TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025056553
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023166092
出願日
2023-09-27
発明の名称
硫化カルボニルの除去方法
出願人
日揮触媒化成株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20250401BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】無機化合物を主成分とした吸着剤を用いて、二酸化炭素を含む流体から硫化カルボニルを効率的に除去できる方法を提供すること。
【解決手段】酸化銅を含む吸着剤と、二酸化炭素および硫化カルボニルを含む流体とを、50℃以上、250℃以下の温度域で接触させる、硫化カルボニルの除去方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化銅を含む吸着剤と、
二酸化炭素および硫化カルボニルを含む流体とを、
50℃以上、250℃以下の温度域で接触させる、
硫化カルボニルの除去方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素中の硫化カルボニルを除去する方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルの実現を目指し、世界各国で様々な取り組みがなされている。その一つとして、二酸化炭素を水素と反応させてメタンを生成し、これを燃料または各種化成品の合成原料とする取り組みがなされている。この転換はメタネーション反応と呼ばれる。この反応は、ニッケルや貴金属といった触媒活性成分を含む触媒を用いることで促進される。しかし、触媒毒となる成分(例えば、硫黄化合物等)が反応媒体に含まれていると、触媒が失活してしまう。
【0003】
ニッケルや貴金属といった触媒活性成分を失活させる触媒毒として、硫黄化合物が一般的に知られている。例えば、硫化水素、硫化カルボニルといった硫黄化合物は、種々のプロセスにおいて触媒毒となる成分であるとされており、様々な方法によって除去される。
【0004】
例えば、特許文献1には、原料重質留分の有効利用を目的としてC3留分を各種化学反応の原料として用いる際、あらかじめ硫化カルボニル等の硫黄化合物を酸化銅が担持された吸着剤で除去する方法が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、プロピレン中に含有される硫化カルボニルと一酸化炭素を同時に除去する方法が開示されている。この方法は、プロピレン中に含有される硫化カルボニルと一酸化炭素を除去するに際し、該プロピレンを液状状態で、かつ、0~80℃の温度で酸化銅・酸化アルミニウム・酸化珪素からなる複合酸化物と接触処理することを特徴とする。
【0006】
さらに、特許文献3には、二酸化炭素を含むガス流から硫化カルボニルを選択的に除去することは困難であることが知られていること、これを解決する手段として特定の構造を有する有機化合物を含む溶媒と接触させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平3-213115号公報
特開平5-70376号公報
特表2006-523255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このように、二酸化炭素を含む流体から硫化カルボニルを選択的に除去することは困難であることが知られていた。これを解決する方法として特許文献3のような有機化合物を含む溶媒と接触させる方法が有効ではあるものの、有機化合物を含む溶媒の処理を考慮すると環境負荷が大きいという課題があった。
【0009】
そこで、本発明は、無機化合物を主成分とした吸着剤を用いて、二酸化炭素を含む流体から硫化カルボニルを効率的に除去できる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
酸化銅を含む吸着剤と、二酸化炭素および硫化カルボニルを含む流体とを、50℃以上、250℃以下の温度域で接触させることで、硫化カルボニルを効率的に除去できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日揮触媒化成株式会社
粒子の分散液、及びその製造方法
1日前
東レ株式会社
吸着材料
14日前
株式会社大善
濃縮脱水機
16日前
東レエンジニアリング株式会社
リアクタ
17日前
株式会社石垣
ろ材層の圧密状態判別方法
1日前
株式会社石垣
ろ材層の圧密状態制御方法
1日前
株式会社石垣
ろ材層の圧密状態制御方法
1日前
日本化薬株式会社
プロピレン製造用触媒
今日
株式会社ナノバブル研究所
製造物
13日前
協和機電工業株式会社
正浸透膜モジュール
1日前
キヤノン電子株式会社
二酸化炭素回収装置
10日前
木村化工機株式会社
蒸留装置
17日前
木村化工機株式会社
蒸留装置
17日前
エステー株式会社
除湿器
15日前
大和ハウス工業株式会社
反応装置
1日前
東ソー株式会社
消臭性組成物及び脱臭フィルター
10日前
本田技研工業株式会社
触媒構造
14日前
株式会社電業社機械製作所
エネルギー回収装置
7日前
永進テクノ株式会社
油水分離装置及び油水分離方法
9日前
東亜ディーケーケー株式会社
溶解装置
7日前
三菱化工機株式会社
ガス分離装置及びガス分離方法
14日前
三進金属工業株式会社
ヒュームフード
15日前
本田技研工業株式会社
吸着装置
7日前
トヨタ紡織株式会社
イオン交換器のカートリッジ
1日前
森下仁丹株式会社
シームレスカプセルの製造方法
16日前
オリオン機械株式会社
除去装置および燃料供給システム
今日
オリエンタル技研工業株式会社
プッシュプル型排気フード
6日前
株式会社富士計器
微細気泡水生成器及びその構造体
9日前
株式会社神戸製鋼所
ガス処理装置及びガス処理方法
9日前
WOTA株式会社
破泡装置
1日前
日揮触媒化成株式会社
パラ水素をオルト水素に変換する触媒
15日前
三菱電機株式会社
放電装置
今日
国立大学法人鳥取大学
マイクロピペットシステム
7日前
京滋興産株式会社
フィルタエレメント及び内圧フィルタ
8日前
前澤工業株式会社
自己洗浄型ろ過設備及びその洗浄方法
2日前
三菱鉛筆株式会社
酸化タングステン光触媒
7日前
続きを見る
他の特許を見る