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公開番号2025062197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171099
出願日2023-10-02
発明の名称アルコール検査装置、アルコール検査システム、及びアルコール検査方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 33/98 20060101AFI20250407BHJP(測定;試験)
要約【課題】アルコール検査において、なりすまし等の不正を防止することが可能なアルコール検査装置を提供する。
【解決手段】アルコール検査装置100は、アルコールチェッカーで取得した運転者の認証情報及び運転者の画像データをユーザ情報として取得するユーザ情報取得部111を備える。また、アルコール検査装置100は、アルコールチェッカーで取得したアルコール濃度情報を取得するアルコール濃度取得部112を備える。また、アルコール検査装置100は、認証情報に基づいて、画像データ及びアルコール濃度情報が正当であるか否かを判定する取得情報判定部113と、正当であると判定された画像データを判定するユーザ情報判定部114とを備える。また、アルコール検査装置100は、画像データが正常であると判定された場合に、アルコール濃度を判定するアルコール濃度判定部115を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
アルコールチェッカーで取得した情報に基づいて、車両を運転する運転者のアルコール検査を行うアルコール検査装置であって、
前記アルコールチェッカーで取得した前記運転者の認証情報及び前記アルコールチェッカーに搭載されたカメラによって撮像された前記運転者の画像データをユーザ情報として取得するユーザ情報取得部と、
前記アルコールチェッカーで取得したアルコール濃度情報を取得するアルコール濃度取得部と、
前記認証情報に基づいて、前記画像データ及び前記アルコール濃度情報が正当であるか否かを判定する取得情報判定部と、
前記取得情報判定部で、正当であると判定された前記画像データを判定するユーザ情報判定部と、
前記ユーザ情報判定部で、前記画像データが正常であると判定された場合に、前記アルコール濃度情報に基づいて、前記運転者の呼気に含まれるアルコール濃度を判定するアルコール濃度判定部と、
前記アルコール濃度判定部の判定結果を、前記車両の車載器に通知する通知部と、
を備えるアルコール検査装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
アルコールチェッカーと、アルコール検査装置と、を備え、車両を運転する運転者のアルコール検査を行うアルコール検査システムであって、
前記アルコールチェッカーは、
前記運転者の呼気によりアルコール濃度を測定し、アルコール濃度情報を取得するアルコール濃度測定部と、
前記運転者が前記アルコール濃度測定部で前記アルコール濃度情報を取得している状況を撮像し、画像データとして取得するカメラと、
前記アルコール濃度測定部及び前記カメラを起動させるスイッチであって、前記運転者の認証情報を取得可能な記録スイッチと、
前記アルコール濃度測定部、前記カメラ、及び前記記録スイッチで取得した、前記アルコール濃度情報、前記画像データ、及び前記認証情報を前記アルコール検査装置に送信する送信部と、を有し、
前記アルコール検査装置は、
前記アルコールチェッカーで取得した前記運転者の前記認証情報及び前記アルコールチェッカーに搭載された前記カメラによって撮像された前記運転者の前記画像データをユーザ情報として取得するユーザ情報取得部と、
前記アルコールチェッカーで取得した前記アルコール濃度情報を取得するアルコール濃度取得部と、
前記認証情報に基づいて、前記画像データ及び前記アルコール濃度情報が正当であるか否かを判定する取得情報判定部と、
前記取得情報判定部で、正当であると判定された前記画像データを判定するユーザ情報判定部と、
前記ユーザ情報判定部で、前記画像データが正常であると判定された場合に、前記アルコール濃度情報に基づいて、前記運転者の呼気に含まれる前記アルコール濃度を判定するアルコール濃度判定部と、
前記アルコール濃度判定部の判定結果を、前記車両の車載器に通知する通知部と、を有する、アルコール検査システム。
【請求項3】
前記記録スイッチは、前記運転者の指紋に基づいて前記運転者を識別する指紋認証機能を備える、請求項2に記載のアルコール検査システム。
【請求項4】
前記通知部から通知される前記判定結果が正常である場合に、前記車両の運転を可能にする前記車載器をさらに備える、請求項2又は3に記載のアルコール検査システム。
【請求項5】
コンピュータによって実行され、アルコールチェッカーで取得した情報に基づいて、車両を運転する運転者のアルコール検査を行うアルコール検査方法であって、
前記アルコールチェッカーで取得した前記運転者の認証情報及び前記アルコールチェッカーに搭載されたカメラによって撮像された前記運転者の画像データをユーザ情報として取得し、
前記アルコールチェッカーで取得したアルコール濃度情報を取得し、
前記認証情報に基づいて、前記画像データ及び前記アルコール濃度情報が正当であるか否かを判定し、
前記アルコール濃度情報が正当であると判定された前記画像データを判定し、
前記画像データが正常であると判定された場合に、前記アルコール濃度情報に基づいて、前記運転者の呼気に含まれるアルコール濃度を判定し、
前記アルコール濃度の判定結果を、前記車両の車載器に通知するアルコール検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルコール検査装置、アルコール検査システム、及びアルコール検査方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、飲酒運転を防止するために行われるアルコール検査において、検査のなりすましによる不正を防止するための技術が提案されている。特許文献1には、呼吸センサ及びアルコールセンサを用いた飲酒運転防止装置が開示されている。特許文献1に開示された飲酒運転防止装置は、シートベルトに取り付けられた呼吸センサによりドライバの呼吸か否かを判定し、アルコール検査における不正を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-176971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示された飲酒運転防止装置においては、シートベルトを加工するなどして、呼吸センサが取り付けられたシートベルトを、アルコールが検知されない他の乗員に装着させ、アルコールチェックを実施することで、検査のなりすましが可能となる。例えば、飲酒をしておらず、運転免許を所有していない他の乗員がいる場合には、このようにシートベルトを不正に用いることで、なりすましが可能となる。すなわち、なりすまし等の不正を防止することが可能なアルコール検査システムが必要とされている。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、アルコール検査において、なりすまし等の不正を防止することが可能なアルコール検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るアルコール検査装置は、アルコールチェッカーで取得した情報に基づいて、車両を運転する運転者のアルコール検査を行うアルコール検査装置であって、アルコールチェッカーで取得したユーザの認証情報及びアルコールチェッカーに搭載されたカメラによって撮像されたユーザの画像データをユーザ情報として取得するユーザ情報取得部と、アルコールチェッカーで取得したアルコール濃度情報を取得するアルコール濃度取得部と、認証情報に基づいて、画像データ及びアルコール濃度情報が正当であるか否かを判定する取得情報判定部と、取得情報判定部で、正当であると判定された画像データを判定するユーザ情報判定部と、ユーザ情報判定部で、画像データが正常であると判定された場合に、アルコール濃度情報に基づいて、ユーザの呼気に含まれるアルコール濃度を判定するアルコール濃度判定部と、アルコール濃度判定部の判定結果を、車両の車載器に通知する通知部と、を備える。
【0007】
本発明の他の態様に係るアルコール検査システムは、アルコールチェッカーと、アルコール検査装置と、を備え、車両を運転する運転者のアルコール検査を行うアルコール検査システムであって、アルコールチェッカーは、ユーザの呼気によりアルコール濃度を測定し、アルコール濃度情報を取得するアルコール濃度測定部と、ユーザがアルコール濃度測定部でアルコール濃度情報を取得している状況を撮像し、画像データとして取得するカメラと、アルコール濃度測定部及びカメラを起動させるスイッチであって、ユーザの認証情報を取得可能な記録スイッチと、アルコール濃度測定部、カメラ、及び記録スイッチで取得した、アルコール濃度情報、画像データ、及び認証情報をアルコール検査装置に送信する送信部と、を有し、アルコール検査装置は、アルコールチェッカーで取得したユーザの認証情報及びアルコールチェッカーに搭載されたカメラによって撮像されたユーザの画像データをユーザ情報として取得するユーザ情報取得部と、アルコールチェッカーで取得したアルコール濃度情報を取得するアルコール濃度取得部と、認証情報に基づいて、画像データ及びアルコール濃度情報が正当であるか否かを判定する取得情報判定部と、取得情報判定部で、正当であると判定された画像データを判定するユーザ情報判定部と、ユーザ情報判定部で、画像データが正常であると判定された場合に、アルコール濃度情報に基づいて、ユーザの呼気に含まれるアルコール濃度を判定するアルコール濃度判定部と、アルコール濃度判定部の判定結果を、車両の車載器に通知する通知部と、を有する。
【0008】
本発明の他の態様に係るアルコール検査方法は、コンピュータによって実行され、アルコールチェッカーで取得した情報に基づいて、車両を運転する運転者のアルコール検査を行うアルコール検査方法であって、アルコールチェッカーで取得したユーザの認証情報及びアルコールチェッカーに搭載されたカメラによって撮像されたユーザの画像データをユーザ情報として取得し、アルコールチェッカーで取得したアルコール濃度情報を取得し、認証情報に基づいて、画像データ及びアルコール濃度情報が正当であるか否かを判定し、取得情報判定部で、正当であると判定された画像データを判定し、ユーザ情報判定部で、画像データが正常であると判定された場合に、アルコール濃度情報に基づいて、ユーザの呼気に含まれるアルコール濃度を判定し、アルコール濃度判定部の判定結果を、車両の車載器に通知する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アルコール検査において、なりすまし等の不正を防止することが可能なアルコール検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係るアルコール検査システムの構成を示す図である。
本実施形態に係るアルコールチェッカーについて説明するための図である。
本実施形態に係る車載器について説明するための図である。
本実施形態に係るアルコール検査装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るアルコール検査装置の機能的構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るアルコール検査システムにおけるユーザ情報について説明するための図である。
本実施形態に係るアルコール検査装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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