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公開番号
2025065762
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175184
出願日
2023-10-10
発明の名称
射出成形機、および射出成形機の異常検出方法
出願人
株式会社日本製鋼所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B29C
45/76 20060101AFI20250415BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】成形品の生産性の低下を抑制しつつ、駆動装置の異常を検出することである。
【解決手段】射出成形機100は、第1駆動装置の異常検出するための物理量を取得するための第1取得処理を、フラッシング処理の期間中に実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂を収容するシリンダと、
前記シリンダ内に配置されているスクリュと、
前記スクリュを駆動する第1駆動装置と、
前記第1駆動装置の第1物理量を検出する第1センサと、
前記シリンダ内に残存している残存樹脂を除去するためのフラッシング処理を、前記第1駆動装置を制御して前記スクリュを駆動することにより実行する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記第1駆動装置を制御して前記スクリュを駆動している期間中に前記第1センサにより検出された前記第1物理量を取得する第1取得処理を実行し、
前記制御装置は、前記第1取得処理により取得された前記第1物理量に基づいて、前記第1駆動装置の異常を検出し、
前記制御装置は、前記フラッシング処理の期間中に前記第1取得処理を実行する、射出成形機。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記フラッシング処理は、
前記シリンダに新たな樹脂を導入せずに前記残存樹脂を除去するための第1フラッシング処理と、
前記シリンダに新たな樹脂を導入して前記残存樹脂を除去するための第2フラッシング処理とを含み、
前記制御装置は、前記第1フラッシング処理の実行後に、前記第1取得処理および前記第2フラッシング処理を実行する、請求項1に記載の射出成形機。
【請求項3】
前記射出成形機は、前記第2フラッシング処理の実行後、前記新たな樹脂を用いて成形品を生成し、
前記制御装置は、前記第1フラッシング処理の実行後であり前記第2フラッシング処理の実行前に、前記第1取得処理を実行する、請求項2に記載の射出成形機。
【請求項4】
前記第1フラッシング処理は、
前記スクリュの進行方向における移動量が最大量ではない場合には、前記スクリュの移動量が前記最大量となるように前記スクリュを駆動する処理であり、
前記移動量が前記最大量である場合には、何ら処理を実行しない処理である、請求項2または請求項3に記載の射出成形機。
【請求項5】
前記射出成形機は、さらに、
前記スクリュとは異なる所定部材と、
前記所定部材を駆動する第2駆動装置と、
前記第2駆動装置の第2物理量を検出する第2センサとを備え、
前記制御装置は、前記第2駆動装置を制御して前記所定部材を駆動している期間中に前記第2センサにより検出された前記第2物理量を取得する第2取得処理を実行し、
前記制御装置は、前記第2取得処理により取得された前記第2物理量に基づいて、前記第2駆動装置の異常を検出する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の射出成形機。
【請求項6】
前記制御装置は、前記第1取得処理および前記第2取得処理を交互に規定回数実行する、請求項5に記載の射出成形機。
【請求項7】
前記制御装置は、前記第1取得処理を規定回数実行し、かつ、前記第2取得処理を規定回数実行する、請求項5に記載の射出成形機。
【請求項8】
前記制御装置は、
所定条件が成立したときに、前記フラッシング処理の期間中に前記第2取得処理を実行せずに前記第1取得処理を実行し、
次の所定条件が成立したときに、前記フラッシング処理の期間中に前記第1取得処理を実行せずに前記第2取得処理を実行する、請求項5に記載の射出成形機。
【請求項9】
前記制御装置は、
所定条件が成立したときに、前記フラッシング処理の期間中に前記第1取得処理を実行し、
前記フラッシング処理の期間中に前記第1取得処理を実行したときから所定期間が経過するまでは、前記所定条件が成立したときには、前記第1取得処理を実行せずに前記フラッシング処理を実行し、
前記フラッシング処理の期間中に前記第1取得処理を実行したときから前記所定期間が経過した以降、前記所定条件が成立したときには、前記フラッシング処理の期間中に前記第1取得処理を実行する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の射出成形機。
【請求項10】
前記射出成形機は、前記第1取得処理および前記第1駆動装置の異常を検出する処理を前記フラッシング処理の期間中に実行する場合に、該期間の終了タイミングを表示するディスプレイをさらに備える、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の射出成形機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、射出成形機、および射出成形機の異常検出方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2021-74917号公報(特許文献1)には、ボールねじを備える射出成形機が開示されている。この射出成形機は、ボールねじの振動強度に対して周波数解析を行うことにより、該ボールねじの異常を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-74917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の射出成形機においては、駆動装置(たとえば、上述のボールねじ)の物理量(たとえば、上述の振動強度)を取得するために、該駆動装置を制御する。しかしながら、上述の射出成形機においては、駆動装置を制御するタイミングについては、鑑みられていなかった。したがって、上述の射出成形機においては、成形品の生産を一旦停止して、駆動装置を制御することから、成形品の生産性が低下するという問題が生じ得る。また、射出成形機は、駆動装置の異常検出処理自体を怠ってしまう問題も生じ得る。
【0005】
この発明はこのような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、成形品の生産性の低下を抑制しつつ、駆動装置の異常検出処理を怠ることなく実行することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示による射出成形機および射出成形機の異常検出方法は、第1駆動装置を制御してスクリュを駆動している期間中に第1センサにより検出された第1物理量を取得する第1取得処理を実行する。また、本開示による射出成形機および射出成形機の異常検出方法は、第1取得処理により取得された第1物理量に基づいて、第1駆動装置の異常を検出する。そして、本開示による射出成形機および射出成形機の異常検出方法は、フラッシング処理の期間中に第1取得処理を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、成形品の生産性の低下を抑制しつつ、駆動装置の異常検出処理を怠ることなく実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
射出成形機の構成を説明するための図である。
作動装置の詳細構成を示す図である。
制御装置の機能ブロック図である。
制御装置の制御の流れを示すフローチャートである。
第1フラッシング処理の流れを示すフローチャートである。
取得処理の流れを示すフローチャートである。
第2フラッシング処理の流れを示すフローチャートである。
別の実施形態の取得処理の流れを示すフローチャートである。
別の実施形態の取得処理の流れを示すフローチャートである。
ディスプレイ132の表示例を示す図である。
別の実施形態の射出成形機100の処理の時系列の一例を示す図である。
別の実施形態の射出成形機100の処理の時系列の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0010】
<第1実施形態>
[射出成形機の構成]
図1は、射出成形機100の構成を説明するための図である。なお、説明の便宜上、図1において射出成形機100が配置される床面をXY平面とし、該床面に垂直な方向をZ軸方向とする。Z軸の正方向を上面側または上方、負方向を下面側または下方と称する場合がある。なお、射出成形機100は、横型の射出成形機として示されているが、横型に限られず、竪型の射出成形機であってもよい。なお、X軸方向は、後述のシリンダ122の延伸方向とされる。
(【0011】以降は省略されています)
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