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公開番号
2025141626
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041644
出願日
2024-03-15
発明の名称
液分配器、充填塔及び空気分離装置
出願人
大陽日酸株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
10/00 20060101AFI20250919BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】メインチャネルの大きさの増大化を抑制しながら、液分配器に供給される液体の流速の影響を抑制可能な液分配器、この液分配器を備える充填塔、及び、この充填塔を備える空気分離装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る液分配器は、充填塔用のパイプ式の液分配器であって、受入口を備えるメインチャネルと、前記受入口を通じて、前記メインチャネルの外部から内部に亘って延在し、前記メインチャネルの外部に位置する液流入口から、前記メインチャネルの内部に位置する液流出口まで連なる液体の供給流路を備えるフィードパイプと、前記メインチャネルから突設されており、前記液体が流下する複数の液流下孔を備えるアームと、を備え、前記フィードパイプの前記液流出口の総面積は、前記メインチャネルの前記受入口の位置での前記供給流路の断面積よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
充填塔用のパイプ式の液分配器であって、
受入口を備えるメインチャネルと、
前記受入口を通じて、前記メインチャネルの外部から内部に亘って延在し、前記メインチャネルの外部に位置する液流入口から、前記メインチャネルの内部に位置する液流出口まで連なる液体の供給流路を備えるフィードパイプと、
前記メインチャネルから突設されており、前記液体が流下する複数の液流下孔を備えるアームと、を備え、
前記フィードパイプの前記液流出口の総面積は、前記メインチャネルの前記受入口の位置での前記供給流路の断面積よりも大きい、液分配器。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記受入口は、前記メインチャネルの側壁に形成されており、
前記フィードパイプは、
前記メインチャネルの前記受入口を通じて前記メインチャネルの外部と内部とに跨って延在し、前記供給流路の前記液流入口が形成されている上流パイプ部と、
前記上流パイプ部に連なり、前記メインチャネルの延在方向に沿って延在し、前記供給流路の前記液流出口が形成されている下流パイプ部と、を備える、
請求項1に記載の液分配器。
【請求項3】
前記メインチャネルの内部を、前記液流出口が位置する上流側空間と、前記アーム内と連通する下流側空間と、に仕切ると共に、前記上流側空間と前記下流側空間とを連通する連通路を含む緩衝板を備える、請求項1又は2に記載の液分配器。
【請求項4】
前記メインチャネルが分解可能に組み立てられている、請求項1又は2に記載の液分配器。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の液分配器と、
前記液分配器の下方に配置されている充填物と、を備える、充填塔。
【請求項6】
請求項5に記載の充填塔を備える、空気分離装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は液分配器、充填塔及び空気分離装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
充填塔の充填物に均一に液体を分配するための液分配器が知られている。特許文献1には、このような液分配器が開示されている。特許文献1に記載の液分配器は、メインチャネルと、メインチャネルに接続された複数のアームと、を備える。アームは、メインチャネルと直交する方向に延在し、複数の孔がアームの延在方向に沿って配置されている。このような液分配器では、液体が、メインチャネルを通じてアームに導かれ、アームの複数の孔から排出されることにより、充填物に分配される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第5501079号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のような液分配器では、液分配器に供給される液体の流速の影響により、アームの孔から排出される液量が、孔の位置によって変動することがある。具体的には、例えばアームのメインチャネルとの接続部付近に位置する孔と、アームの先端付近に位置する孔とで、排出される液量が異なる場合がある。
【0005】
上述した排出される液量の、孔の位置による変動は、充填塔の気液接触の効率を低下させる可能性があり、好ましくない。
【0006】
一方、液分配器に供給される液体の流速の影響を抑制するために、メインチャネルの大きさを増大させ、メインチャネルの内部を通る液体の流速を低減させる方法がある。しかしながら、メインチャネルの大きさを増大させることは、液分配器全体の大きさ、形状に影響を与え、例えば、液分配器が設置される充填塔の塔径に制限がある場合などにおいて、好ましくない場合がある。
【0007】
本開示は、メインチャネルの大きさの増大化を抑制しながら、液分配器に供給される液体の流速の影響を抑制可能な液分配器、この液分配器を備える充填塔、及び、この充填塔を備える空気分離装置、を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の態様としての液分配器は、
(1)
充填塔用のパイプ式の液分配器であって、
受入口を備えるメインチャネルと、
前記受入口を通じて、前記メインチャネルの外部から内部に亘って延在し、前記メインチャネルの外部に位置する液流入口から、前記メインチャネルの内部に位置する液流出口まで連なる液体の供給流路を備えるフィードパイプと、
前記メインチャネルから突設されており、前記液体が流下する複数の液流下孔を備えるアームと、を備え、
前記フィードパイプの前記液流出口の総面積は、前記メインチャネルの前記受入口の位置での前記供給流路の断面積よりも大きい、液分配器、である。
【0009】
本開示の1つの実施形態としての液分配器は、
(2)
前記受入口は、前記メインチャネルの側壁に形成されており、
前記フィードパイプは、
前記メインチャネルの前記受入口を通じて前記メインチャネルの外部と内部とに跨って延在し、前記供給流路の前記液流入口が形成されている上流パイプ部と、
前記上流パイプ部に連なり、前記メインチャネルの延在方向に沿って延在し、前記供給流路の前記液流出口が形成されている下流パイプ部と、を備える、
上記(1)に記載の液分配器、である。
【0010】
本開示の1つの実施形態としての液分配器は、
(3)
前記メインチャネルの内部を、前記液流出口が位置する上流側空間と、前記アーム内と連通する下流側空間と、に仕切ると共に、前記上流側空間と前記下流側空間とを連通する連通路を含む緩衝板を備える、上記(1)又は(2)に記載の液分配器、である。
(【0011】以降は省略されています)
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