TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025163959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024067633
出願日2024-04-18
発明の名称エピタキシャル膜の製造方法、気相成長装置及びエピタキシャル膜
出願人大陽日酸株式会社,国立大学法人東京農工大学
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H01L 21/365 20060101AFI20251023BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】H及びCがエピタキシャル膜に混入すること及びSi濃度分布が大きくなることを抑制することが可能なエピタキシャル膜の製造方法、気相成長装置及びエピタキシャル膜を提供する。
【解決手段】材質がSiO2の反応管を加熱するために電気炉が用いられるホットウォールMOVPE法を用いて、Ga原料としてトリメチルガリウム(TMGa)、O原料としてO2ガス、Siのドーパントとしてテトラメチルシラン(TMSi)を用いて、950~1100℃の成長温度、1.0×10-7~1.0×10-3のRSi(ただし、RSiはモル比で(TMSiの供給量)/((TMSiの供給量)+(TMGaの供給量))を表す)の条件で、n型β-Ga2O3エピタキシャル膜を成長させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
材質がSiO

の反応管を加熱するために電気炉が用いられるホットウォールMOVPE法を用いてn型β-Ga



エピタキシャル膜を成長させる、エピタキシャル膜の製造方法において、Ga原料としてトリメチルガリウム(TMGa)、O原料としてO

ガス、Siのドーパントとしてテトラメチルシラン(TMSi)を用いて、950~1100℃の成長温度、1.0×10
-7
~1.0×10
-3
のR
Si
(ただし、R
Si
はモル比で(TMSiの供給量)/((TMSiの供給量)+(TMGaの供給量))を表す。)の条件で、n型β-Ga



エピタキシャル膜を成長させる、エピタキシャル膜の製造方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
材質がSiO

の反応管を加熱するために電気炉が用いられるホットウォールMOVPE法を用いてn型β-Ga



エピタキシャル膜を成長させる、気相成長装置において、Ga原料としてトリメチルガリウム(TMGa)、O原料としてO

ガス、Siのドーパントとしてテトラメチルシラン(TMSi)を用いて、950~1100℃の成長温度、1.0×10
-7
~1.0×10
-3
のR
Si
(ただし、R
Si
はモル比で(TMSiの供給量)/((TMSiの供給量)+(TMGaの供給量))を表す。)の条件で、n型β-Ga



エピタキシャル膜を成長させる、気相成長装置。
【請求項3】
Siのドーパントを含有した、n型β-Ga



エピタキシャル膜であって、基板面内のSi濃度分布における、((Si濃度の最大値)-(Si濃度の最小値))/(Si濃度の平均値)×100%の値が0%以上2.0%以下である、エピタキシャル膜。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エピタキシャル膜の製造方法、気相成長装置及びエピタキシャル膜に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
β-Ga



は、大きなバンドギャップエネルギー(~4.5eV)を有し、高い絶縁破壊電界強度(>7MV/cm)が推測されるため、次世代のパワーデバイス材料として注目されている。縦型デバイスの作製には、導電性制御されたn型の厚いドリフト層成長が必須で、これまでにハライド気相成長(HVPE)法が用いられてきた。一方、有機金属気相成長(MOVPE)法は、高精度の膜厚制御や混晶成長が可能である。
【0003】
特許文献1では、有機金属のIII族原料および有機金属のV族原料を用いて、n型不純物としてSiの有機金属化合物であるテトラメチルシラン(TMSi)、テトラエチルシラン(TESi)を用いるn型のIII-V族化合物半導体エピタキシャル薄膜の有機金属気相成長法が開示されている。
非特許文献1では、MOVPE法を用いてβ-Ga



エピタキシャル膜を成膜したことが報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-130667号公報
【非特許文献】
【0005】
F.Alema,B.Hertog,A.Osinsky,P.Mukhopadhyay,M.Toporkov,and W.V.Schoenfeld,Journal of Crystal Growth 第475巻,pp.77-82(2017年).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
n型不純物としてシリコン(Si)の有機金属化合物を用いたβ-Ga



の成長では、有機金属由来の炭化水素が完全燃焼しない場合に水素(H)や炭素(C)がエピタキシャル膜に混入する。
また、Siの有機金属化合物のSiへの分解が早すぎたり、遅すぎたりすると、基板面内のβ-Ga



エピタキシャル膜のSi濃度分布が大きくなる。特に、Siの有機金属化合物が、完全にSiへ分解しない場合、Siがβ-Ga



エピタキシャル膜に取り込まれない。
【0007】
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであって、H及びCがエピタキシャル膜に混入すること及びSi濃度分布が大きくなることを抑制することが可能なエピタキシャル膜の製造方法、気相成長装置及びエピタキシャル膜を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を採用した。
[1] 材質が石英(SiO

)の反応管を加熱するために電気炉が用いられるホットウォールMOVPE法を用いてn型β-Ga



エピタキシャル膜を成長させる、エピタキシャル膜の製造方法において、Ga原料としてトリメチルガリウム(TMGa)、O原料としてO

ガス、SiのドーパントとしてTMSiを用いて、950~1100℃の成長温度、1.0×10
-7
~1.0×10
-3
のR
Si
(ただし、R
Si
はモル比で(TMSiの供給量)/((TMSiの供給量)+(TMGaの供給量))を表す。)の条件で、n型β-Ga



エピタキシャル膜を成長させる、エピタキシャル膜の製造方法。
[2] 材質がSiO

の反応管を加熱するために電気炉が用いられるホットウォールMOVPE法を用いてn型β-Ga



エピタキシャル膜を成長させる、気相成長装置において、Ga原料としてTMGa、O原料としてO

ガス、SiのドーパントとしてTMSiを用いて、950~1100℃の成長温度、1.0×10
-7
~1.0×10
-3
のR
Si
の条件で、n型β-Ga



エピタキシャル膜を成長させる、気相成長装置。
[3] Siのドーパントを含有した、n型β-Ga



エピタキシャル膜であって、基板面内のSi濃度分布における、((Si濃度の最大値)-(Si濃度の最小値))/(Si濃度の平均値)×100%の値が0%以上2.0%以下である、エピタキシャル膜。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、HやCがエピタキシャル膜に混入すること及びSi濃度分布が大きくなることを抑制することができる。上記手段を用いることで、有機金属由来の炭化水素が完全燃焼され、HやCがβ-Ga



エピタキシャル膜にほとんど混入されない。また、ガスの流れ方向におけるTMSiからSiへの分解の位置が調整され、基板面内のβ-Ga



エピタキシャル膜のSi濃度分布を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る気相成長装置の鉛直方向の断面図である。
実施形態に係る気相成長装置の水平方向の断面図である。
エピタキシャル膜のR
Si
とSi濃度及び有効キャリア密度の関係を表すグラフである。
基板を回転させない場合の基板面内のSi濃度分布を示す説明図である。
基板を回転させる場合の基板面内のSi濃度分布を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

大陽日酸株式会社
インジェクター
2か月前
大陽日酸株式会社
ドライ洗浄装置
1か月前
大陽日酸株式会社
金属積層造形方法
2か月前
大陽日酸株式会社
CO2の回収方法
1か月前
大陽日酸株式会社
低温ガス発生装置
1か月前
大陽日酸株式会社
転写型シート状接合材
1か月前
大陽日酸株式会社
転写型シート状接合材
1か月前
大陽日酸株式会社
還元剤被覆銅ナノ粒子
1か月前
大陽日酸株式会社
洗浄対象物の洗浄方法
1か月前
大陽日酸株式会社
酸素富化ガスの製造方法
1か月前
大陽日酸株式会社
希釈冷凍機及びその制御方法
1か月前
大陽日酸株式会社
ガス分離方法及びガス分離装置
10日前
大陽日酸株式会社
基板処理方法及び基板処理装置
25日前
大陽日酸株式会社
回転体および回転体の制御方法
2か月前
大陽日酸株式会社
ガス分離方法及びガス分離装置
10日前
大陽日酸株式会社
ガス分離方法及びガス分離装置
10日前
大陽日酸株式会社
液分配器、充填塔及び空気分離装置
2か月前
大陽日酸株式会社
エピタキシャル膜の製造方法及び気相成長装置
1か月前
大陽日酸株式会社
液化ガス充填システム及び液化ガスの充填方法
1か月前
大陽日酸株式会社
高炉シャフト部に供給する還元ガスの製造装置
1か月前
大陽日酸株式会社
還元鉄の製造システム、および還元鉄の製造方法
1か月前
大陽日酸株式会社
カバーガスの供給方法及びマグネシウム溶融装置
1か月前
大陽日酸株式会社
混焼専焼バーナの燃焼方法および混焼専焼バーナ
2か月前
大陽日酸株式会社
圧力変動吸着式ガス分離方法及び圧力変動吸着式ガス分離装置
1か月前
大陽日酸株式会社
エピタキシャル膜の製造方法、気相成長装置及びエピタキシャル膜
1か月前
大陽日酸株式会社
還元鉄の製造装置、還元鉄の製造システム、および還元鉄の製造方法
1か月前
個人
高血圧治療用気体状医薬組成物
1か月前
株式会社三井E&S
水素ガス製造装置、水素ガス供給装置、燃料電池システム、移動体、及び水素ガス製造方法
1か月前
東ソー株式会社
絶縁電線
1か月前
APB株式会社
蓄電セル
1か月前
個人
フレキシブル電気化学素子
1か月前
マクセル株式会社
電源装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
株式会社ユーシン
操作装置
1か月前
株式会社東芝
端子台
1か月前
日新イオン機器株式会社
イオン源
1か月前
続きを見る