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公開番号2025067771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2024066607
出願日2024-04-17
発明の名称ダクトの吊下作業装置および方法
出願人三機工業株式会社
代理人弁理士法人山田特許事務所
主分類F16L 1/00 20060101AFI20250417BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】構造物に対しダクトを簡便且つ好適に設置し得るダクトの吊下作業装置および方法を提供する。
【解決手段】構造物に取付具を打ち付ける留具を射出する留具射出部50と、構造物に対し取付具を介して吊り下げられるダクトDを支持するダクト支持部30と、留具射出部50およびダクト支持部30を昇降可能に支持する昇降部20と、留具射出部50の射出口50aに対し、取付具を射出位置に送る部品送り部40とを備えて吊下作業装置100を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造物に取付具を打ち付ける留具を射出する留具射出部と、
構造物に対し前記取付具を介して吊り下げられるダクトを支持するダクト支持部と、
前記留具射出部および前記ダクト支持部を昇降可能に支持する昇降部と、
前記留具射出部の射出口に対し、前記取付具を射出位置に送る部品送り部と
を備えたことを特徴とするダクトの吊下作業装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記昇降部により前記留具射出部を持ち上げた状態で、前記留具射出部における留具の射出操作を下方から行うよう構成された射出操作部を備えたこと
を特徴とする請求項1に記載のダクトの吊下作業装置。
【請求項3】
前記部品送り部は、
前記取付具を保持する部品保持具と、
前記部品保持具を取り付けられると共に、該部品保持具に保持された前記取付具を射出位置に送るよう、前記吊下作業装置に配索されて長手方向に動作する送り索とを備えていること
を特徴とする請求項1に記載のダクトの吊下作業装置。
【請求項4】
前記ダクト支持部は、回転軸が前記ダクトの周方向に沿う角度をなし、且つ外周面の一部が前記ダクトの外周面に接触するよう配置された複数の支持ローラを備えると共に、
複数の前記支持ローラは、前記ダクトの外周面に接する部分が、前記ダクトの軸方向に関して同じ一方向にのみ回転するよう構成されていること
を特徴とする請求項1に記載のダクトの吊下作業装置。
【請求項5】
請求項1に記載のダクトの吊下作業装置を使用し、
前記留具射出部に対し、前記部品送り部によって前記取付具を射出位置に送るステップと、
ダクトを支持した前記ダクト支持部と、前記留具射出部とを前記昇降部によって上昇させるステップと、
前記留具射出部から留具を射出し、前記取付具を構造物に打ち付けるステップと
を含むことを特徴とするダクトの吊下作業方法。
【請求項6】
前記留具射出部から留具を射出した後、構造物から吊り下げられたダクトに対し、前記ダクト支持部を下降させることにより、前記ダクトを前記ダクト支持部に対して上方へ引き出すステップと、
引き出した前記ダクトを支持する前記ダクト支持部と、前記留具射出部とを前記昇降部によって上昇させるステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のダクトの吊下作業方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調設備等に使用するダクトを天井等の構造物に対し吊り下げる作業を行うための装置および方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ビル等の建築物には、空調や換気、排気等を目的としてダクトが設けられる場合がある。このようなダクトとしては、フレキシブルダクトと称される管体(フレキダクト、フレキ管、可撓管等とも)がしばしば用いられる。柔軟性を有して屈曲が可能なフレキシブルダクトはレイアウト性に優れ、設置場所の状況や必要なダクトの分岐構造等に容易に対応でき、便利である。
【0003】
フレキシブルダクトは、例えばワイヤ等の吊具を用い、天井等の構造物から吊り下げる形で設置される。こうしたフレキシブルダクトの設置にあたっては、例えば、昇降台車や高所作業車、あるいは脚立等を用いて作業員が天井付近の高さまで昇りつつ、吊具を取り付けたダクトをその付近まで持ち上げる。前記吊具には、天井に固定するためのプレートが取り付けられており、作業員は、前記プレートを天井における目的の位置に配置し、下から鋲打機(釘打機、ネイルガン等とも)を用いて留具(釘)を打ち込む。こうして、天井に固定されたプレートから、ワイヤ等の吊具を介して吊り下げられる形でダクトが設置される。
【0004】
尚、この種のダクトの取付け構造やその作業に関連する技術を開示する先行技術文献としては、例えば、下記の特許文献1、2等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-29749号公報
特開2006-125504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の如きダクトの設置作業は、例えば一人の作業員がダクトを抱えつつ昇降台車で天井付近の高さまで昇ってその高さにダクトを支持し、別の作業員がその付近に昇降台車で昇り、前記ダクトに取り付けられた吊具のプレートに対し鋲打ちを行う、といった形で行われる。こういった作業においては、鋲打ちを行う箇所1箇所~数箇所ごとに作業員が昇降し、また、その度にダクトや鋲打機といった重量物を持ち上げる必要があり、非常に煩雑で多大な労力を要する。そこで、ダクトの設置をより簡便に行えるような技術の開発が望まれていた。
【0007】
本発明は、斯かる実情に鑑み、構造物に対しダクトを簡便且つ好適に設置し得るダクトの吊下作業装置および方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、構造物に取付具を打ち付ける留具を射出する留具射出部と、構造物に対し前記取付具を介して吊り下げられるダクトを支持するダクト支持部と、前記留具射出部および前記ダクト支持部を昇降可能に支持する昇降部と、前記留具射出部の射出口に対し、前記取付具を射出位置に送る部品送り部とを備えたことを特徴とするダクトの吊下作業装置にかかるものである。
【0009】
本発明のダクトの吊下作業装置は、前記昇降部により前記留具射出部を持ち上げた状態で、前記留具射出部における留具の射出操作を下方から行うよう構成された射出操作部を備えることができる。
【0010】
本発明のダクトの吊下作業装置において、前記部品送り部は、前記取付具を保持する部品保持具と、前記部品保持具を取り付けられると共に、該部品保持具に保持された前記取付具を射出位置に送るよう、前記吊下作業装置に配索されて長手方向に動作する送り索とを備えて構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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