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公開番号
2025058867
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2024086763,2023166188
出願日
2024-05-29,2023-09-27
発明の名称
シームレスカプセルの製造方法
出願人
森下仁丹株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01J
2/06 20060101AFI20250401BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】高品質のシームレスカプセルを安定して製造する。
【解決手段】シームレスカプセル50の製造方法が、ノズル1の先端1aから形成管10の流路内の冷却液49に液滴を滴下し、液滴から継ぎ目のない湿潤カプセル50wを形成する形成工程を含む。ノズル1は、その途中から先端1aに向かってノズル1の内側へ傾斜する傾斜部25を備える。傾斜部25の外表面25aを先端1aの下方に向かって延長してなる仮想面26で囲まれた空間の頂点27と形成管10の上端10aとの距離Zが、-10mm≦Z≦6mmの範囲内である。Z<0の場合、頂点27は形成管10の上端10aよりも下方に位置する。Z>0の場合、頂点27は形成管10の上端10aよりも上方に位置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シームレスカプセルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ノズルの先端から形成管の流路内の冷却液(硬化液)へと液滴を下向きに流出させ、充填物質を皮膜物質で被覆してなる球形状のシームレスカプセルの製造方法を開示する。ノズルは、その途中から先細りとなっている。ノズルの先端には、液滴を流出させる開口を有した先端面が設けられている。先端面は、ノズルの中心軸に直交し、水平に向けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-136576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この製造方法は、ノズルの先端面を冷却液の液面の上方に位置させた、いわゆる気中ノズル法を適用している。製造されるシームレスカプセルの外径をdとしたとき、ノズルの先端面と液面との間の距離は、0.5d~3dの範囲内に設定される。しかし、例えば皮膜に割れがないカプセルのような、高品質なシームレスカプセルを安定して製造する点に関し、シームレスカプセルの製造方法には依然として改善の余地がある。
【0005】
本発明は、高品質のシームレスカプセルを安定して製造することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本件発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意に研究を重ねた結果、次の着想を得た。すなわち、ノズルが先細りであり(すなわち、ノズルが、その途中から先端に向かってノズルの内側へ傾斜する傾斜部を備える)、且つノズルの先端面が冷却液の液面よりも下方にある場合に、冷却液は、ノズルの外表面に沿って下向きに流れ、形成管の上端の開口を介して形成管内へと流入する。その過程において、冷却液は、傾斜部の外表面を前記先端の下方に向かって延長してなる仮想面で囲まれた空間の頂点に向かって流れ、当該頂点付近で渦を形成することがある。このような渦が生じると、ノズルから流出する複合ジェットの形状が不安定となり、シームレスカプセルの皮膜に割れが生じたり、シームレスカプセルの外径のばらつきが大きくなったりする。そこで、ノズルの先端面ではなく、この仮想的な頂点の位置を調整することで、形成管に流れ込んでいく冷却液の流れを制御でき、それにより高品質のシームレスカプセルを安定して製造できるのではないかと着想した。本件発明者は、このような着想を具体化し、本発明を完成させた。
【0007】
本発明の一態様は、シームレスカプセルの製造方法であって、ノズルの先端から形成管の流路内の冷却液に液滴を滴下し、前記液滴から継ぎ目のない湿潤カプセルを形成する形成工程を含み、前記ノズルは、その途中から前記先端に向かって前記ノズルの内側へ傾斜する傾斜部を備え、前記傾斜部の外表面を前記先端の下方に向かって延長してなる仮想面で囲まれた空間の頂点と前記形成管の上端との距離Zは、-10mm≦Z≦6mmの範囲内であり、Z<0の場合、前記頂点は前記形成管の上端よりも下方に位置し、Z>0の場合、前記頂点は前記形成管の上端よりも上方に位置する、シームレスカプセルの製造方法を提供する。
【0008】
前記ノズルの中心軸を通る前記ノズルの垂直断面において、前記傾斜部の外表面の上端と下端とを結ぶ一対の直線に挟まれる角度は、20°~70°の範囲内であってもよい。
【0009】
前記ノズルの中心軸と直交する前記ノズルの水平断面において、前記傾斜部の外形線は、円形、楕円又は多角形であってもよい。
【0010】
前記湿潤カプセルの粒径の変動係数は、0.1以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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