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公開番号2025062782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023172032
出願日2023-10-03
発明の名称ウェアラブル機器、ウェアラブル機器の制御方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04B 1/3827 20150101AFI20250408BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザの腕に装着されているか否かに応じて夫々の状態に適したアンテナを選択して所定機能の処理を実行するウェアラブル機器及びその制御方法を提供する。
【解決手段】携帯無線装置10は、ケースと、自機器が人体に装着されていない状態よりも、人体に装着された状態の方が、受信感度が低下しない特性を有するアンテナを含む第1アンテナ(パッチアンテナ)と、自機器が人体に装着されていない状態よりも、人体に装着された状態の方が、受信感度が低下する特性を有するアンテナを含む第2アンテナ(モノポールアンテナ)と、自機器が人体に装着された状態にあることを検出するセンサ部1500と、自機器の所定機能の処理を実行する制御部1100と、を備える。制御部は、自機器が人体に装着されたことを検出した場合には第1アンテナを用いて、自機器が人体に装着されたことを検出しない場合には、第2アンテナを用いて所定機能の処理を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
中空状の本体ケースと、
前記本体ケースの内部に設けられ、自機器が人体に装着されていない状態よりも、人体に装着された状態の方が、受信感度が低下しない特性を有するアンテナを含む第1のアンテナ部と、
前記本体ケースの内部に設けられ、前記自機器が人体に装着されていない状態よりも、人体に装着された状態の方が、受信感度が低下する特性を有するアンテナを含む第2のアンテナ部と、
前記自機器が人体に装着された状態にあることを検出するセンサ部と、
前記自機器の所定機能の処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記センサ部により前記自機器が人体に装着されたことを検出した場合には前記第1のアンテナ部を用いて前記所定機能の処理を実行し、前記センサ部により前記自機器が人体に装着されたことを検出しない場合には前記第2のアンテナ部を用いて前記所定機能の処理を実行する、
ウェアラブル機器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記所定機能は、前記自機器において利用される時刻データの修正機能である、
請求項1に記載のウェアラブル機器。
【請求項3】
前記センサ部は、前記自機器が屋外にあるか屋内にあるかを判定可能であり、
前記制御部は、
前記センサ部により前記自機器が人体に装着されたことを検出し且つ前記自機器が屋外にあると判定された場合には、前記第1のアンテナ部によって前記時刻データを測位衛星からの電波受信を通じて取得し、
前記センサ部により前記自機器が人体に装着されたことを検出しない場合には、前記第2のアンテナ部によって前記時刻データを他の通信端末から無線通信を通じて取得する、
請求項2に記載のウェアラブル機器。
【請求項4】
前記センサ部により前記自機器が人体に装着されたことを検出し且つ前記自機器が屋内にあると判定された場合には、人体から前記自機器を離すように促す報知が実行される、
請求項3に記載のウェアラブル機器。
【請求項5】
前記センサ部は、前記自機器が屋外にあるか屋内にあるかを判定可能であり、
前記制御部は、
前記センサ部により前記自機器が屋外にあると判定され且つ前記自機器が人体に装着されたことを検出した場合は、前記第1のアンテナ部によって前記時刻データを測位衛星からの電波受信を通じて取得し、
前記センサ部により前記自機器が屋内にあると判定され且つ前記自機器が人体に装着されたことを検出しない場合は、前記第2のアンテナ部によって前記時刻データを他の通信端末から無線通信を通じて取得する、
請求項2に記載のウェアラブル機器。
【請求項6】
前記センサ部により前記自機器が屋外にあると判定され且つ前記自機器が人体に装着されたことを検出しない場合、前記制御部は、前記第2のアンテナ部によって前記時刻データを他の通信端末から無線通信を通じて取得する、
請求項5に記載のウェアラブル機器。
【請求項7】
前記本体ケースの裏蓋は、グラウンドと同電位とされている、
請求項1に記載のウェアラブル機器。
【請求項8】
前記第1のアンテナ部及び前記第2のアンテナ部は、時刻データを含む電波信号を受信して前記制御部に前記電波信号を受け渡す、
請求項1に記載のウェアラブル機器。
【請求項9】
前記第1のアンテナ部は、パッチアンテナを含む、
請求項1に記載のウェアラブル機器。
【請求項10】
前記第2のアンテナ部は、モノポールアンテナを含む、
請求項1に記載のウェアラブル機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェアラブル機器、ウェアラブル機器の制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
腕時計型のスマートウォッチなど、人体に装着して用いられるウェアラブルデバイスとしての電子機器が種々開発され、利用されるようになっている。このような電子機器は、外部装置との間でのデータ授受を無線通信により行う場合、電波を受信するアンテナの受信感度に対する人体の影響が問題となる。例えば特許文献1には、身体に装着して使用する携帯無線装置において、頭部の近接によるアンテナ性能の劣化を低減することを目的として、音声信号を受信するマイクからの距離がそれぞれ異なる位置に複数のアンテナを設け、音声信号のレベルに基づいて、前記複数のアンテナを切替える構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-92643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アンテナには種々の形式があるが、人体に装着される電子機器の場合、アンテナの形式によって体表面に近接した場合の受信特性が異なることが知られている。しかしながら、特許文献1に記載の携帯無線装置では、頭部の近接によるアンテナ性能の劣化は考慮されているが、装置自体を体表面に近接した場合と離隔した場合とにおいてアンテナ性能が変化するようなアンテナの形式には対応していなかった。
【0005】
本発明の目的の一つは、装着時、非装着時の両方において安定して機能を利用できるウェアラブル機器、ウェアラブル機器の制御方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの態様によるウェアラブル機器は、中空状の本体ケースと、前記本体ケースの内部に設けられ、自機器が人体に装着されていない状態よりも、人体に装着された状態の方が、受信感度が低下しない特性を有するアンテナを含む第1のアンテナ部と、前記本体ケースの内部に設けられ、前記自機器が人体に装着されていない状態よりも、人体に装着された状態の方が、受信感度が低下する特性を有するアンテナを含む第2のアンテナ部と、前記自機器が人体に装着された状態にあることを検出するセンサ部と、前記自機器の所定機能の処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記センサ部により前記自機器が人体に装着されたことを検出した場合には前記第1のアンテナ部を用いて前記所定機能の処理を実行し、前記センサ部により前記自機器が人体に装着されたことを検出しない場合には前記第2のアンテナ部を用いて前記所定機能の処理を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装着時、非装着時の両方において安定してウェアラブル機器の機能を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態における携帯無線装置の模式正面図である。
本発明の一実施形態における携帯無線装置の模式側面図である。
本発明の一実施形態における携帯無線装置の一部を透視で示す模式正面図である。
本発明の一実施形態における携帯無線装置の一部を断面で示す模式側面図である。
本発明の一実施形態における携帯無線装置のハードウェア構成例及び機能ブロックを示す模式図である。
本発明の一実施形態における受信モード切替処理を例示するフローチャートである。
本発明の一実施形態における受信モード切替処理を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について、その実施形態に即して添付図面を参照しながら説明する。
【0010】
<携帯無線装置の構成>
まず、図1~図4を参照して、本実施形態に係る携帯無線装置の構成を説明する。図1は本実施形態における携帯無線装置の模式正面図、図2~図4は、それぞれ、図1に対応する模式側面図、携帯無線装置の一部を透視で示す模式正面図、携帯無線装置の一部を断面で示す模式側面図である。本実施形態の携帯無線装置10は、ユーザが前腕部に装着して使用する腕時計型のウェアラブルデバイスとして構成されている。携帯無線装置10は、時刻表示、アラーム、タイマー等の標準的な時刻表示、計時機能を有する。携帯無線装置10には、その他、温度計測、気圧計測、心拍数計測、歩数計側等の活動量計測を含む各種計測機能を設けてもよい。あるいは、携帯無線装置10は、時計としての時刻表示機能を有しない活動量計等の電子機器であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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