TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025063327
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2025013757,2021180571
出願日
2025-01-30,2021-11-04
発明の名称
スライド式切換弁
出願人
株式会社鷺宮製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16K
11/065 20060101AFI20250408BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】本発明は、想定を超える荷重によって弁体が大きく変位しようとしても、変形規制部によって付勢部材の変形を所定量以下に抑えることができ、付勢部材に過度な荷重が作用することを防止することができるスライド式切換弁を得ることを目的とする。
【解決手段】スライド式切換弁1は、中空筒状の弁本体2と、一又は複数の弁ポート30、31、32を有する弁座部3と、弁本体2の内部に設けられる弁体4と、弁体4を弁座部3に向かって付勢する付勢部材6と、を備えている。弁体4と弁本体2との間には、弁体4の一部および弁本体2の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて付勢部材6が変形することを規制する変形規制部7が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中空筒状の弁本体と、前記弁本体に設けられた一又は複数の弁ポートを有する弁座部と、前記弁本体の内部にて前記弁座部上を軸線方向にスライド自在に設けられ、前記弁ポートの連通状態を切換える弁体と、前記弁体を前記弁座部に向かって付勢する付勢部材と、を備えたスライド式切換弁であって、
前記弁体と前記弁本体との間には、前記弁体の一部および前記弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて前記付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられ、
前記変形規制部と、前記弁本体の内周面および前記弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定され、
前記弁体は、前記弁座部のシール面に摺接するシール部と、前記シール部と反対側の頂部と、を有し、
前記変形規制部は、前記弁体の前記頂部から前記弁本体の内周面に向かって延びて設けられ、
前記付勢部材は、前記弁体の前記頂部に取り付けられる取付部と、前記取付部から立ち上がる延出部と、前記延出部の先端に設けられて前記弁本体の内周面に接触可能な接触部と、を有し、
前記変形規制部は、前記付勢部材よりも前記弁本体内部における流体の流れ方向の上流側に設けられ、前記付勢部材の前記取付部および前記延出部と前記流体の流れ方向に重なって設けられていることを特徴とするスライド式切換弁。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
中空筒状の弁本体と、前記弁本体に設けられた一又は複数の弁ポートを有する弁座部と、前記弁本体の内部にて前記弁座部上を軸線方向にスライド自在に設けられ、前記弁ポートの連通状態を切換える弁体と、前記弁体を前記弁座部に向かって付勢する付勢部材と、を備えたスライド式切換弁であって、
前記弁体と前記弁本体との間には、前記弁体の一部および前記弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて前記付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられ、
前記変形規制部と、前記弁本体の内周面および前記弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定され、
前記弁本体の内部には、前記弁座部のシール面から立ち上がるとともに前記軸線方向に延び、前記弁体を前記軸線方向に案内するガイド部が設けられており、
前記クリアランスは、前記ガイド部の高さ寸法よりも小さく設定されていることを特徴とするスライド式切換弁。
【請求項3】
中空筒状の弁本体と、前記弁本体に設けられた一又は複数の弁ポートを有する弁座部と、前記弁本体の内部にて前記弁座部上を軸線方向にスライド自在に設けられ、前記弁ポートの連通状態を切換える弁体と、前記弁体を前記弁座部に向かって付勢する付勢部材と、を備えたスライド式切換弁であって、
前記弁体と前記弁本体との間には、前記弁体の一部および前記弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて前記付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられ、
前記変形規制部と、前記弁本体の内周面および前記弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定され、
前記弁体は、前記弁座部のシール面に摺接するシール部と、前記シール部と反対側の頂部と、前記頂部と前記シール部との間の側部と、を有し、
前記変形規制部は、前記弁体の幅方向両側部から前記弁本体の内周面に向かって延びて設けられていることを特徴とするスライド式切換弁。
【請求項4】
中空筒状の弁本体と、前記弁本体に設けられた一又は複数の弁ポートを有する弁座部と、前記弁本体の内部にて前記弁座部上を軸線方向にスライド自在に設けられ、前記弁ポートの連通状態を切換える弁体と、前記弁体を前記弁座部に向かって付勢する付勢部材と、を備えたスライド式切換弁であって、
前記弁体と前記弁本体との間には、前記弁体の一部および前記弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて前記付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられ、
前記変形規制部と、前記弁本体の内周面および前記弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定され、
前記弁体は、前記弁座部のシール面に摺接するシール部と、前記シール部と反対側の頂部と、を有し、
前記変形規制部は、前記弁本体の内周面から前記弁体の前記頂部に向かって延びて設けられていることを特徴とするスライド式切換弁。
【請求項5】
中空筒状の弁本体と、前記弁本体に設けられた一又は複数の弁ポートを有する弁座部と、前記弁本体の内部にて前記弁座部上を軸線方向にスライド自在に設けられ、前記弁ポートの連通状態を切換える弁体と、前記弁体を前記弁座部に向かって付勢する付勢部材と、を備えたスライド式切換弁であって、
前記弁体と前記弁本体との間には、前記弁体の一部および前記弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて前記付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられ、
前記変形規制部と、前記弁本体の内周面および前記弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定され、
前記弁体は、前記弁座部のシール面に摺接するシール部と、前記シール部と反対側の頂部と、前記頂部と前記シール部との間の側部と、を有し、
前記弁体の幅方向両側部には、前記幅方向外方に突出する段部が設けられ、
前記変形規制部は、前記弁本体の内周面から前記段部よりも前記弁体の前記頂部側に向かって延びて設けられ、
前記変形規制部と、前記段部と、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定されていることを特徴とするスライド式切換弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライド式切換弁に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
冷凍サイクルなどにおいて用いられる弁装置として、弁ポートを有する弁座部を有し、この弁座部上を軸線方向にスライド移動自在な弁体により弁ポートの連通状態を切換えるスライド式切換弁が知られている。そのなかでも冷媒の流路を切り換える切換弁として、筒状の弁本体と、弁本体内部にスライド自在に設けられた碗状の弁体と、弁本体に固定されて複数の弁ポートを有する弁座部と、を備えたスライド式切換弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のスライド式切換弁の弁体には、付勢部材が固定され、この付勢部材によって弁体が弁座部に向かって付勢されることで、弁体および弁座部のシート面間に接触圧力が付与されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭62-200155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のスライド式切換弁では、例えば、弁体内部から吹き上げる衝撃圧力などの想定を超える荷重によって、弁体が弁座部から離れる方向に大きく変位すると、付勢部材に弾性域を超える変形が生じ、所望の付勢力が得られなくなる可能性がある。
【0005】
本発明は、想定を超える荷重によって弁体が大きく変位しようとしても、変形規制部によって付勢部材の変形を所定量以下に抑えることができ、付勢部材に過度な荷重が作用することを防止することができるスライド式切換弁を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のスライド式切換弁は、中空筒状の弁本体と、前記弁本体に設けられた一又は複数の弁ポートを有する弁座部と、前記弁本体の内部にて前記弁座部上を軸線方向にスライド自在に設けられ、前記弁ポートの連通状態を切換える弁体と、前記弁体を前記弁座部に向かって付勢する付勢部材と、を備えたスライド式切換弁であって、前記弁体と前記弁本体との間には、前記弁体の一部および前記弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて前記付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられ、前記変形規制部と、前記弁本体の内周面および前記弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定され、前記弁体は、前記弁座部のシール面に摺接するシール部と、前記シール部と反対側の頂部と、を有し、前記変形規制部は、前記弁体の前記頂部から前記弁本体の内周面に向かって延びて設けられ、前記付勢部材は、前記弁体の前記頂部に取り付けられる取付部と、前記取付部から立ち上がる延出部と、前記延出部の先端に設けられて前記弁本体の内周面に接触可能な接触部と、を有し、前記変形規制部は、前記付勢部材よりも前記弁本体内部における流体の流れ方向の上流側に設けられ、前記付勢部材の前記取付部および前記延出部と前記流体の流れ方向に重なって設けられていることを特徴とする。
【0007】
このような本発明によれば、弁本体の内部に設けられた弁体は、付勢部材によって、弁座部に向かって付勢されている。このため、付勢部材の付勢力により弁体を弁座部のシール面に押し付けてシール面との間に隙間を生じ難くし、弁体内の気密性を確保することができる。また、弁体と弁本体との間には、弁体の一部および弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられている。このため、例えば、弁体内部から吹き上がる衝撃圧力などの想定を超える荷重が弁体に作用したとしても、付勢部材の変形を所定変形量に留めることで弁体が弁座部から離れる方向に大きく変位することを抑制することができる。したがって、想定を超える荷重によって弁体が大きく変位しようとしても、変形規制部によって付勢部材の変形を所定量以下に抑えることができ、付勢部材に過度な荷重が作用することを防止することができるスライド式切換弁を得ることができる。
また、このような構成によれば、変形規制部と、弁本体の内周面および弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって付勢部材の所定変形量が規定されている。このため、付勢部材が所定変形量まで変形する以前の状態、すなわち、通常状態においては、弁体の変位が変形規制部によって規制されないので、弁座部に対する摺動性を損なうことなく、弁体を軸線方向にスムーズにスライドさせることができる。
また、このような構成によれば、弁体の頂部から弁本体の内周面に向かって延びて設けられた変形規制部により、所定変形量を超えて付勢部材が変形することを規制することができる。
また、このような構成によれば、変形規制部は、付勢部材よりも弁本体内部における流体の流れ方向の上流側に設けられるとともに、付勢部材の取付部および延出部と流体の流れ方向に重なって設けられている。このため、特に弁本体内部を流れる高圧の流体は、まず上流側に設けられた変形規制部によって流速が低下し、その下流側の付勢部材の取付部および延出部に対する流体の勢いを抑制することができ、これによって付勢部材を保護することができる。
【0008】
また、本発明のスライド式切換弁は、中空筒状の弁本体と、前記弁本体に設けられた一又は複数の弁ポートを有する弁座部と、前記弁本体の内部にて前記弁座部上を軸線方向にスライド自在に設けられ、前記弁ポートの連通状態を切換える弁体と、前記弁体を前記弁座部に向かって付勢する付勢部材と、を備えたスライド式切換弁であって、前記弁体と前記弁本体との間には、前記弁体の一部および前記弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて前記付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられ、前記変形規制部と、前記弁本体の内周面および前記弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定され、前記弁本体の内部には、前記弁座部のシール面から立ち上がるとともに前記軸線方向に延び、前記弁体を前記軸線方向に案内するガイド部が設けられており、前記クリアランスは、前記ガイド部の高さ寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする。このような構成によれば、上述のクリアランスは、ガイド部の高さ寸法よりも小さく設定されているので、弁体内部から吹き上がる衝撃圧力などの想定を超える荷重が弁体に作用し、弁体が弁座部から離れる方向に大きく変位したとしても、弁体がガイド部の高さ寸法を超えて同方向に変位することを防ぐことができる。したがって、弁体がガイド部に乗り上げることを防止し、これによって、弁体と弁ポートとの位置を適正に保つガイド部を正常に機能させ、弁体のスライド動作を確保することができる。
【0009】
また、本発明のスライド式切換弁は、中空筒状の弁本体と、前記弁本体に設けられた一又は複数の弁ポートを有する弁座部と、前記弁本体の内部にて前記弁座部上を軸線方向にスライド自在に設けられ、前記弁ポートの連通状態を切換える弁体と、前記弁体を前記弁座部に向かって付勢する付勢部材と、を備えたスライド式切換弁であって、前記弁体と前記弁本体との間には、前記弁体の一部および前記弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて前記付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられ、前記変形規制部と、前記弁本体の内周面および前記弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定され、前記弁体は、前記弁座部のシール面に摺接するシール部と、前記シール部と反対側の頂部と、前記頂部と前記シール部との間の側部と、を有し、前記変形規制部は、前記弁体の幅方向両側部から前記弁本体の内周面に向かって延びて設けられていることを特徴とする。このような構成によれば、弁体の幅方向両側部から弁本体の内周面に向かって延びて設けられた変形規制部により、所定変形量を超えて付勢部材が変形することを規制することができる。
【0010】
また、本発明のスライド式切換弁は、中空筒状の弁本体と、前記弁本体に設けられた一又は複数の弁ポートを有する弁座部と、前記弁本体の内部にて前記弁座部上を軸線方向にスライド自在に設けられ、前記弁ポートの連通状態を切換える弁体と、前記弁体を前記弁座部に向かって付勢する付勢部材と、を備えたスライド式切換弁であって、前記弁体と前記弁本体との間には、前記弁体の一部および前記弁本体の内周面の少なくとも一方から他方に延び、所定変形量を超えて前記付勢部材が変形することを規制する変形規制部が設けられ、前記変形規制部と、前記弁本体の内周面および前記弁体の外周面のいずれかと、のクリアランスによって前記付勢部材の所定変形量が規定され、前記弁体は、前記弁座部のシール面に摺接するシール部と、前記シール部と反対側の頂部と、を有し、前記変形規制部は、前記弁本体の内周面から前記弁体の前記頂部に向かって延びて設けられていることを特徴とする。このような構成によれば、弁本体の内周面から弁体の頂部に向かって延びて設けられた変形規制部により、所定変形量を超えて付勢部材が変形することを規制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
流路体
3か月前
個人
クラッチ装置
3か月前
個人
保持機
5か月前
個人
ホース保持具
10日前
個人
トーションバー
22日前
個人
免震留具
5か月前
個人
回転式配管用支持具
2か月前
藤井電工株式会社
フック
5か月前
個人
ボルトナットセット
1か月前
個人
固着具と成形品部材
3か月前
株式会社オンダ製作所
継手
2か月前
株式会社アイシン
駆動装置
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社三協丸筒
枠体
29日前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
個人
ベルトテンショナ
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社ナベル
直動機構
4か月前
未来工業株式会社
固定体
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
25日前
日東電工株式会社
断熱材
10日前
株式会社不二工機
電動弁
5か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
18日前
協和工業株式会社
空気弁
2か月前
日動電工株式会社
保持具
5か月前
株式会社ナジコ
自在継手
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
2か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
2か月前
矢崎化工株式会社
連結具
3か月前
株式会社不二工機
逆止弁
3か月前
続きを見る
他の特許を見る