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公開番号
2025063144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2025003755,2024047166
出願日
2025-01-09,2020-02-27
発明の名称
樹脂層、光学フィルムおよび画像表示装置
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
G09F
9/00 20060101AFI20250408BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】良好な折り畳み性および耐衝撃性を有する樹脂層、これを備える光学フィルムおよび画像表示装置。
【解決手段】本発明の一の態様によれば、画像表示装置に用いられ、かつ光透過性を有する樹脂層10であって、樹脂層10の膜厚方向D1に樹脂層10を3等分し、樹脂層10の第1面10Aから第1面10Aとは反対側の第2面10Bに向けて順に第1領域10C、第2領域10D、および第3領域10Eとし、膜厚方向D1の樹脂層10の断面において第1領域10C、第2領域10Dおよび第3領域10Eにそれぞれ一定荷重でバーコビッチ圧子を押し込む押込み試験を行ったときの第1領域10Cにおける変位量をd1、第2領域10Dにおける変位量をd2、および第3領域10Eにおける変位量をd3としたとき、d1<d2<d3の関係を満たす、樹脂層10が提供される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
画像表示装置に用いられ、かつ光透過性を有する樹脂層であって、
前記樹脂層の膜厚方向に前記樹脂層を3等分し、前記樹脂層の第1面から前記第1面とは反対側の第2面に向けて順に第1領域、第2領域、および第3領域とし、前記膜厚方向の前記樹脂層の断面において前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域にそれぞれ一定荷重でバーコビッチ圧子を押し込む押込み試験を行ったときの前記第1領域における変位量をd1、前記第2領域における変位量をd2、および前記第3領域における変位量をd3としたとき、d1<d2<d3の関係を満たす、樹脂層。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記d3に対する前記d1の比が、0.85以下である、請求項1に記載の樹脂層。
【請求項3】
前記d1~d3が、それぞれ200nm以上1000nm以下である、請求項1に記載の樹脂層。
【請求項4】
膜厚が、20μm以上150μm以下である、請求項1に記載の樹脂層。
【請求項5】
折り畳み可能な積層構造の光学フィルムであって、
少なくとも請求項1に記載の樹脂層を備える、光学フィルム。
【請求項6】
前記樹脂層の前記第1面および前記第2面のいずれか一方の面側に設けられた機能層をさらに備える、請求項5に記載の光学フィルム。
【請求項7】
前記樹脂層の前記第1面および前記第2面のいずれか一方の面側に設けられた樹脂基材をさらに備える、請求項5に記載の光学フィルム。
【請求項8】
折り畳み可能な光透過性の光学フィルムであって、
樹脂基材と、
前記樹脂基材の第1面側に設けられた樹脂層と、を備え、
前記樹脂基材の厚みが、20μm以下であり、
前記樹脂層の膜厚が、50μm以上であり、
前記樹脂基材の厚みに対する前記樹脂層の膜厚の比が、4.0以上12.0以下であり、
前記樹脂基材の厚み方向の断面において最大荷重200μNでバーコビッチ圧子を押し込む押込み試験を行ったとき、前記樹脂基材の変位量が、50nm以上250nm以下であり、
前記樹脂層の膜厚方向の断面において前記押込み試験を行ったとき、前記樹脂層の変位量が、200nm以上1500nm以下である、光学フィルム。
【請求項9】
前記樹脂基材が、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、およびポリアミドイミド系樹脂の少なくともいずれかを含む、請求項8に記載の光学フィルム。
【請求項10】
前記樹脂基材の前記第1面とは反対側の第2面側に設けられたハードコート層をさらに備える、請求項8に記載の光学フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【関連出願の参照】
【0001】
本願は、先行する日本国出願である特願2019-37342(出願日:2019年3
月1日)、特願2019-68027(出願日:2019年3月29日)、および特願2
019-177178(出願日:2019年9月27日)の優先権の利益を享受するもの
であり、その開示内容全体は引用することにより本明細書の一部とされる。
続きを表示(約 2,000 文字)
【技術分野】
【0002】
本発明は、樹脂層、光学フィルムおよび画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0003】
従来から、スマートフォンやタブレット端末等の画像表示装置が知られているが、現在
、折り畳み可能な画像表示装置の開発が行われている。通常、スマートフォンやタブレッ
ト端末等はカバーガラスで覆われているが、ガラスは、一般的に、硬度に優れるものの、
曲がり難いので、画像表示装置にカバーガラスを用いた場合には、折り畳もうとすると割
れてしまうおそれが高い。このため、折り畳み可能な画像表示装置には、カバーガラスの
代わりに、曲げ可能な樹脂基材とハードコート層とを備える折り畳み可能な光学フィルム
または樹脂からなる折り畳み可能な光学フィルムを用いることが検討されている(例えば
、特許文献1、2参照)。なお、特許文献2には、ハードコート層に外光反射やぎらつき
抑制のために、有機粒子を含ませることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-125063号公報
国際公開第2017/14198号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような折り畳み可能な画像表示装置に用いられる光学フィルムにおいては、良好な
折り畳み性が求められる他、光学フィルムの表面に衝撃が加わることがあるので、耐衝撃
性が求められている。ここで、光学フィルムの表面側から衝撃が加わると、光学フィルム
の表面が凹むとともに、画像表示装置における光学フィルムよりも内部に存在する部材(
例えば偏光板)が損傷することがある。このため、光学フィルムの表面に衝撃が加わった
ときに光学フィルムの表面が凹まないような耐衝撃性、または光学フィルムの表面に衝撃
が加わったときに光学フィルムの表面が凹まず、かつ画像表示装置における光学フィルム
よりも内部に存在する部材(例えば偏光板)が損傷しないような耐衝撃性が求められてい
る。
【0006】
また、このような光学フィルムを折り畳んだ状態で保持すると、光学フィルムの屈曲部
に折癖が付いてしまうことがある。これまで、良好な折り畳み性を有する光学フィルムは
提案されているが、折癖については何ら考慮されていない。ここで、折り畳み性は、折り
畳み時の割れや破断を評価するものであるので、折癖が付かないこととは全く異なる指標
である。このため、折り畳み性が良好な光学フィルムであっても、折癖が付くおそれがあ
る。
【0007】
また、上記折り畳み可能な光学フィルムは、カバーガラスの代わりに用いられるので、
指によって押圧されることがある。しかしながら、カバーガラスよりも柔らかいので、一
時的に凹み、跡(押圧跡)が残ることがある。
【0008】
現在、押圧跡を目立ち難くするために、ハードコート層中に有機粒子を加えることも検
討されているが、有機粒子を加えると、折り畳み時に有機粒子とバインダ樹脂の界面から
亀裂が生じ、光学フィルムが割れてしまうおそれがある。
【0009】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。すなわち、良好な折り畳み
性および良好な耐衝撃性を有する樹脂層、これを備える光学フィルムおよび画像表示装置
を提供することを目的とする。また、折癖が付き難く、かつ良好な耐衝撃性を有する折り
畳み可能な光学フィルムおよびこれを備える画像表示装置を提供することを目的とする。
さらに、押圧跡が目立ち難く、かつ折り畳み時に割れ難い折り畳み可能な光学フィルム、
これを備えた画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]画像表示装置に用いられ、かつ光透過性を有する樹脂層であって、前記樹脂層の膜
厚方向に前記樹脂層を3等分し、前記樹脂層の第1面から前記第1面とは反対側の第2面
に向けて順に第1領域、第2領域、および第3領域とし、前記膜厚方向の前記樹脂層の断
面において前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域にそれぞれ一定荷重でバーコ
ビッチ圧子を押し込む押込み試験を行ったときの前記第1領域における変位量をd1、前
記第2領域における変位量をd2、および前記第3領域における変位量をd3としたとき
、d1<d2<d3の関係を満たす、樹脂層。
(【0011】以降は省略されています)
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