TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025064691
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174627
出願日2023-10-06
発明の名称撮像装置及びその制御方法、撮像システム、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/63 20230101AFI20250410BHJP(電気通信技術)
要約【課題】医療情報を表示する際に、医療情報の一部の情報を、不特定の者から不用意に見えることの無いように表示することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像部と、撮像部から取得される映像のライブビューを表示する表示部および電子ビューファインダと、を備える撮像装置は、ライブビューと共に医療情報を表示部または電子ビューファインダに表示するように制御する。撮像装置は、医療情報に含まれる情報のうち、第一の種別の情報は、電子ビューファインダに表示し表示部には表示しないよう制御する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
撮像部と、前記撮像部から取得される映像のライブビューを表示する表示部および電子ビューファインダと、を備える撮像装置であって、
ライブビューと共に医療情報を前記表示部、または、前記電子ビューファインダに表示するように制御する表示制御手段を有し、
前記表示制御手段は、前記医療情報に含まれる情報のうち、第一の種別の情報は、前記電子ビューファインダに表示し前記表示部には表示しないよう制御する、ことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記表示制御手段は、前記医療情報に含まれる情報のうち、前記第一の種別とは異なる第二の種別の情報は、前記表示部に表示するよう制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
特定の患者の医療情報を患者ごとの医療情報を管理する外部システムから受信する受信手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記受信された医療情報を前記表示部、または、前記電子ビューファインダに表示するように制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記外部システムにおいて、医療情報に含まれる情報の前記第一の種別と前記第二の種別への分類は、患者ごとに設定されている、ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
医療情報に含まれる情報の前記第一の種別と前記第二の種別への分類は、医療情報を要求するユーザまたは撮像装置ごとに設定されており、
前記受信手段が受信する医療情報に含まれる情報は、該医療情報を要求するユーザまたは撮像装置に対して設定された分類に従って分類されている、ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記表示部に前記第二の種別の情報のみを表示し、前記電子ビューファインダに前記第一の種別の情報と前記第二の種別の情報とを表示するように制御する、ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第一の種別の情報を表示する必要が無いことが設定されている場合、前記表示制御手段は、前記電子ビューファインダに前記第二の種別の情報を表示し、前記第一の種別の情報を表示しない、ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第一の種別の情報を表示する必要の有無は、接続された外部システムからの通知に基づいて設定される、または、特定のユーザインターフェースを介したユーザ操作により設定される、ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記表示制御手段は、第一の条件が満たされたことに応じて、前記電子ビューファインダへの前記第一の種別の情報の表示を実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記第一の条件が満たされることは、
所定のユーザ操作が検知されること、
前記電子ビューファインダへの接眼状態が検知されること、
前記電子ビューファインダへの接眼状態が所定の時間以上継続していること、
前記電子ビューファインダへの接眼状態が検知され、且つ所定のユーザ操作が検知されること、
前記電子ビューファインダへの接眼状態が所定の時間以上継続しており、且つ所定のユーザ操作が検知されること、
のうちのいずれかである、ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置及びその制御方法、撮像システム、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、医療現場で医師や看護師等が患者の患部等を撮影することがある。一般に、撮影された画像を患者情報などの医療情報と関連付ける関連付け作業は手動で行われており、撮影を行った医師や看護師等は、端末に表示させた医療情報を確認しながら関連付け作業を行う。端末への医療情報の表示に関しては、第三者に提示したくない情報など、医療情報が不適切に表示されないように表示を制御するシステムが提案されている。例えば、特許文献1では、医療情報を患者に表示するときは、該当する医療情報を端末に表示し、患者以外である場合は、出力先に応じて表示される医療情報と表示させない医療情報を識別して表示するシステムが開示されている。また、特許文献2では、閲覧者に応じて、情報の表示、非表示を切り替えるシステムが開示されている。特許文献2によれば、ユーザ1の電子カルテ閲覧要求に応じて、ユーザ2がユーザ1による閲覧可能な情報を設定し、その情報に応じてユーザ1に電子カルテの内容が提示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6124575号明細書
特開2019-045971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連付け作業により患部等の写真に誤った医療情報を関連付けてしまうと、様々な不具合が生じる可能性がある。そのため、撮像装置の表示パネルにライブビューとともに医療情報を表示し、医師がこれを確認しながら患者の患部等を撮影し、医療情報をと患部等の写真を関連付けて保存したいという要望がある。しかし、表示される医療情報には、医師にとって必要であっても患者や第三者には見せたくない情報も存在する。一般に表示パネルは撮像装置の背面部に設けられており、患部を撮影するために患者の目の前で用いられる撮像装置の表示パネルに全ての医療情報を表示してしまうと、患者に見せたくない情報が患者に見られてしまう可能性がある。また、特許文献1、特許文献2に開示された技術では、患者や医師などの出力先の種別に応じて表示内容を変えることはできても、1つの出力先において医師には見せて患者には見せないように医療情報を表示することは考慮されていない。
【0005】
本発明は、撮像装置に医療情報を表示する際に、医療情報の一部の情報を、不特定の者から容易に見えてしまうことの無いように表示することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による撮像装置は、
撮像部と、前記撮像部から取得される映像のライブビューを表示する表示部および電子ビューファインダと、を備える撮像装置であって、
ライブビューと共に医療情報を前記表示部、または、前記電子ビューファインダに表示するように制御する表示制御手段を有し、
前記表示制御手段は、前記医療情報に含まれる情報のうち、第一の種別の情報は、前記電子ビューファインダに表示し前記表示部には表示しないよう制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、撮像装置における医療情報の表示において、医療情報の一部の情報を、不特定の者から容易に見えてしまうことの無いように表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第一実施形態によるデジタルカメラの外観を示す図。
第一実施形態によるデジタルカメラのハードウェア構成例を示すブロック図。
第一実施形態による医療情報の表示処理を説明するフローチャート。
パネルと電子ビューファインダの表示の違いを説明する図。
医療情報が多い場合の電子ビューファインダの表示切り替えを説明する図。
第二実施形態による医療情報の表示処理を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第一実施形態>
第一実施形態において、医療情報をカメラに表示する際、表示に注意を要する情報がある場合はパネルと電子ビューファインダ(EVF)で異なる医療情報を表示する撮像装置の構成について図1、図2を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
音声による制御装置
1か月前
個人
防犯AIプラグイン
16日前
個人
コメント配信システム
1か月前
個人
テレビ会議拡張システム
11日前
個人
電気音響変換装置
26日前
株式会社SEtech
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
日本放送協会
無線通信装置
16日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
6日前
個人
無線中継赤外線コピーリモコン
13日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
17日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
1か月前
TOA株式会社
音響システム
12日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
23日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
3日前
BoCo株式会社
骨伝導聴音装置
1か月前
船井電機株式会社
表示装置
1か月前
株式会社ユピテル
撮像装置等
11日前
株式会社ニコン
カメラボディ
3日前
理想科学工業株式会社
連絡システム
11日前
株式会社ニコン
撮像装置
11日前
シャープ株式会社
頭部装着装置
1か月前
個人
海洋のセキュリティーと可視化システム
1か月前
17LIVE株式会社
サーバ及び方法
4日前
キヤノン株式会社
冷却装置と電子機器
12日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
株式会社国際電気
カメラシステム
25日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
株式会社JVCケンウッド
映像記録装置
12日前
株式会社国際電気
通信局及び通信システム
26日前
ニッタン株式会社
引率支援システム
11日前
日本放送協会
音場再現装置及びプログラム
1か月前
株式会社国際電気
無線通信システム
16日前
株式会社エヌエスイー
スピーカーシステム
1か月前
アズビル株式会社
超音波トランスデューサ
1か月前
株式会社JVCケンウッド
撮影画像処理装置
13日前
続きを見る