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公開番号
2025120875
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024016021
出願日
2024-02-05
発明の名称
ガスアトマイズ装置
出願人
山石金属株式会社
代理人
個人
主分類
B22F
9/08 20060101AFI20250808BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】放出部材の先端の温度低下を抑制できるガスアトマイズ装置を提供すること。
【解決手段】溶融した原料金属を収容するとともに底部に第1開口110を有する容器100と、第1開口110に接続し、原料金属を外部に出す放出口を有する放出部材200と、放出部材200と容器100の間に位置していて第1開口110と重なる貫通部を有する接続部材300と、を備え、接続部材300は、熱伝導率が50W/(m・K)以上の材料を用いて形成された第1部材310、及び第1部材310の少なくとも内周面を覆う第2部材320を有する、ガスアトマイズ装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
溶融した原料金属を収容するとともに底部に第1開口を有する容器と、
前記第1開口に接続し、前記原料金属を外部に出す放出口を有する放出部材と、
前記放出部材と前記容器の間に位置していて前記第1開口と重なる貫通部を有する接続部材と、
を備え、
前記接続部材は、熱伝導率が50W/(m・K)以上の材料を用いて形成された第1部材、及び前記第1部材の少なくとも内周面を覆う第2部材を有する、ガスアトマイズ装置。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記第2部材は、少なくとも前記第1部材の内周面、上面、及び下面を被覆している、
請求項1に記載のガスアトマイズ装置。
【請求項3】
前記接続部材は、上面からの平面視において厚さが5mm以上20mm以下であり、内周面側の前記第2部材の厚さは1.0mm以上3.0mm以下である、
請求項1又は2に記載のガスアトマイズ装置。
【請求項4】
前記接続部材は、断面視において高さが2.0mm以上4.0mm以下であり、上面側の前記第2部材の厚さは0.1mm以上1.0mm以下である、
請求項1又は2に記載のガスアトマイズ装置。
【請求項5】
前記第1部材は、前記原料金属よりも融点が高い金属材料を用いて形成されている、請求項1又は2に記載のガスアトマイズ装置。
【請求項6】
前記原料金属はアルミニウムを重量比で99.9%以上含んでおり、
前記第1部材は銅を重量比で10%以上含んでいる銅合金又は銅を重量比で99.999%以上含んでいる純銅である、請求項5に記載のガスアトマイズ装置。
【請求項7】
前記第2部材は、セラミック材料を用いて形成されている、請求項1又は2に記載のガスアトマイズ装置。
【請求項8】
前記第2部材の熱伝導率は、0.05W/(m・K)以上0.4W/(m・K)以下である、
請求項1又は2に記載のガスアトマイズ装置。
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
本発明は、ガスアトマイズ装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
金属粉末の製造において、放出部材から溶融した金属を流下させ、流下途中の溶融した金属にガスノズルから不活性ガスを噴射して、溶融した金属を急冷粉状化し金属粉末を製造する、ガスアトマイズ法が知られている。特に、微粉末の製造においては、放出部材とガスノズルが一体構造となり、放出部材先端に負圧状態を発生させることで溶融した金属を吸引する「コンファインド型」のガスアトマイズ法が好適に用いられている。
【0003】
特許文献1には、溶湯ノズル本体が20~80重量%の窒化ケイ素又は二ホウ化ジルコニウムを含み、残部が窒化ホウ素である複合セラミックス焼結体からなるコンファインド型のガスアトマイズ装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-69512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したコンファインド型のガスアトマイズ法においては、噴射された不活性ガスが急激に膨張することにより温度低下することがある。この場合、放出部材の先端が温度低下した不活性ガスにより冷却され、これにより、放出部材の先端で金属が固化して詰まってしまう可能性がある。本発明の目的の一例は、放出部材の先端の冷却を抑制できるガスアトマイズ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下に示すガスアトマイズ装置が提供される。
[1]
溶融した原料金属を収容するとともに底部に第1開口を有する容器と、
前記第1開口に接続し、前記原料金属を外部に出す放出口を有する放出部材と、
前記放出部材と前記容器の間に位置していて前記第1開口と重なる貫通部を有する接続部材と、
を備え、
前記接続部材は、前記熱伝導率が50W/(m・K)以上の材料を用いて形成された第1部材、及び前記第1部材の少なくとも内周面を覆う第2部材を有する、ガスアトマイズ装置。
[2]
前記第2部材は、少なくとも前記第1部材の内周面、上面、及び下面を被覆している、
[1]に記載のガスアトマイズ装置。
[3]
前記接続部材は、上面からの平面視において厚さが5mm以上20mm以下であり、内周面側の前記第2部材の厚さは1.0mm以上3.0mm以下である、
[1]又は[2]に記載のガスアトマイズ装置。
[4]
前記接続部材は、断面視において高さが2.0mm以上4.0mm以下であり、上面側の第2部材の厚さは0.1mm以上1.0mm以下である、
[1]乃至[3]のいずれかに記載のガスアトマイズ装置。
[5]
前記第1部材は、前記原料金属よりも融点が高い金属材料を用いて形成されている、
[1]乃至[4]のいずれかに記載のガスアトマイズ装置。
[6]
前記原料金属はアルミニウムを重量比で99.9%以上含んでおり、
前記第1部材は銅を重量比で10%以上含んでいる銅合金又は銅を重量比で99.999%以上含んでいる純銅である、
[5]に記載のガスアトマイズ装置。
[7]
前記第2部材は、セラミック材料を用いて形成されている、
[1]乃至[6]のいずれかに記載のガスアトマイズ装置。
[8]
前記第2部材の熱伝導率は、0.05W/(m・K)以上0.4W/(m・K)以下である、
[1]乃至[7]のいずれかに記載のガスアトマイズ装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、放出部材の先端の冷却を抑制できるガスアトマイズ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るガスアトマイズ装置の一例を示す図である。
放出部材の形状の一例を示す図である。
接続部材の形状の一例を示す図である。
接続部材と、容器及び放出部材との接触面の断面の拡大図である。
ガス流路部の断面図である。
ガス流路部と放出部材との接触部の断面の拡大図である。
ガス流路調整部全体の断面図である。
固定部の斜視図である。
移動部材の拡大図である。
ガス流路の調整の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、全ての図面において、同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0010】
図1に本実施形態に係るガスアトマイズ装置10の一例を示す。図1に示すように、本実施形態に係るガスアトマイズ装置10は、容器100、放出部材200、接続部材300、ガス流路部400、及びガス流路調整部500を有する。そして、放出部材200の先端部、ガス流路部400、及びガス流路調整部500によって、ガス流路が形成される。
(【0011】以降は省略されています)
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