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公開番号2025063119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2025001835,2021564391
出願日2025-01-06,2020-05-26
発明の名称可変プリーツフィルタ用の湾曲したコア
出願人ドナルドソン カンパニー,インコーポレイティド
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B01D 29/07 20060101AFI20250408BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】既存の外側フィルタの幾何形状を使用し、所与の濾過空間内で使用できる、すなわち非被覆フィルタ材料の量を増加するプリーツ構成を有する円筒フィルタ要素の提供。
【解決手段】フィルタ要素の高さに沿って延在する中心長手方向軸と、フィルタ要素の高さの少なくとも一部に沿って延在し、コア要素の幅を画定するために第1の端部から第2の端部に延在する凸状に湾曲した中心部を有するコア要素であって、凸状に湾曲した中心部は、第1及び第2の端部の少なくとも一方の高さより大きい中心長手方向軸を通る最大高さを有するコア要素と、コア要素の外周から半径方向に延在する複数のプリーツを含むフィルタ材料であって、フィルタ材料の円筒外周は、複数の半径方向に延在するプリーツのそれぞれの外部プリーツ先端によって画定され、それぞれの半径方向に延在するプリーツの内部プリーツ先端はコア要素に隣接する、フィルタ材料とを含む円筒フィルタ要素。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フィルタ要素の高さに沿って延在する中心長手方向軸と、
前記フィルタ要素の高さの少なくとも一部に沿って延在するコア要素であって、前記コア要素は、前記コア要素の幅を画定するために第1の端部から第2の端部に延在する凸状に湾曲した中心部を含み、前記凸状に湾曲した中心部は、前記第1及び第2の端部の少なくとも一方の高さより大きい前記中心長手方向軸を通る最大高さを含む、コア要素と、
前記コア要素の外周から半径方向に延在する複数のプリーツを含むフィルタ材料であって、前記フィルタ材料の円筒外周は、前記複数の半径方向に延在するプリーツのそれぞれの外部プリーツ先端によって画定され、前記半径方向に延在するプリーツのそれぞれの内部プリーツ先端は、前記コア要素に隣接する、フィルタ材料とを含む、円筒フィルタ要素。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記コア要素の前記第1及び第2の端部は同じ高さを有する、請求項1に記載の円筒フィルタ要素。
【請求項3】
少なくとも1つの内部プリーツ先端は、前記コア要素の前記中心部の前記第1及び第2の端部の一方に隣接する、請求項1又は2に記載の円筒フィルタ要素。
【請求項4】
前記第1及び第2の端部の少なくとも一方に隣接した面積は、いかなる半径方向に延在するプリーツも含まない、請求項1~3のいずれか一項に記載の円筒フィルタ要素。
【請求項5】
前記コア要素は、前記第1及び第2の端部の少なくとも一方から延在する羽部を更に含み、前記羽部の少なくとも一方は、前記第1及び第2の端部の少なくとも一方の高さより大きい高さを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の円筒フィルタ要素。
【請求項6】
前記複数のプリーツのプリーツ深さは、各プリーツが前記第1の端部から前記中心長手方向軸の方向に深さが増加し、次いで前記中心長手方向軸に隣接したプリーツから前記第2の端部の方向に深さが低減するように、前記コア要素の幅にわたって変化する、請求項1~5のいずれか一項に記載の円筒フィルタ要素。
【請求項7】
前記コア要素は、前記中心長手方向軸を中心に対称である、請求項1~6のいずれか一項に記載の円筒フィルタ要素。
【請求項8】
前記コア要素は、前記中心長手方向軸を中心に非対称である、請求項1~7のいずれか一項に記載の円筒フィルタ要素。
【請求項9】
前記コア要素は、前記中心長手方向軸からずれる、請求項1~8のいずれか一項に記載の円筒フィルタ要素。
【請求項10】
前記コア要素の前記凸状に湾曲した中心部は、前記中心長手方向軸に隣接した面積から前記第1及び第2の端部の少なくとも一方に概して一定に先細である、請求項1~9のいずれか一項に記載の円筒フィルタ要素。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年5月29日に出願された米国仮特許出願第62/853,935号明細書の優先権及び利益を主張し、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
本発明はフィルタに関し、より詳細には、細長い長円形又は楕円形断面を有する長手方向に延在するコア要素の周りに配置されたプリーツ加工した濾過材料に関する。
【背景技術】
【0003】
流体フィルタは、一般にエンジンなどの下流の構成部品に損傷を与えないように、液体又は気体から汚染物質を除去するために使用される。濾過システムは、流入する汚染された流体がフィルタ材料に衝突するまで流路に沿って動くように概して構成される。流体がフィルタ材料を通過する際に、相当量の汚染物質がフィルタ材料によって捕捉されるので、フィルタから出る流体は得られる流体が特定の使用に対して十分に清浄であると考えられる。
【0004】
広範囲のフィルタ構成が様々な用途に使用するために利用できる。比較的単純な構成では、フィルタ材料の単一の平坦なシートは、汚染された流体がフィルタ材料の「汚れた」側面から「きれいな」側面に流れるように流路に位置付けられ、平坦なフィルタシートは、ある特定の大きさ及び/又は成分の汚染物質を捕捉する特定の設計のフィルタ材料である。追加の濾過性能を提供するために、所与の空間で使用するフィルタ材料の量を増加するために濾過材料を一般にプリーツ加工する。具体的には、フィルタ材料は、材料の幅にわたって複数のプリーツを生成するためにアコーディオン状方式で折り畳むことができる。これらの構成のためのプリーツは、典型的には媒体パックの幅にわたって同じ高さ又は類似の高さのプリーツを含む。
【0005】
特定の開口に篏合するため、及び/又は所与の容積に提供されたフィルタ材料の量を更に増加するために、プリーツ加工したフィルタ材料は、プリーツが中心コア面積などから半径方向に延在する円筒構成に配置することもできる。コアは円形であってもよく、又は例えば長方形断面形状を有してもよい。いずれの場合も、プリーツは、中心コアに最も近い面積に比較的密集して詰められ、それによってフィルタ材料の「被覆」部になり、使用できなくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の構成は多くの濾過用途に適することが可能であるが、既存の外側フィルタの幾何形状を使用する一方で、所与の濾過空間内で使用できる、すなわち「非被覆」フィルタ材料の量を増加するプリーツ構成を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に記載された実施形態によれば、フィルタ要素の高さに沿って延在する中心長手方向軸と、フィルタ要素の高さの少なくとも一部に沿って延在するコア要素と、フィルタ材料とを含む円筒フィルタ要素が提供される。コア要素は、コア要素の幅を画定するために第1の端部から第2の端部に延在する凸状に湾曲した中心部を含み、凸状に湾曲した中心部は、第1及び第2の端部の少なくとも一方の高さより大きい中心長手方向軸を通る最大高さを有する。フィルタ材料は、コア要素の外周から半径方向に延在する複数のプリーツを含み、フィルタ材料の円筒外周は、複数の半径方向に延在するプリーツのそれぞれの外部プリーツ先端によって画定され、半径方向に延在するプリーツのそれぞれの内部プリーツ先端は、コア要素に隣接する。
【0008】
円筒フィルタ要素の実施形態では、コア要素の第1及び第2の端部は同じ高さを有する。少なくとも1つの内部プリーツ先端は、コア要素の中心部の第1及び第2の端部の一方に隣接してもよい。第1及び第2の端部の少なくとも一方に隣接した面積は、その面積にフィルタ材料がないように、いかなる半径方向に延在するプリーツも含まなくてもよい。
【0009】
コア要素は、第1及び第2の端部の少なくとも一方から延在する羽部を含んでもよく、羽部の少なくとも一方は、第1及び第2の端部の少なくとも一方の高さより大きい高さを有する。コア要素は、中心長手方向軸を中心に対称である。コア要素は、中心長手方向軸を中心に対称又は非対称であってもよく、実施形態ではその軸からずれてもよい。コア要素の凸状に湾曲した中心部は、中心長手方向軸に隣接した面積から第1及び第2の端部の少なくとも一方に概して一定に先細であることが可能である。
【0010】
複数のプリーツのプリーツ深さは、各プリーツが第1の端部から中心長手方向軸の方向に深さが増加し、次いで中心長手方向軸に隣接したプリーツから第2の端部の方向に深さが低減するように、コア要素の幅にわたって変化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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