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公開番号2025062288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171243
出願日2023-10-02
発明の名称搬入物保管用隔壁装置
出願人三機工業株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24F 7/06 20060101AFI20250407BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】搬入物を安全キャビネットの作業空間に搬入する際の汚染リスクを低減すると共に作業者の作業性を向上させることができる搬入物保管用隔壁装置を提供する。
【解決手段】
本開示は、クリーンルームに設置された安全キャビネットの前方に対向配置される搬入物保管用隔壁装置に関連する。搬入物保管用隔壁装置は、安全キャビネットの幅と同等以上の幅を有し、且つ安全キャビネットの前面開口部の上端の高さと同等以上の高さを有するフレームと、フレームに設けられる隔壁と、フレームに固定され、隔壁と安全キャビネットとで画成された空間を清浄領域とし、清浄領域に清浄空気を所定の流量で供給するファンフィルタユニットと、フレームで保持され、清浄領域に面する開閉扉を有し、且つ、搬入物を保管する1つまたは2つ以上の保管庫と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
クリーンルームに設置された安全キャビネットの前方に対向配置される搬入物保管用隔壁装置であって、
前記安全キャビネットの幅と同等以上の幅を有し、且つ前記安全キャビネットの前面開口部の上端の高さと同等以上の高さを有するフレームと、
前記フレームに設けられる隔壁と、
前記フレームに固定され、前記隔壁と前記安全キャビネットとで画成された空間を清浄領域とし、前記清浄領域に清浄空気を所定の流量で供給するファンフィルタユニットと、
前記フレームで保持され、前記清浄領域に面する開閉扉を有し、且つ、搬入物を保管する1つまたは2つ以上の保管庫と、を備える搬入物保管用隔壁装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記フレームは、幅方向に間隔を存して配置される第1フレーム部と第2フレーム部を有し、前記第1フレーム部と前記第2フレーム部との間の空間の上部に前記ファンフィルタユニットが配置され、当該空間に前記開閉扉が面するように前記保管庫が配置される請求項1に記載の搬入物保管用隔壁装置。
【請求項3】
前記フレームの下端にキャスタが設けられる請求項1または請求項2に記載の搬入物保管用隔壁装置。
【請求項4】
クリーンルームに設置された安全キャビネットの前方に対向配置される搬入物保管用隔壁装置であって、
隔壁と搬入物を保管する1つまたは2つ以上の保管庫とを有する保管ユニットと、
前記隔壁と前記安全キャビネットとで画成された空間を清浄領域とし、前記清浄領域に清浄空気を所定の流量で供給するファンフィルタユニットと、を備え、
前記保管庫は、前記清浄領域に面する開閉扉を有する搬入物保管用隔壁装置。
【請求項5】
前記保管ユニットは、幅方向に間隔を存して配置される第1保管部および第2保管部を有し、
前記第1保管部と前記第2保管部との間の空間の上部に前記ファンフィルタユニットが配置され、当該空間に前記開閉扉が面するように前記第1保管部および前記第2保管部の夫々に前記保管庫が配置される請求項4に記載の搬入物保管用隔壁装置。
【請求項6】
前記保管ユニットは、前記安全キャビネットの幅と同等以上の幅を有し、且つ前記安全キャビネットの前面開口部の上端の高さと同等以上の高さを有する請求項4または請求項5に記載の搬入物保管用隔壁装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、クリーンルームに設置された安全キャビネットに搬入する搬入物を一時的に保管する搬入物保管用隔壁装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示される安全キャビネット(生物学的安全キャビネット(BSC:Biological Safety Cabinet)ともいう)は、例えば、再生医療施設、検査施設やバイオ医薬品施設のクリーンルームに設置される。安全キャビネットは、清浄な空気が循環する作業空間を内部に備え、この作業空間を臨む前面開口部には、上下方向にスライド可能なシャッターが設けられている。作業者がシャッターを上方に200mm程度スライドさせた後、前面開口部から作業空間に原材料、器具や試薬などの搬入物が搬入される。
【0003】
ここで、一般的に、クリーンルームの清浄度は作業空間の清浄度よりも低く設定され、クリーンルームの所定位置に保管された搬入物を作業空間に搬入する際に、作業空間に汚染粒子が流入するリスクがある。このような汚染リスクを低減するために、安全キャビネットの側面に、電子線照射器を備えるパスボックスを接続することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。作業者が作業空間側からパスボックスの扉を開き、パスボックスから作業空間に搬入物を搬入している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6216664号公報
特開2022-123184号公報(図11参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、作業空間には、原材料だけでなく、器具や試薬などが多数配置されるのが一般的である。作業空間に配置された器具や試薬などに接触しないように、作業空間側からパスボックスの扉を開いたり、パスボックスから作業空間の所定位置に搬入物を搬入したりすることは、作業者にとって著しく作業性が悪い。また、作業空間において、多数配置された器具や試薬などに搬入物が接触すると、搬入物が汚染されてしまう。
【0006】
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものである。本開示は、搬入物を安全キャビネットの作業空間に搬入する際の汚染リスクを低減すると共に作業者の作業性を向上させることができる搬入物保管用隔壁装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本開示の第1の観点は、クリーンルームに設置された安全キャビネットの前方に対向配置される搬入物保管用隔壁装置に関連する。搬入物保管用隔壁装置は、安全キャビネットの幅と同等以上の幅を有し、且つ安全キャビネットの前面開口部の上端の高さと同等以上の高さを有するフレームと、フレームに設けられる隔壁と、フレームに固定され、隔壁と安全キャビネットとで画成された空間を清浄領域とし、清浄領域に清浄空気を所定の流量で供給するファンフィルタユニットと、フレームで保持され、清浄領域に面する開閉扉を有し、且つ、搬入物を保管する1つまたは2つ以上の保管庫と、を備える。
【0008】
第2の観点は、第1の観点に加えて、次の特徴を更に有する。フレームは、幅方向に間隔を存して配置される第1フレーム部と第2フレーム部を有する。第1フレーム部と第2フレーム部との間の空間の上部にファンフィルタユニットが配置され、当該空間に前記開閉扉が面するように保管庫が配置される。
【0009】
第3の観点は、第1または第2の観点に加えて、次の特徴を更に有する。フレームの下端にキャスタが設けられる。
【0010】
上記の課題を解決するため、本開示の第4の観点は、クリーンルームに設置された安全キャビネットの前方に対向配置される搬入物保管用隔壁装置に関連する。搬入物保管用隔壁装置は、隔壁と搬入物を保管する1つまたは2つ以上の保管庫とを有する保管ユニットと、隔壁と安全キャビネットとで画成された空間を清浄領域とし、清浄領域に清浄空気を所定の流量で供給するファンフィルタユニットと、を備え、保管庫は、清浄領域に面する開閉扉を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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