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公開番号2025058889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2024104323
出願日2024-06-27
発明の名称排ガス浄化用触媒
出願人東京濾器株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類B01J 29/78 20060101AFI20250401BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】NOx浄化と、N2O排出の抑制とを両立できる排ガス浄化用触媒の提供。
【解決手段】基材と、基材の表面に担持した触媒と、を有する排ガス浄化用触媒であって、触媒が、CuとCu以外の金属とを内包したゼオライトを含有する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、前記基材の表面に担持した触媒と、を有する排ガス浄化用触媒であって、
前記触媒が、Cuと前記Cu以外の金属とを内包したゼオライトを含有することを特徴とする排ガス浄化用触媒。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記ゼオライトにおいて、前記Cuと前記Cu以外の金属とを内包するゼオライトの細孔容積と、前記Cu以外の金属を内包しないゼオライトの細孔容積と、の比(Cu以外の金属を内包するゼオライトの細孔容積(cm

/g)/Cu以外の金属を内包しないゼオライトの細孔容積(cm

/g))が、0.85~0.99である請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
【請求項3】
前記ゼオライトにおいて、前記Cuと前記Cu以外の金属とを内包するゼオライトの細孔容積と、前記Cu以外の金属を内包しないゼオライトの細孔容積と、の比(Cu以外の金属を内包するゼオライトの細孔容積(cm

/g)/Cu以外の金属を内包しないゼオライトの細孔容積(cm

/g))が、0.87~0.99である請求項1又は2に記載の排ガス浄化用触媒。
【請求項4】
前記Cu以外の金属が、Mn、Fe、Zn、La、Nd、B、及びCeから選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載の排ガス浄化用触媒。
【請求項5】
前記Cu以外の金属が、La、及びMnから選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載の排ガス浄化用触媒。
【請求項6】
前記触媒におけるゼオライト中のAlと、Cu以外の金属との比(Cu以外の金属/Al)が、0.01~0.33である請求項1又は2に記載の排ガス浄化用触媒。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排ガス浄化用触媒に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
軽油を燃料とするディーゼルエンジンを搭載した車両からは、軽油を燃焼した際に生成する一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、及び未燃焼の炭化水素(HC)が排出される。CO、NOx、及びHCは有害なガスであるため排出規制がなされており、これらの有害なガスを除去するためにディーゼルエンジンを搭載した車両には数種類の触媒が搭載されている。
【0003】
この触媒のひとつとして、選択還元触媒(SCR(Selective CatAlytic Reduction)触媒)がある。SCR触媒は、尿素などの還元剤を用いてNOxを選択的にN

及びH

Oに還元し、無害化できる。
【0004】
SCR触媒は、ゼオライトの一種であるチャバサイト(CHA)型ゼオライトに活性種である銅(Cu)を担持した触媒が主流となっている(例えば、特許文献1参照)。触媒のNOx還元(以下、NOx浄化とも称する)性能向上の1つの方法として、ゼオライトにおけるCuの担持量を増やすことが挙げられる。しかしながら、Cuの担持量を増やすと、NOxの還元反応と同時に副生成物であるN

Oの生成量が増える。N

OはCO

の約300倍の温室効果を有するガスであり、近年の排気規制の対象となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-079713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】


Oについては、今後は排出規制がさらに厳しくなることが予想されている。新たな排出規制に沿うためには、SCR触媒のNOx浄化性能を向上させつつ、同時に副生成物であるN

Oの生成量を抑制する必要がある。
【0007】
本発明は、NOx浄化と、N

O排出の抑制とを両立できる排ガス浄化用触媒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の排ガス浄化用触媒は、
基材と、前記基材の表面に担持した触媒と、を有する排ガス浄化用触媒であって、
前記触媒が、Cuと前記Cu以外の金属とを内包したゼオライトを含有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の態様においては、
ゼオライトにおいて、CuとCu以外の金属とを内包するゼオライトの細孔容積と、Cu以外の金属を内包しないゼオライトの細孔容積と、の比(Cu以外の金属を内包するゼオライトの細孔容積(cm

/g)/Cu以外の金属を内包しないゼオライトの細孔容積(cm

/g))が、0.85~0.99であることが好ましい。
【0010】
また、本発明の態様においては、
ゼオライトにおいて、CuとCu以外の金属とを内包するゼオライトの細孔容積と、前記Cu以外の金属を内包しないゼオライトの細孔容積と、の比(Cu以外の金属を内包するゼオライトの細孔容積(cm

/g)/Cu以外の金属を内包しないゼオライトの細孔容積(cm

/g))が、0.87~0.99であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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