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公開番号2025059413
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169487
出願日2023-09-29
発明の名称クリーンルームの空調システム
出願人三機工業株式会社
代理人弁理士法人山田特許事務所
主分類F24F 7/06 20060101AFI20250403BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】省スペース且つ安価にて好適にクリーンルームを実現し得るクリーンルームの空調システムを提供する。
【解決手段】対象空間Sに空調空気を供給する供給口10aと、対象空間S内における供給口10aの下方の位置に設けられ、供給口10aから供給される空気を誘引し、浄化して下方に送り出す送風ユニット2と、対象空間Sの床13より上方に設けられた吸込口10bと、供給口10aと吸込口10bとを繋ぐダクト20と、ダクト20の途中に設けられた空調機21とを備え、送風ユニット2から送り出された空気が、対象空間Sの床13に沿って流れた後、上昇して吸込口10bに吸い込まれるようクリーンルームを構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象空間に空調空気を供給する供給口と、
対象空間内における前記供給口の下方の位置に設けられ、前記供給口から供給される空気を誘引し、浄化して下方に送り出す送風ユニットと、
対象空間の床より上方に設けられた吸込口と、
前記供給口と前記吸込口とを繋ぐダクトと、
前記ダクトの途中に設けられた空調機と
を備え、
前記送風ユニットから送り出された空気が、対象空間の床に沿って流れた後、上昇して前記吸込口に吸い込まれるよう構成されていること
を特徴とするクリーンルームの空調システム。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
対象空間の一部の領域に、上天井の下方に設置した下天井に前記送風ユニットを配した送風部を設け、
前記送風部の上方の位置に前記供給口を備えたこと
を特徴とする請求項1に記載のクリーンルームの空調システム。
【請求項3】
前記吸込口は前記上天井に設けられていること
を特徴とする請求項2に記載のクリーンルームの空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーンルームの空調システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
図10はクリーンルームにおける空調システムの一例を示している。対象空間Sはボールルーム方式の工業用クリーンルームとして構成されており、天井1には複数の送風ユニット2が設置されている。送風ユニット2は、天井1の上方の空気をファンにより筐体内に吸い込んでフィルタに吹き付け、該フィルタを通って浄化された空気を下方の対象空間Sへ送り出すようになっている。
【0003】
対象空間Sの床3は、パンチングパネルやグレーチング等を素材とする上げ床として構成されている。送風ユニット2から対象空間Sに送り込まれた空気は、床3の開孔を通って床下の空間に抜け、床下と天井裏を連通するレタンシャフト4を通って天井裏の空間へ送られ、再度送風ユニット2から対象空間Sに供給される。
【0004】
対象空間S内では生産装置等の機器5が稼働しており、室内の空気は、機器5から生じる熱を受け取り昇温した状態となり、還気として床下へ抜ける。昇温した還気は、床下から天井裏へ戻って再度送風ユニット2から送り出されるまでの間に、機器5の稼働に適した温度まで冷却される必要がある。ここに示した例では、レタンシャフト4の入口付近にドライコイルである冷却ユニット6を備え、対象空間Sの床3を抜けた後の還気を冷却するようになっている。
【0005】
こうして、図10に示す空調システムでは、対象空間Sにおいては清浄な空気を送風ユニット2から供給しつつ、対象空間Sを含む設備全体で空気を循環させるようになっている。このような空気の循環において、送風ユニット2は対象空間Sに対し空気を概ね下向きに送り出すが、これによって形成される気流は一方向の押し出し流ではなく、室内で生じた塵埃を清浄空気により希釈混合するような非一方向の気流である。
【0006】
尚、ここに示した例は模式化した図であって、実際の工業用クリーンルームには、図示されている以外に、例えば外調機や加湿器といった設備がさらに設けられることが通常であるが、ここでは図示を省略している。
【0007】
この種のクリーンルームの空調システムに関連する先行技術文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2008-128618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、上述の如き従来のクリーンルームでは、空気の循環やメンテナンス等のため、対象空間Sの周囲に、該対象空間Sから区画された空間が必要である。特に、多数の送風ユニット2の設置面である天井1の上方(天井裏)には、送風ユニット2への空気の流れを確保し、且つ送風ユニット2のメンテナンスを可能とするため、ある程度の平面積と高さを有する空間を設けなくてはならない。
【0010】
また、対象空間Sに上述の如き非一方向の気流を広く供給するためには、広い面積の天井1をセル天井として構築し、そこに送風ユニット2を配置する必要がある。尚、クリーンルームの構成によっては、送風ユニットが天井に疎らに配置されるような場合もあるが、そういった場合でも、送風ユニットを一定の間隔で配置するため、送風ユニットとブランクパネルにより、やはり広い面積の天井を構築する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)

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