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公開番号
2025064454
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174234
出願日
2023-10-06
発明の名称
ジェランガム含有飲料
出願人
アサヒ飲料株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
2/00 20060101AFI20250410BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】ジェランガムを含む飲料において、後味のキレを改善することができる新規な技術を提供する。
【解決手段】 その含有量が0.5g/L以下であるジェランガムと、その含有量が0.01~100ppmであるヘキサナール及び/又はその含有量が0.01~100ppmであるD-リモネンとを含む、飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
その含有量が0.5g/L以下であるジェランガムと、
その含有量が0.01~100ppmであるヘキサナール及び/又はその含有量が0.01~100ppmであるD-リモネンとを含む、飲料。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
ジェランガムとしてネイティブジェランガムを含有する、請求項1に記載の飲料。
【請求項3】
不溶性固形物をさらに含有する、請求項1または2に記載の飲料。
【請求項4】
クエン酸酸度が、0.35g/100ml以上である、請求項1または2に記載の飲料。
【請求項5】
クエン酸酸度が、0.35g/100ml以上である、請求項3に記載の飲料。
【請求項6】
その含有量が0.5g/L以下であるジェランガムを含む飲料において、ヘキサナールを0.01~100ppm含有させること、及び/又はD-リモネンを0.01~100ppm含有させることを含む、前記飲料の後味のキレを改善する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はジェランガムを含む飲料に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
飲料に含有し得る成分の一つとしてジェランガムが知られている。ジェランガムは、例えば、飲料に含まれる不溶性固形物の分散安定性を改善して輸送中あるいは保存中に不溶性固形物が沈殿するのを抑制するために添加される(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-325506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ジェランガムを含む飲料において、後味のキレを改善することができる新規な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、ジェランガムを含む飲料において、飲んだ後に口の中で粘性を感じる場合があることに着目した(該感覚は、もったり感とも表現される)。
鋭意研究の結果、本発明者は、ジェランガムを含む飲料においてヘキサナール、及び/又はD-リモネンを所定の含有量で含有させることで、後味のキレを改善できることを見出した。
本明細書において、後味のキレとは、もったり感とも称される上記の粘性の程度に関し、後味のキレの改善(後味のキレが良くなった)とは、感じられる上記の粘性が低減されたことを意味する。
【0006】
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]
その含有量が0.5g/L以下であるジェランガムと、
その含有量が0.01~100ppmであるヘキサナール及び/又はその含有量が0.01~100ppmであるD-リモネンとを含む、飲料。
[2]
ジェランガムとしてネイティブジェランガムを含有する、[1]に記載の飲料。
[3]
不溶性固形物をさらに含有する、[1]または[2]に記載の飲料。
[4]
クエン酸酸度が、0.35g/100ml以上である、[1]から[3]のいずれか一つに記載の飲料。
[5]
その含有量が0.5g/L以下であるジェランガムを含む飲料において、ヘキサナールを0.01~100ppm含有させること、及び/又はD-リモネンを0.01~100ppm含有させることを含む、前記飲料の後味のキレを改善する方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ジェランガムを含む飲料において、後味のキレを改善することができる新規な技術を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の1つの実施形態について、詳細に説明する。本実施形態の飲料はジェランガムと、ヘキサナールおよびD-リモネンのうち少なくともいずれか一方とを含有する。
【0009】
ジェランガム(gellan gum)は、スフィンゴモナス・エロデア(Sphingomonas elodea)などの微生物によって産生され、グルコース2分子、グルクロン酸1分子およびラムノース1分子を繰り返し単位として有する高分子多糖類である。ジェランガムには、脱アシル化工程を経て調製されたもの(脱アシルジェランガム)と該脱アシル化工程を経ないで調製されたもの(ネイティブジェランガム)とがある。本実施形態の飲料はいずれのジェランガムを含有してもよく、好ましくはネイティブジェランガムを含有する。
本実施形態の飲料において、ジェランガムの含有量は、例えば0.5g/L以下とすることができる。本実施形態の飲料におけるジェランガム含有量の下限値は特に限定されず当業者が適宜設定できるが、例えば0.01g/L、好ましくは0.05g/Lである。
【0010】
ヘキサナール (Hexanal)は鎖状脂肪族アルデヒドの化合物の一つであり、ヘキシルアルデヒドやカプロンアルデヒドとも称される。
本実施形態の飲料においてヘキサナールを含有する場合、その含有量は0.01~100ppmとすることができる。後味のキレをより改善する観点から、ヘキサナール含有量の下限値は0.05ppmが好ましい。また、後味のキレをより改善する観点から、ヘキサナール含有量の上限値は50ppmが好ましく、より好ましくは10ppm、さらにより好ましくは1ppmである。
(【0011】以降は省略されています)
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