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公開番号
2025059321
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169352
出願日
2023-09-29
発明の名称
除湿装置
出願人
株式会社ダイキンアプライドシステムズ
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
B01D
53/26 20060101AFI20250403BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】除湿量の低下を抑制する。
【解決手段】除湿装置(20)は、径方向に延びる支持部材(63)を有する回転式の吸着ロータ(22)と、内部空間(S)が形成されるケーシング(21)とを備える。内部空間(S)は、空気中の水分が吸着ロータ(22)に吸着される処理空間(S2)と、空気に吸着ロータ(22)から脱着した水分が付与される再生空間(S3)とを含む。ケーシング(21)には、処理空間(S2)に開口する流入口(83)、第1流出口(84)および第2流出口(85)が形成される。吸着ロータ(22)の回転方向において、第2流出口(85)と、第1流出口(84)とが順に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象空間(11)に除湿された空気を供給する除湿装置であって、
径方向に延びる支持部材(63)を有し、水分を吸着および脱着できる回転式の吸着ロータ(22)と、
前記吸着ロータ(22)を収容するとともに空気が流れる内部空間(S)が形成されるケーシング(21)とを備え、
前記内部空間(S)は、
空気中の水分が前記吸着ロータ(22)に吸着される処理空間(S2)と、
空気に前記吸着ロータ(22)から脱着した水分が付与される再生空間(S3)とを含み、
前記ケーシング(21)には、前記処理空間(S2)に開口する流入口(83)、第1流出口(84)および第2流出口(85)が形成され、
前記第1流出口(84)から流出した空気は、前記対象空間(11)に供給され、
前記第2流出口(85)から流出した空気は、前記再生空間(S3)に供給され、
前記吸着ロータ(22)の回転方向において、前記第2流出口(85)と、前記第1流出口(84)とが順に配置される
除湿装置。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記内部空間(S)は、空気中の水分が前記吸着ロータ(22)に吸着される予処理空間(S1)をさらに含み、
前記予処理空間(S1)を流出した空気は、前記流入口(83)を介して前記処理空間(S2)に供給される
請求項1に記載の除湿装置。
【請求項3】
前記ケーシング(21)は、前記第2流出口(85)の全周を囲むように設けられる案内部(93)を有する
請求項1または2に記載の除湿装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、除湿装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の除湿装置は、水分を吸着および脱着できる回転式の吸着ロータを備える。特許文献1の除湿装置では、吸着ロータの回転経路に、予処理域と、再生域と、パージ域と、主処理域とが、この順にロータ回転方向に並べて配置されている。予処理域では、吸着ロータの吸着剤層に通風してその空気を予除湿する。再生域では、再生用高温気体を吸着ロータの吸着剤層に通風してその吸着材層を再生する。パージ域では、パージ用気体を吸着ロータの吸着剤層に通風してその吸着材層をパージする。主処理域では、予処理域を通過した空気を吸着ロータの吸着剤層に通風してその予除湿後の空気を除湿する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-144831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような除湿装置では、再生域およびパージ域は、予処理域および主処理域に比べて、領域の面積が小さい。ここで、吸着ロータには、吸着剤層を径方向に横断する支持部材が設けられている。支持部材は、吸着剤層とは異なり空気を通さない。そのため、吸着ロータの回転に伴って、支持部材が再生域またはパージ域を通過すると、再生域を通過する風量が減少する。再生域を通過する風量が減少すると、吸着剤の再生量が減少する。この状態で、吸着ロータが回転して、十分に水分量が減っていない吸着剤が主処理域に進入すると、吸着ロータの除湿量が低下する。
【0005】
本開示の目的は、除湿量の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様は、対象空間(11)に除湿された空気を供給する除湿装置を対象とする。除湿装置は、径方向に延びる支持部材(63)を有し、水分を吸着および脱着できる回転式の吸着ロータ(22)と、前記吸着ロータ(22)を収容するとともに空気が流れる内部空間(S)が形成されるケーシング(21)とを備える。前記内部空間(S)は、空気中の水分が前記吸着ロータ(22)に吸着される処理空間(S2)と、空気に前記吸着ロータ(22)から脱着した水分が付与される再生空間(S3)とを含む。前記ケーシング(21)には、前記処理空間(S2)に開口する流入口(83)、第1流出口(84)および第2流出口(85)が形成される。前記第1流出口(84)から流出した空気は、前記対象空間(11)に供給され、前記第2流出口(85)から流出した空気は、前記再生空間(S3)に供給される。前記吸着ロータ(22)の回転方向において、前記第2流出口(85)と、前記第1流出口(84)とが順に配置される。
【0007】
第1の態様では、吸着ロータ(22)の回転方向において、第2流出口(85)と、第1流出口(84)とが順に配置されるので、吸着ロータ(22)が回転すると、吸着ロータ(22)は、処理空間(S2)において第2流出口(85)を通過した後に第1流出口(84)に進入する。そのため、吸着ロータ(22)が再生空間(S3)を通過した後に処理空間(S2)に進入すると、吸着ロータ(22)に残留する高湿の空気が押し出されて、第2流出口(85)を介して再生空間(S3)に供給される。第1の態様では、吸着ロータ(22)が一回転する間に、吸着ロータ(22)の支持部材(63)が再生空間(S3)を通過するときだけ、再生風量が減少する。したがって、除湿装置がパージ空間を有する場合に比べて、吸着ロータ(22)の再生量の減少を抑制できるので、除湿量の減少を抑制できる。
【0008】
第2の態様は、第1の態様において、前記内部空間(S)は、空気中の水分が前記吸着ロータ(22)に吸着される予処理空間(S1)をさらに含む。前記予処理空間(S1)を流出した空気は、前記流入口(83)を介して前記処理空間(S2)に供給される。
【0009】
第2の態様では、空気が予処理空間(S1)および処理空間(S2)を通過することにより、2度除湿される。これにより、より低露点の空気を生成できる。
【0010】
第3の態様は、第1または第2の態様において、前記ケーシング(21)は、前記第2流出口(85)の全周を囲むように設けられる案内部(93)を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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