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公開番号2025060403
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024119460
出願日2024-07-25
発明の名称空調システム
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人ITOH
主分類F24F 11/84 20180101AFI20250403BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本開示は、熱機器への熱媒体を効率的に供給することで、運転効率を向上させる空調システムを提供する。
【解決手段】第1熱媒体の温度を調節し、前記第1熱媒体と第2熱媒体との間で熱交換することにより、前記第2熱媒体の温度を目標温度に調整する温度調整部と、前記温度調整部から前記第2熱媒体が供給され、空間を冷却又は加熱する複数の熱機器と、前記複数の熱機器のそれぞれに接続され、対象空間の室内温度が設定温度になるように、接続された前記熱機器に流れる前記第2熱媒体の流量を制御する複数の流量調節器と、前記複数の流量調節器における前記第2熱媒体の流量に対応する負荷率を監視し、前記複数の流量調節器のうち少なくとも一つの流量調節器における前記負荷率が目標負荷率以上となるように前記目標温度を制御する制御部と、を備える空調システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1熱媒体(RF2)の温度を調節し、前記第1熱媒体(RF2)と第2熱媒体(RF1)との間で熱交換することにより、前記第2熱媒体(RF1)の温度を目標温度に調整する温度調整部(10)と、
前記温度調整部(10)から前記第2熱媒体(RF1)が供給され、空間を冷却又は加熱する複数の熱機器(21、22、23、121、122、221、222)と、
前記複数の熱機器(21、22、23、121、122、221、222)のそれぞれに接続され、対象空間の室内温度が設定温度になるように、接続された前記熱機器(21、22、23、121、122、221、222)に流れる前記第2熱媒体(RF1)の流量を制御する複数の流量調節器(31、32、33、131、132、231、232)と、
前記複数の流量調節器(31、32、33、131、132、231、232)における前記第2熱媒体(RF1)の流量に対応する負荷率を監視し、前記複数の流量調節器(31、32、33、131、132、231、232)のうち少なくとも一つの流量調節器(31、32、33、131、132、231、232)における前記負荷率が目標負荷率以上となるように前記目標温度を制御する制御部(40、140、240)と、
を備える空調システム(1、2、3)。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記複数の流量調節器(31、32、33)のそれぞれに接続され、接続された前記流量調節器(31、32、33)を制御する温調器(51、52、53)を複数備え、
前記複数の熱機器(21、22、23)のそれぞれは、異なる前記対象空間を冷却又は加熱する、
請求項1に記載の空調システム(1)。
【請求項3】
前記複数の流量調節器(33、131、132、231、232)のそれぞれに接続され、接続された前記流量調節器(33、131、132、231、232)を制御する温調器(53、151、152、251、252)を複数備え、
前記複数の熱機器(23、121、122、221、222)の少なくとも2つの前記熱機器(121、122、221、222)は、同じ前記対象空間を冷却又は加熱する、
請求項1に記載の空調システム(2、3)。
【請求項4】
前記複数の熱機器(221、222)のそれぞれに接続された少なくとも2つの前記流量調節器(231、232)を制御する温調器(251)を備える、
請求項1に記載の空調システム(3)。
【請求項5】
前記制御部(40、140、240)は、前記負荷率が目標負荷率に到達する前記流量調節器(31、32、33、131、132、231、232)が無い場合に、冷房運転では前記目標温度を上げ、暖房運転では前記目標温度を下げるように制御する、
請求項1に記載の空調システム(1、2、3)。
【請求項6】
前記制御部(40、140、240)は、前記負荷率が目標負荷率に到達する前記流量調節器(31、32、33、131、132、231、232)があり且つ前記対象空間の室内温度が前記設定温度に到達しない場合に、冷房運転では前記目標温度を下げ、暖房運転では前記目標温度を上げるように制御する、
請求項1に記載の空調システム(1、2、3)。
【請求項7】
前記制御部(40)は、前記負荷率が目標負荷率以上となる前記流量調節器(31、32、33)が接続する前記熱機器が冷却又は加熱する第1対象空間の室内温度が前記設定温度に到達しない場合、前記第1対象空間に隣接する第2対象空間における前記熱機器に接続する前記流量調節器(31、32、33)の前記負荷率を上昇させるように制御する、
請求項1に記載の空調システム(1)。
【請求項8】
前記制御部(40)は、前記第2対象空間における前記熱機器に接続する前記流量調節器(31、32、33)の前記負荷率を上昇させるように制御した後に前記第1対象空間の室内温度が前記設定温度に到達しない場合は、冷房運転では前記目標温度を下げ、暖房運転では前記目標温度を上げるように制御する、
請求項7に記載の空調システム(1)。
【請求項9】
前記制御部(40、140、240)は、前記負荷率が目標負荷率以上となる前記流量調節器(31、32、33、131、132、231、232)が接続する前記熱機器が冷却又は加熱する第1対象空間の室内温度が前記設定温度に到達せずに、前記第1対象空間の室内温度の変化率が第1変化率以下である場合、前記目標温度を制御する、
請求項1に記載の空調システム(1、2、3)。
【請求項10】
前記複数の熱機器における第1熱機器及び第2熱機器のそれぞれは、同じ前記対象空間である第3対象空間を冷却又は加熱し、
前記制御部(240)は、前記第1熱機器に接続する前記流量調節器(231、232)の前記負荷率が目標負荷率以上であり、前記第2熱機器に接続する前記流量調節器(231、232)の前記負荷率が目標負荷率未満であって、前記第3対象空間の室内温度が前記設定温度に到達しない場合、前記第2熱機器に接続する前記流量調節器(231、232)の前記負荷率を上昇させるように制御する、
請求項1に記載の空調システム(3)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空調システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ヒートポンプユニットと、ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、暖房ユニットから温調水が供給される床暖房パネルとを備えた暖房装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-172933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1における温調水が供給される床暖房パネルに例示されるように、単一の熱源から熱媒体を複数の熱機器に供給して、空間を冷却又は加熱する空調システムにおいて、複数の熱機器が設定温度になるように制御することが検討されているが、熱媒体の供給温度を制御し、運転効率を向上させる技術については検討されていない。
【0005】
本開示は、熱機器に熱媒体を効率的に供給することで、運転効率を向上させる空調システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1観点の空調システムは、
第1熱媒体の温度を調節し、前記第1熱媒体と第2熱媒体との間で熱交換することにより、前記第2熱媒体の温度を目標温度に調整する温度調整部と、
前記温度調整部から前記第2熱媒体が供給され、空間を冷却又は加熱する複数の熱機器と、
前記複数の熱機器のそれぞれに接続され、対象空間の室内温度が設定温度になるように、接続された前記熱機器に流れる前記第2熱媒体の流量を制御する複数の流量調節器と、
前記複数の流量調節器における前記第2熱媒体の流量に対応する負荷率を監視し、前記複数の流量調節器のうち少なくとも一つの流量調節器における前記負荷率が目標負荷率以上となるように前記目標温度を制御する制御部と、
を備える空調システムである。
【0007】
第1観点の空調システムによれば、熱機器に熱媒体を効率的に供給することで、運転効率を向上できる。
【0008】
第2観点の空調システムは、第1観点の空調システムにおいて、前記複数の流量調節器のそれぞれに接続され、接続された前記流量調節器を制御する温調器を複数備え、前記複数の熱機器のそれぞれは、異なる前記対象空間を冷却又は加熱してもよい。
【0009】
第3観点の空調システムは、第1観点の空調システムにおいて、前記複数の流量調節器のそれぞれに接続され、接続された前記流量調節器を制御する温調器を複数備え、前記複数の熱機器の少なくとも2つの前記熱機器は、同じ前記対象空間を冷却又は加熱してもよい。
【0010】
第4観点の空調システムは、第1観点の空調システムにおいて、前記複数の熱機器のそれぞれに接続された少なくとも2つの前記流量調節器を制御する温調器を備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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