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公開番号
2025064538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174388
出願日
2023-10-06
発明の名称
センサの自動補正システム及び補正方法
出願人
株式会社チノー
代理人
個人
,
個人
主分類
G08C
25/00 20060101AFI20250410BHJP(信号)
要約
【課題】マスター機を必要とせずにセンサの指示ズレを軽減する。
【解決手段】センサの自動補正システムは、複数のセンサS(S1~S12)の無線の通信ネットワークで構成され、センサSそれぞれを中心とする通信可能領域内に同じグループに属する他のセンサSが少なくとも一つ以上配置され、所定時間ごとの少なくとも一日分の測定値から最低値を算出する最低値算出手段7bと、通信可能領域内で同じグループに属する他のセンサSから受信した測定値を用いた中央値と最低値算出手段7bにて算出された最低値との差分に基づいて補正値を算出する補正値算出手段7cと、補正値を最低値に加算または減算して最低値を補正するとともに、補正値分だけシフトして検量線を補正する補正手段7dと、をセンサS1~S12それぞれが備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のセンサの無線又は有線の通信ネットワークで構成され、前記センサそれぞれを中心とする通信可能領域内に同じグループに属する他のセンサが少なくとも一つ以上配置されるセンサの自動補正システムであって、
所定時間ごとの少なくとも一日分の測定値から最低値を算出する最低値算出手段と、
前記通信可能領域内で同じグループに属する他のセンサから受信した測定値を用いた中央値と前記最低値算出手段にて算出された最低値との差分に基づいて補正値を算出する補正値算出手段と、
前記補正値を前記最低値に加算または減算して前記最低値を補正するとともに、前記補正値分だけシフトして検量線を補正する補正手段と、
を前記センサそれぞれが備えたことを特徴とするセンサの自動補正システム。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記測定値が予め設定される補正範囲の値であることを特徴とする請求項1に記載のセンサの自動補正システム。
【請求項3】
複数のセンサの無線又は有線の通信ネットワークで構成され、前記センサそれぞれを中心とする通信可能領域内に同じグループに属する他のセンサが少なくとも一つ以上配置されるセンサの自動補正システムの補正方法であって、
前記センサそれぞれが実行する処理のステップとして、
所定時間ごとの少なくとも一日分の測定値から最低値を算出するステップと、
前記通信可能領域内で同じグループに属する他のセンサから受信した測定値を用いた中央値と前記最低値との差分に基づいて補正値を算出するステップと、
前記補正値を前記最低値に加算または減算して前記最低値を補正するとともに、前記補正値分だけシフトして検量線を補正するステップと、
を含むことを特徴とするセンサの自動補正システムの補正方法。
【請求項4】
前記測定値が予め設定される補正範囲の値であることを特徴とする請求項3に記載のセンサの自動補正システムの補正方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雰囲気中の物理量(例えばCO
2
などのガス濃度、温度、湿度など)を検出するセンサ(例えばガスセンサ、温度センサ、湿度センサなど)の自動補正システム及び補正方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ガス濃度測定方式として、下記特許文献1に開示されるものが知られている。特許文献1のガス濃度測定方式は、親機と複数の子機が相互無線通信ネットワークシステムを構成しており、親機のガスセンサが検出したガス濃度データをグループ識別子の子機に送受信手段を介して発信するように構成されている。また、親機から直接には通信が不可能な遠距離に位置する子機に対しては、親器から受信した子機を中継器として他の子機に伝送することによりグループを構成している全部の子機に親機のガス濃度データを転送している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-293906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のガス濃度測定方式では、親機と子機とを関連付けて親機のガス濃度データを子機に送信するため、親機や子機をネットワークに登録する手間がかかるという問題があった。また、マスター機である親機のガス濃度データを全ての子機に転送する方式なので、経年変化に伴って親機のガス濃度データに指示ズレが生じた場合、この指示ズレが生じたガス濃度データがそのまま全ての子機に転送されてしまうため、マスター機である親機のガスセンサを定期的に補正する必要があった。
【0005】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、マスター機を必要とせずにセンサの指示ズレを軽減することができるセンサの自動補正システム及び補正方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載されたセンサの自動補正システムは、複数のセンサの無線又は有線の通信ネットワークで構成され、前記センサそれぞれを中心とする通信可能領域内に同じグループに属する他のセンサが少なくとも一つ以上配置されるセンサの自動補正システムであって、
所定時間ごとの少なくとも一日分の測定値から最低値を算出する最低値算出手段と、
前記通信可能領域内で同じグループに属する他のセンサから受信した測定値を用いた中央値と前記最低値算出手段にて算出された最低値との差分に基づいて補正値を算出する補正値算出手段と、
前記補正値を前記最低値に加算または減算して前記最低値を補正するとともに、前記補正値分だけシフトして検量線を補正する補正手段と、
を前記センサそれぞれが備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項2に記載されたセンサの自動補正システムは、請求項1のセンサの自動補正システムにおいて、
前記測定値が予め設定される補正範囲の値であることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項3に記載されたセンサの自動補正システムの補正方法は、複数のセンサの無線又は有線の通信ネットワークで構成され、前記センサそれぞれを中心とする通信可能領域内に同じグループに属する他のセンサが少なくとも一つ以上配置されるセンサの自動補正システムの補正方法であって、
前記センサそれぞれが実行する処理のステップとして、
所定時間ごとの少なくとも一日分の測定値から最低値を算出するステップと、
前記通信可能領域内で同じグループに属する他のセンサから受信した測定値を用いた中央値と前記最低値との差分に基づいて補正値を算出するステップと、
前記補正値を前記最低値に加算または減算して前記最低値を補正するとともに、前記補正値分だけシフトして検量線を補正するステップと、
を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項4に記載されたセンサの自動補正システムの補正方法は、請求項3のセンサの自動補正システムの補正方法において、
前記測定値が予め設定される補正範囲の値であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数のセンサそれぞれを中心とする通信可能領域内において、同じグループに属するセンサ間で相互に交換されるデータを用いて最低値(初期値)を補正することにより、マスター機を必要とせずに各センサの指示ズレを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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