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公開番号
2025058630
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168677
出願日
2023-09-28
発明の名称
膜分離装置および膜分離方法
出願人
大陽日酸株式会社
,
国立大学法人広島大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
53/22 20060101AFI20250402BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】原料ガス中に含まれている目的ガスを高い分離効率で膜分離する。
【解決手段】第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体の膜分離を行う膜分離装置であって、内部の空間を-196℃以上0℃以下にする恒温槽と、恒温槽内の空間に位置して混合気体を膜分離する分離膜とを備える膜分離装置。また、第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体の膜分離を行う膜分離装置であって、内部の空間を0℃超にする恒温槽と、前記空間に位置して前記混合気体を膜分離する分離膜とを備える膜分離装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体の膜分離を行う膜分離装置であって、
内部の空間を-196℃以上0℃以下にする恒温槽と、
前記空間に位置して前記混合気体を膜分離する分離膜と、
を備える、膜分離装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体の膜分離を行う膜分離装置であって、
内部の空間を0℃超にする恒温槽と、
前記空間に位置して前記混合気体を膜分離する分離膜と、
を備える、膜分離装置。
【請求項3】
第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体の膜分離を多段階で行う膜分離装置であって、
内部の空間を-196℃以上0℃以下にする第1恒温槽と、前記第1恒温槽の前記空間に位置する第1分離膜とを備える第1膜分離部と、
内部の空間を0℃超にする第2恒温槽と、前記第2恒温槽の前記空間に位置する第2分離膜とを備える第2膜分離部と、
を備える、膜分離装置。
【請求項4】
前記分離膜が疎水性材料からなる層を有する、請求項1または2に記載の膜分離装置。
【請求項5】
前記第1分離膜および前記第2分離膜が、それぞれ、疎水性材料からなる層を有する、請求項3に記載の膜分離装置。
【請求項6】
前記第1の気体が酸素であり、前記第2の気体が希ガスまたは水素である、請求項1~3の何れかに記載の膜分離装置。
【請求項7】
第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体を膜分離する膜分離方法であって、
前記混合気体を温度-196℃以上0℃以下で膜分離する工程を含む、膜分離方法。
【請求項8】
第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体を膜分離する膜分離方法であって、
前記混合気体を温度0℃超で膜分離する工程を含む、膜分離方法。
【請求項9】
第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体を多段階で膜分離する膜分離方法であって、
被膜分離気体を温度-196℃以上0℃以下で膜分離する第1膜分離工程と、
被膜分離気体を温度0℃超で膜分離する第2膜分離工程と、
を含む、膜分離方法。
【請求項10】
前記第1の気体が酸素であり、前記第2の気体が希ガスまたは水素である、請求項7~9の何れかに記載の膜分離方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、膜分離装置および膜分離方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数の気体の混合物である混合気体から所望の気体を分離・回収する方法として、膜分離が用いられている。
【0003】
具体的には、例えば特許文献1では、膜分離を用いて低濃度のヘリウムを含むガスからヘリウムを分離・精製している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2021/0402345号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来の技術では、低濃度のヘリウムを含む原料ガスから目的のガスであるヘリウムを分離する際に低濃度成分であるヘリウムを透過させる分離膜を利用しているため、分離効率が低かった。
【0006】
そのため、原料ガス中に含まれている目的ガスを高い分離効率で膜分離する技術が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、同じ分離膜を用いて膜分離を行った場合であっても、常温下と、低温下とでは気体の透過傾向が異なり得ること、具体的には、第1の気体と、常温下では第1の気体よりも透過係数の大きい第2の気体とを含む混合気体を膜分離する際に、低温下で膜分離を行うと第2の気体の方が透過係数が小さくなることがあることを新たに見出した。
【0008】
即ち、この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、[1]本発明の膜分離装置は、第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体の膜分離を行う膜分離装置であって、内部の空間を-196℃以上0℃以下にする恒温槽と、前記空間に位置して前記混合気体を膜分離する分離膜とを備えることを特徴とする。このように、内部の空間を-196℃以上0℃以下の低温にする恒温槽を設ければ、低温下、常温時とは異なる透過傾向で膜分離を行うことができる。従って、混合気体中に含まれている目的ガスの濃度および常温時の透過係数に応じて膜分離装置を使い分けることで、目的ガスを高い分離効率で膜分離することが可能となる。
【0009】
また、この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、[2]本発明の膜分離装置は、第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体の膜分離を行う膜分離装置であって、内部の空間を0℃超にする恒温槽と、前記空間に位置して前記混合気体を膜分離する分離膜とを備えることを特徴とする。このように、内部の空間を0℃超にする恒温槽を設ければ、常温時と同じ透過傾向で膜分離を行うことができるので、混合気体中に含まれている目的ガスの濃度および常温時の透過係数に応じて膜分離装置を使い分けることで、目的ガスを高い分離効率で膜分離することが可能となる。
【0010】
更に、この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、[3]本発明の膜分離装置は、第1の気体と、第2の気体とを含む混合気体の膜分離を多段階で行う膜分離装置であって、内部の空間を-196℃以上0℃以下にする第1恒温槽と、前記第1恒温槽の前記空間に位置する第1分離膜とを備える第1膜分離部と、内部の空間を0℃超にする第2恒温槽と、前記第2恒温槽の前記空間に位置する第2分離膜とを備える第2膜分離部とを備えることを特徴とする。このように、第1膜分離部および第2膜分離部を用いて多段階で膜分離を行えば、混合気体中に含まれている目的ガスを高い分離効率で膜分離することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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