、
前記加圧ピストンは、前記ボールネジによって前記射出シリンダ内に押し出されて前記作動油を増圧するようになっており、
前記油圧ポンプからの前記作動油は、前記増圧の際、前記加圧ピストンを押し出すように前記射出シリンダ内に供給される
ダイカストマシン。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記射出シリンダ内には、前記加圧ピストンの先端部から見て前記加圧ピストンの移動方向とは反対側にあり、前記加圧ピストンを押し出す前記作動油が供給される作動油充填空間が形成されている
請求項1に記載のダイカストマシン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶湯金属を金型内に射出して成形品を成形するダイカストマシンに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従前から用いられているダイカストマシンにおいては、熔解炉で溶融された金属溶湯を1ショット毎にラドルで計量して汲み上げ、汲み上げられた金属溶湯を射出スリーブの給湯口に給湯し、射出スリーブ内に進退可能に設けられた射出プランジャの前進動作によって金型のキャビティ内へ金属溶湯を射出充填することにより、成形体の成形が行われている。
【0003】
金型のキャビティ内へ金属溶湯を射出する射出工程においては、低速射出工程と、それに続く高速射出工程とからなっており、高速射出工程においては、プラスチック製品を成形する射出成形機の射出速度よりも1桁ほど速い高速の射出速度で金型内に金属溶湯を射出充填する必要がある。
【0004】
さらに、高速射出工程の終了後、射出プランジャによりキャビティ内の成形材料の圧力を上昇させる増圧工程が実施される(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-224626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、従来のダイカストマシンでは、増圧工程において、電動サーボモータでボールネジを動かすことによって加圧ピストンを摺動させ、射出プランジャを押し出す射出ピストンが摺動する射出シリンダ内の作動油の圧力を高めるようになっていた。
【0007】
また、射出シリンダ内の作動油の圧力が所定の圧力まで高まった後、電動サーボモータで加圧ピストンを引き続き押圧することで、当該圧力を所定の時間保持していた。
【0008】
このように作動油の増圧や圧力の保持において電動サーボモータに多大な負荷がかかることから、当該電動サーボモータを大型・高出力なものにせざるを得ず、ダイカストマシン全体のコストアップにつながるという問題があった。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動サーボモータを大型・高出力なものにする必要がなく、コストを低減できるダイカストマシンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一局面によれば、
射出機構と、油圧動作機構と、電動加圧機構とを有するダイカストマシンであって、
前記射出機構は、キャビティに溶湯金属を射出する射出プランジャを有しており、
前記油圧動作機構は、前記射出プランジャを収容する射出シリンダと、前記射出シリンダに作動油を送る油圧ポンプとを有しており、
前記電動加圧機構は、電動サーボモータと、前記電動サーボモータに駆動されるボールネジと、前記ボールネジによって押し出される加圧ピストンとを有しており、
前記加圧ピストンは、前記ボールネジによって前記射出シリンダ内に押し出されて前記作動油を増圧するようになっており、
前記油圧ポンプからの前記作動油は、前記増圧の際、前記加圧ピストンを押し出すように前記射出シリンダ内に供給される
ダイカストマシンが提供される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ユニチカ株式会社
集電材
5か月前
株式会社松風
歯科用埋没材
4か月前
日本鋳造株式会社
鋳造方法
3か月前
UBEマシナリー株式会社
成形機
2か月前
個人
鋼の連続鋳造鋳片の切断装置
4か月前
マツダ株式会社
鋳造装置
3か月前
三菱電機株式会社
三次元造形装置
1か月前
株式会社 寿原テクノス
金型装置
1か月前
日本製鉄株式会社
棒状部材
4か月前
株式会社エスアールシー
インゴット
1か月前
個人
透かし模様付き金属板の製造方法
29日前
芝浦機械株式会社
成形機
8日前
芝浦機械株式会社
成形機
8日前
ノリタケ株式会社
ニッケル粉末
5か月前
芝浦機械株式会社
成形機
5か月前
株式会社日本高熱工業社
潤滑剤塗布装置
1日前
株式会社浅沼技研
半溶融金属の成形方法
1か月前
株式会社クボタ
弁箱用の消失模型
2か月前
株式会社プロテリアル
ブロック継手の製造方法
4か月前
東洋機械金属株式会社
ダイカストマシン
2か月前
東洋機械金属株式会社
ダイカストマシン
1か月前
トヨタ自動車株式会社
金型温度調整装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
鋳造製品の製造方法
4か月前
新東工業株式会社
粉末除去装置
1か月前
新東工業株式会社
測定装置
2か月前
キヤノン株式会社
樹脂微粒子の製造方法
2か月前
芝浦機械株式会社
サージ圧吸収装置及び成形機
2か月前
デザインパーツ株式会社
冷却装置及び冷却方法
5日前
トヨタ自動車株式会社
異種金属部材の接合方法
2か月前
株式会社リコー
焼結体の製造方法
4か月前
株式会社昭工舎
焼結体の製造方法
4か月前
ポーライト株式会社
焼結部品の製造方法
22日前
旭化成株式会社
焼結体の製造方法
4か月前
福田金属箔粉工業株式会社
粉末冶金用粉末
4か月前
山陽特殊製鋼株式会社
取鍋
1か月前
山陽特殊製鋼株式会社
積層造形用金属粉末
5か月前
続きを見る