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公開番号
2025064737
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174697
出願日
2023-10-06
発明の名称
細胞処理装置および細胞処理システム
出願人
キヤノン株式会社
,
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250410BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】コストを低減することである。
【解決手段】本実施形態に係る細胞処理装置は、搬送部と、送液制御部と、接続制御部とを含む。搬送部は、複数の接続ポートを有するカートリッジを移動可能である。送液制御部は、前記複数の接続ポートのうちの少なくとも1つと接続され、前記カートリッジ内の液体の送液を制御する。接続制御部は、前記送液制御部と前記カートリッジとを接続する場合、前記送液制御部と前記カートリッジとの少なくとも一方を移動させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の接続ポートを有するカートリッジを移動可能な搬送部と、
前記複数の接続ポートのうちの少なくとも1つと接続され、前記カートリッジ内の液体の送液を制御する送液制御部と、
前記送液制御部と前記カートリッジとを接続する場合、前記送液制御部と前記カートリッジとの少なくとも一方を移動させる接続制御部と、
を具備する、細胞処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記送液制御部は、前記接続ポートに接続される部分であって移動可能な送液パッドを含み、
前記細胞処理装置は、
前記カートリッジ内に配置される前記液体の流路の切り替えのために前記カートリッジに配置される複数のバルブを開閉するバルブ開閉部をさらに具備する、請求項1に記載の細胞処理装置。
【請求項3】
前記接続制御部は、前記送液パッドが前記接続ポートに接続された接続箇所に応じて、前記複数のバルブのうちの前記流路の切り替えに必要な1以上の対象バルブと前記バルブ開閉部とが対向するように、前記送液制御部と前記カートリッジとの少なくとも一方を移動させる、請求項2に記載の細胞処理装置。
【請求項4】
前記バルブ開閉部は、固定配置される、請求項2に記載の細胞処理装置。
【請求項5】
前記接続ポート間の最小間隔は、前記バルブ間の最小間隔の整数倍である、請求項2に記載の細胞処理装置。
【請求項6】
前記送液パッドの最大移動距離は、前記カートリッジに配置される前記複数の接続ポートの最大配列長よりも短い、請求項2に記載の細胞処理装置。
【請求項7】
前記送液制御部は、吸引および圧送方式により前記送液を実行する、請求項1に記載の細胞処理装置。
【請求項8】
長手方向に沿って一列に配置される複数の接続ポートを有するカートリッジと、
前記カートリッジを移動可能な搬送部と、
前記複数の接続ポートのうちの少なくとも1つと接続され、前記カートリッジ内の液体の送液を制御する送液制御部と、
前記送液制御部と前記カートリッジとを接続する場合、前記送液制御部と前記カートリッジとの少なくとも一方を移動させる接続制御部と、
を具備する、細胞処理システム。
【請求項9】
前記カートリッジは、前記カートリッジ内に配置される前記液体の流路を切り替える複数のバルブを含み、
前記複数のバルブは、前記カートリッジをグリッドに分割した場合の前記グリッドの交点に対応する位置にある前記流路上に配置される、請求項8に記載の細胞処理システム。
【請求項10】
一端が前記複数の接続ポートそれぞれと接続された、前記複数の接続ポートと同数の配管であって、前記配管の他端が集約されて配置されるマニフォールドをさらに具備し、
前記送液制御部は、前記配管の他端のうちの少なくとも1つと接続される部分であり、移動可能な送液パッドを含む、請求項8に記載の細胞処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、細胞処理装置および細胞処理システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
再生医療の進展に伴い、高品質で安価に細胞を製造するため細胞加工および培養プロセスを自動化したいというニーズがある。細胞加工および培養プロセスを自動化する場合、培地交換などを自動で行えるように配管で流路を形成することが想定される。この場合、予想外の圧力などで配管が外れるなど送液中の液漏れの危険性を考慮し、安全キャビネットやBSL-2に対応した追加設備を用意することが望ましいが、高価である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-38339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような追加設備の設置の必要がない方法としては、配管を二重構造としたディスポーザル型のカートリッジにより、プロセスを自動化する方法が考えられる。カートリッジを用いたプロセスの自動化の場合、送液工程の数に合わせて送液を駆動するユニットを装置側に設けるとすると、コスト増となり、安価に細胞を製造することができないという問題がある。
本明細書および図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、コストを低減することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態に係る細胞処理装置は、搬送部と、送液制御部と、接続制御部とを含む。搬送部は、複数の接続ポートを有するカートリッジを移動可能である。送液制御部は、前記複数の接続ポートのうちの少なくとも1つと接続され、前記カートリッジ内の液体の送液を制御する。接続制御部は、前記送液制御部と前記カートリッジとを接続する場合、前記送液制御部と前記カートリッジとの少なくとも一方を移動させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本実施形態に係る細胞処理システムを示すブロック図である。
図2は、本実施形態に係る細胞処理システムの構成例を示す図である。
図3は、本実施形態に係るカートリッジの内部構造の一例を示す図である。
図4は、図3のA-A’断面で切断した場合のカートリッジの断面図である。
図5は、接続ポートの配置例を示すカートリッジの上面図である。
図6は、接続ポート間の間隔とバルブの配置との関係性を示す図である。
図7は、カートリッジに配置されたバルブ位置の一例を示す図である。
図8は、バルブ開閉機構の配置の一例を示す図である。
図9は、バルブ開閉制御時におけるカートリッジのバルブ位置とバルブ開閉機構との第1の位置関係を示す図である。
図10は、バルブ開閉制御時におけるカートリッジのバルブ位置とバルブ開閉機構との第2の位置関係を示す図である。
図11は、細胞処理装置の送液制御処理を示すフローチャートである。
図12は、図11のステップSA1の移動処理に相当する構成図である。
図13は、図11のステップSA1の接続処理に相当する構成図である。
図14は、図11のステップSA2のバルブ開閉処理およびステップSA3の吸引処理に相当する構成図である。
図15は、図11のステップSA4のバルブ開閉処理およびステップSA5の圧送処理に相当する構成図である。
図16は、バルブが開状態である場合の磁石式バルブの一例を示す図である。
図17は、バルブが閉状態である場合の磁石式バルブの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る細胞処理装置および細胞処理システムについて説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行なうものとして、重複する説明を適宜省略する。
【0008】
本実施形態に係る細胞処理システムについて図1のブロック図を参照して説明する。
本実施形態に係る細胞処理システム1は、細胞処理装置3と、カートリッジ20とを含む。細胞処理装置3は、制御装置10と、送液機構11と、搬送機構12と、バルブ開閉機構13とを含み、制御信号線14でそれぞれ接続される。
【0009】
制御装置10は、例えばプロセッサなどの処理回路であり、送液制御機能101と、バルブ制御機能102と、接続制御機能103とを含む。送液機構11は、送液パッド111を含む。なお、送液制御機能101と送液パッド111とを合わせて送液制御部とも呼ぶ。
【0010】
送液制御機能101は、送液機構11を介して、カートリッジ20内の培養液、血液などの液体の送液を制御する。
バルブ制御機能102は、バルブ開閉機構13を介して、カートリッジ20に配置される複数のバルブの開閉を制御する。
接続制御機能103は、送液制御部とカートリッジとを接続する場合、送液制御部とカートリッジ20との少なくとも一方を移動させるように制御する。
(【0011】以降は省略されています)
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