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公開番号
2025047240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023155622
出願日
2023-09-21
発明の名称
ガス処理装置
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
B01D
53/62 20060101AFI20250326BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】構造が簡単で少ないエネルギーで効率的に処理対象ガス中の被回収ガスを分離して回収するガス処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】処理液を収容し、処理対象ガスを前記処理液中に吹き込むノズルが下部に設けられた処理塔と、上部に加熱装置が設けられ、下部に冷却装置が設けられた再生塔と、前記処理塔の上部と前記再生塔の上部とを連通する上部連通管と、前記処理塔の下部と前記再生塔の下部とを連通する下部連通管と、を有するガス処理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
処理液を収容し、処理対象ガスを前記処理液中に吹き込むノズルが下部に設けられた処理塔と、
上部に加熱装置が設けられ、下部に冷却装置が設けられた再生塔と、
前記処理塔の上部と前記再生塔の上部とを連通する上部連通管と、
前記処理塔の下部と前記再生塔の下部とを連通する下部連通管と、
を有するガス処理装置。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記再生塔は前記処理塔の周りに複数設けられている、
請求項1に記載のガス処理装置。
【請求項3】
前記処理塔の上部には処理済みの前記処理対象ガスを排出する排出孔が形成され、
前記再生塔の上部には前記処理対象ガスから分離された被回収ガスを回収する回収孔が形成されている、
請求項1又は2に記載のガス処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、排気ガス等の処理対象ガスから二酸化炭素等の特定の気体成分(以下、「被回収ガス」という。)を分離して回収する装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
二酸化炭素は温室効果ガスとして地球温暖化の原因になるため、燃焼ガス等から二酸化炭素を分離して回収する技術が研究されている。特許文献1には、処理対象ガスと、二酸化炭素ガスを吸収可能なリーン吸収液と、を吸収塔内で接触させ、処理対象ガス中の二酸化炭素ガスをリーン吸収液に吸収させてリッチ吸収液を生成し、リッチ吸収液を再生塔内で加熱して二酸化炭素をガスとして分離して回収する二酸化炭素ガス回収装置が開示されている。
【0003】
上記の装置では、吸収液としてイソプロパアミノエタノール等の水溶液が用いられ、吸収塔内で吸収液に処理対象ガスを接触させると、二酸化炭素ガスが選択的に吸収液に吸収されてリッチ吸収液となる。次いで、このリッチ吸収液を再生塔内で加熱すると、リッチ吸収液中の二酸化炭素がガスとして分離され、この分離された二酸化炭素ガスを回収している。
【0004】
また、処理対象ガスから二酸化炭素を吸収して固体析出物として分離する処理液としては、イソホロンジアミンや水酸化カルシウム水溶液がある。これらの処理液を使用する場合には、二酸化炭素を固体析出物として分離し、この固体析出物をバッチ処理により加熱して分解し、二酸化炭素のガスを回収することが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-131735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の特許文献1に記載された技術では、リーン吸収液中に二酸化炭素が吸収されるので、二酸化炭素を吸収したリッチ吸収液をすべて再生塔へ送って加熱し二酸化炭素を分離する必要があり、吸収塔と再生塔が大型化し、装置が複雑になるという問題がある。また、リッチ吸収液やリーン吸収液の移動や加熱に多くのエネルギーを消費するという問題もある。
【0007】
また、二酸化炭素を固体析出物として分離する場合には、処理装置の小型化が見込まれるものの、固体析出物の分解をバッチ処理で行うので処理の効率化に課題がある。
【0008】
本開示は、構造が簡単で少ないエネルギーで効率的に処理対象ガス中の被回収ガスを分離して回収するガス処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のガス処理装置は、処理液を収容し、処理対象ガスを前記処理液中に吹き込むノズルが下部に設けられた処理塔と、上部に加熱装置が設けられ、下部に冷却装置が設けられた再生塔と、前記処理塔の上部と前記再生塔の上部とを連通する上部連通管と、前記処理塔の下部と前記再生塔の下部とを連通する下部連通管と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本開示のガス処理装置によれば、処理対象ガス中の被回収ガスと反応して固体析出物として析出する反応成分を含有する処理液を処理塔と再生塔に入れ、ノズルから処理対象ガスを処理液中に吹き込んで処理対象ガスと処理液を接触させると、被回収ガスと処理液中の反応成分とが反応して固体析出物として析出する。処理塔と再生塔内の処理液には、ノズルから吹き込まれた処理対象ガスの気泡の上昇によって処理塔内を上昇し、上部連通管を通って再生塔内へ移動し、再生塔内を下降して下部連通管を通って処理塔の下部に戻る循環流が発生する。処理液内で析出した固体析出物は、処理液の流れに乗って再生塔の上部に至ると、加熱装置の加熱によって分解して被回収ガスが分離して回収される。被回収ガスが分離した残りの処理液は再生塔の下部で冷却されて処理塔の下部に戻され、再び処理対象ガスと接触される。このように、処理塔から再生塔へ処理液を送る装置を設ける必要がなく、処理装置が小型化し、エネルギー効率よく連続的に被回収ガスを分離して回収できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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