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公開番号2025064535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174381
出願日2023-10-06
発明の名称酸化タングステン光触媒
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B01J 35/39 20240101AFI20250410BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】本発明では、光触媒活性の高い新規な光触媒材料を提供する。
【解決手段】本発明の酸化タングステン光触媒は、
XRDで測定したときに22.5°~23.45°の範囲の最大ピークの半価幅δが、0.35以下であり、かつ
L*a*b*色空間におけるa*値、及びb*値が、以下の関係を満足する:
a*≦-9.5
b*≧2.2a*+54。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
XRDで測定したときに22.5°~23.45°の範囲の最大ピークの半価幅δが、0.35以下であり、かつ






色空間におけるa

値、及びb

値が、以下の関係を満足する、
酸化タングステン光触媒:


≦-9.5


≧2.2a

+54。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記半価幅が、0.30以下である、請求項1に記載の光触媒。
【請求項3】
タングステン化合物粉末を、酸素雰囲気中において電気炉で熱処理して酸化タングステン粉末を得ることを含み、かつ以下の(a)~(c)の少なくともいずれかの条件を満足する、請求項1又は2に記載の酸化タングステン光触媒の製造方法:
(a)前記熱処理を、650℃以上の温度で行うこと、
(b)前記熱処理を、10時間以上行うこと、及び
(c)得られた酸化タングステンを液状媒体で洗浄し、そして乾燥させることを更に含むこと。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の光触媒を電解質水溶液中に分散させて懸濁液を得ること、及び
前記懸濁液に光を照射すること
を含む、水分解方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、酸化タングステン光触媒に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
光触媒材料としては、酸化チタンや酸化タングステンなどが知られている。「光触媒材料」とは、その伝導電子帯と荷電子帯とのバンドギャップエネルギー以上のエネルギーを有する光が照射されると励起状態となり、伝導帯に電子を、荷電帯に正孔を生成する物質のことである。従来、光触媒材料としては紫外線照射下で活性を発現する酸化チタンが広く利用されているが、住宅内部など紫外線照射が少ない環境下での利用を前提として、可視光照射下で活性を発現する光触媒材料が要望されており、その研究開発が進められている。
【0003】
特許文献1では、可視光活性を有するWO

・(H

O)

〔1.5<n<3.0、0.5<m<7.0〕で表わされる酸化タングステン化合物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/011832号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明では、光触媒活性の高い新規な光触媒材料を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討したところ、以下の手段により上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、下記のとおりである:
〈態様1〉XRDで測定したときに22.5°~23.45°の範囲の最大ピークの半価幅δが、0.35以下であり、かつ






色空間におけるa

値、及びb

値が、以下の関係を満足する、
酸化タングステン光触媒:


≦-9.5


≧2.2a

+54。
〈態様2〉前記半価幅が、0.30以下である、態様1に記載の光触媒。
〈態様3〉タングステン化合物粉末を、酸素雰囲気中において電気炉で熱処理して酸化タングステン粉末を得ることを含み、かつ以下の(a)~(c)の少なくともいずれかの条件を満足する、態様1又は2に記載の酸化タングステン光触媒の製造方法:
(a)前記熱処理を、650℃以上の温度で行うこと、
(b)前記熱処理を、10時間以上行うこと、及び
(c)得られた酸化タングステンを液状媒体で洗浄し、そして乾燥させることを更に含むこと。
〈態様4〉態様1又は2に記載の光触媒を電解質水溶液中に分散させて懸濁液を得ること、及び
前記懸濁液に光を照射すること
を含む、水分解方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、光触媒活性の高い新規な光触媒材料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例及び比較例のa

値、及びb

値の関係を示すプロット図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
《光触媒材料》
本発明の酸化タングステン光触媒は、
XRDで測定したときに22.5°~23.45°の範囲の最大ピークの半価幅δが、0.35以下であり、かつ






色空間におけるa

値、及びb

値が、以下の関係を満足する:


≦-9.5


≧2.2a

+54。
【0010】
本発明の光触媒は、水分解用の光触媒であることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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