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公開番号2025064135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173647
出願日2023-10-05
発明の名称駆動装置、及び車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62M 7/12 20060101AFI20250410BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】減速機構等の変速機構を収容するギアケースを容易に取り外し可能にすること。
【解決手段】駆動装置(16)は、モータ(12)を収容するモータ収容室(46)を有するモータケース(42)と、前記モータケース(42)に隣接し、前記モータ(12)の変速機構を収容する変速機構収容室(47)を有するギアケース(43)と、前記モータケース(42)と前記ギアケース(43)とを締結する複数の締結部(61,62)と、を備え、前記複数の締結部(61,62)は、両ケース(42,43)の並び方向で前記モータ(12)と重なる領域に設けられる第1締結部(61)を有し、前記第1締結部(61)は、前記ギアケース(43)側から前記モータケース(42)に締結可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
モータ(12)を収容するモータ収容室(46)を有するモータケース(42)と、
前記モータケース(42)に隣接し、前記モータ(12)の変速機構を収容する変速機構収容室(47)を有するギアケース(43)と、
前記モータケース(42)と前記ギアケース(43)とを締結する複数の締結部(61,62)と、を備え、
前記複数の締結部(61,62)は、両ケース(42,43)の並び方向で前記モータ(12)と重なる領域に設けられる第1締結部(61)を有し、前記第1締結部(61)は、前記ギアケース(43)側から前記モータケース(42)に締結可能である
駆動装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記複数の締結部(61,62)は、前記第1締結部(61)と、前記モータケース(42)側から前記ギアケース(43)に締結可能な第2締結部(62)とによって構成される
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記モータケース(42)の後端は、前記ギアケース(43)の後端よりも前側に位置し、
前記第1締結部(61)は、前記第2締結部(62)よりも前側に位置する
請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記第1締結部(61)の締結部材(61t)は、前記ギアケース(43)を通って、一端が前記モータケース(42)に固定可能となるスタッドボルト(61a)と、前記スタッドボルト(61a)の他端に螺合されるナット(61b)と、を有する
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記第2締結部(62)の締結部材(62t)は、一端に雄ねじ部を有し、他端に大径の頭部を有するボルトである
請求項4に記載の駆動装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の駆動装置(16)と、
前記駆動装置(16)と車幅方向に並んで配置され、前記駆動装置(16)によって駆動される車輪(15)と、を備え、
前記第1締結部(61)は、前記車輪(15)の回転軸(15a)を支持するハブ(15h)とリム(15r)とを接続し、車幅方向の幅が前記車輪(15)の幅よりも短い部分を有するスポーク部(15s)の領域と車幅方向で重なる
車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置、及び車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO

排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動の駆動装置に関する研究開発が行われている。
この種の駆動装置には、モータの減速機構を収容する減速機収容室を有するギアケースと、ギアケースに隣接し、モータを収容するモータ収容室を有するモータケースとを備え、モータケース側からボルトを挿通し、このボルトをギアケースに締結することによって、ギアケースとモータケースとを連結した構成が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1記載の技術では、上記ボルトが、モータと車幅方向に重なる領域に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7076587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電動の駆動装置に関する技術においては、モータケース側からボルトを挿通してギアケースに締結する構造であり、かつ、このボルトがモータと車幅方向に重なる領域に設けられるため、モータを取り外さないとボルトを取り外すことができない。そのため、ギアケースを取り外すには、モータを取り外す必要があり、作業に手間や時間がかかってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、減速機構等の変速機構を収容するギアケースを容易に取り外し可能にすることを目的とする。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
モータを収容するモータ収容室を有するモータケースと、前記モータケースに隣接し、前記モータの変速機構を収容する変速機構収容室を有するギアケースと、前記モータケースと前記ギアケースとを締結する複数の締結部と、を備え、前記複数の締結部は、両ケースの並び方向で前記モータと重なる領域に設けられる第1締結部を有し、前記第1締結部は、前記ギアケース側から前記モータケースに締結可能である駆動装置を提供する。
また、前記駆動装置と、前記駆動装置と車幅方向に並んで配置され、前記駆動装置によって駆動される車輪と、を備え、前記第1締結部は、前記車輪のスポーク部の領域と車幅方向で重なる車両を提供する。
【発明の効果】
【0006】
減速機構等の変速機構を収容するギアケースを容易に取り外し可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
スイングアームの斜視図である。
スイングアームの左側面図である。
スイングアームの右側面図である。
図1のA-A断面におけるスイングアームの断面図である。
図3のB-B断面における減速機構収容室を周辺構成と共に示す図である。
図1のC-C断面におけるスイングアームを周辺構成と共に示す図である。
図3のD-D断面におけるスイングアームの断面図である。
図4のE-E断面における第1締結部を周辺構成と共に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、駆動輪である後輪15を駆動するモータ12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17と、車体フレーム11を覆う車体カバー18と、を備える電動の自動二輪車である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。本実施の形態の鞍乗り型車両10は、低床のステップフロア19、サイドスタンド20a及びセンタースタンド20bを備えるスクータ型の電動二輪車である。
【0010】
車体フレーム11は、車体前部に設けられるヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後下方に延びるダウンフレーム22と、ダウンフレーム22から後方に延びる左右のアンダーフレーム23と、アンダーフレーム23の後端から後上方に延びる左右のリアフレーム24とを備える。
ステップフロア19は、アンダーフレーム23の上方に支持され、シート17に着座する乗員が足を載せる。
(【0011】以降は省略されています)

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