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公開番号
2025049864
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158333
出願日
2023-09-22
発明の名称
吸着フィルター及びフィルターユニット
出願人
東洋紡エムシー株式会社
代理人
主分類
B01J
20/20 20060101AFI20250327BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】高い吸着性能、かつ、低い圧力損失を有する吸着フィルターを提供する。
【解決手段】
本発明の吸着フィルターは、少なくとも、基材A、吸着層、及び基材Bが記載の順で積層されており、前記吸着層に活性炭が含まれており、前記活性炭の平均粒子長径は300~700μmである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、基材A、吸着層、及び基材Bが記載の順で積層された吸着フィルターにおいて、
前記吸着層には活性炭が含まれており、
前記活性炭の平均粒子長径が300μm~700μmである、ことを特徴とする吸着フィルター。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
以下の式で示される品質係数値が、0.8以上であることを特徴とする請求項1に記載の吸着フィルター。
品質係数値=-Ln{(100-トルエン脱臭効率[%])/100}/吸着層の圧力損失[mmAq]
【請求項3】
前記基材Aは、サーマルボンド不織布又はスパンボンド不織布であることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸着フィルター。
【請求項4】
前記基材Bは、ニードルパンチ不織布、サーマルボンド不織布、メルトブロー不織布、又はスパンボンド不織布であることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸着フィルター。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の吸着フィルターを用いたフィルターユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸着フィルター及びフィルターユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の環境社会において、臭気公害対策への関心が高まっている。臭気公害としては、例えば排ガスによる公害が挙げられる。排ガスの中でも、トルエンやアセトアルデヒドを代表とする揮発性有機化合物は、シックハウス症候群の原因物質とされており、当該臭気物質の除去及び消臭が大きな課題である。これら排ガスは空気清浄機やエアコンなどの空気浄化装置に取り付けて使用するフィルターによって吸着除去することが知られている。このフィルターは低い圧力損失、即ち高い通気性を有するものが好ましい。
【0003】
汚染物質を高効率で除去するために、高い吸着性能と低い圧力損失を有するフィルターへの要望が高い。この要望に対し、例えば特許文献1では同粒子直径の活性炭同士を熱可塑性樹脂で接着凝集し、不規則な凝集体とすることで凝集体間に空隙を形成させることにより低圧力損失化を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3612329号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献1のフィルターでは、シート化する際に加わる外力によって凝集体が崩壊し、空隙が埋まることで圧力損失が高くなるという問題や、成型した凝集体が不規則な構造であることより、性能のばらつきが大きいといった問題がある。
【0006】
そこで本発明は、上記技術の有する問題点に鑑みなされ、その目的は、圧力損失の低い高性能な吸着フィルターを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は上記課題を解決するために鋭意研究した結果、遂に本発明を完成するに至った。すなわち本発明は以下の通りである。
【0008】
1.少なくとも、基材A、吸着層、及び基材Bが記載の順で積層された吸着フィルターにおいて、前記吸着層には活性炭が含まれており、前記活性炭の平均粒子長径が300μm~700μmである、吸着フィルター。
2.以下の式で示される品質係数値が、0.8以上であることを特徴とする請求項1に記載の吸着フィルター。
品質係数値=-Ln{(100-トルエン脱臭効率[%])/100}/吸着層の圧力損失[mmAq]
3.前記基材Aは、サーマルボンド不織布又はスパンボンド不織布であることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸着フィルター。
4.前記基材Bは、ニードルパンチ不織布、サーマルボンド不織布、メルトブロー不織布、又はスパンボンド不織布であることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸着フィルター。
5.請求項1又は2に記載の吸着フィルターを用いたフィルターユニット。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、低い圧力損失で効率的に除去物質を吸着可能な吸着フィルターを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の実施形態について説明するが、本発明は下記に限定されず、本発明の趣旨に則り用途毎に最適な構成を選択することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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