TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025060307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170976
出願日2023-09-29
発明の名称仮設足場及び仮設足場用の階段
出願人エスジー有限会社
代理人個人
主分類E04G 1/04 20060101AFI20250403BHJP(建築物)
要約【課題】仮設足場における異なる高さの踏板への移動を容易に行うことが可能になる。
【解決手段】仮設足場10は、人が歩くことが可能な複数の踏板40と、複数の踏板40を支持する複数のブラケット30と、地面に対して垂直な方向の軸を有し、各支持部材が固定される複数の支柱部20と、を備え、複数の踏板40は、長方形状の第1の踏板40Aと、第1の踏板40Aの長手方向に並んで配置され、第1の踏板40Aよりも幅方向の寸法が小さい長方形状の第2の踏板40Bと、を有し、第2の踏板40Bの側方の領域に、第2の踏板40Bよりも低い位置との間の人の昇降を可能とする階段50,60を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人が歩くことが可能な複数の踏板と、
複数の前記踏板を支持する複数の支持部材と、
地面に対して上方に延び、各前記支持部材が固定される複数の支柱部と、を備える仮設足場であって、
複数の前記踏板は、長手状の第1の踏板と、前記第1の踏板の長手方向に並んで配置され、前記第1の踏板よりも幅方向の寸法が小さい長手状の第2の踏板と、を有し、
前記第2の踏板の側方の領域に、前記第2の踏板よりも低い位置との間の人の昇降を可能とする階段を備える
仮設足場。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記階段は、
基部と、
前記基部における所定間隔ごとに設けられ、人が昇降時に歩くための複数のステップ部と、
前記基部における少なくとも一方の端部側に配され、前記支持部材及び前記支柱部の少なくとも一方に係止される被係止部と、
を備える
請求項1に記載の仮設足場。
【請求項3】
前記支持部材は、前記支柱部に固定されるブラケットとされ、
前記ブラケットは、水平方向に沿って延びる水平支持部を備え、
前記階段は、前記水平支持部に係止される一対の前記被係止部を備える
請求項2に記載の仮設足場。
【請求項4】
前記支柱部は、所定の高さの位置に前記被係止部を受ける受け部を有する
請求項2に記載の仮設足場。
【請求項5】
前記受け部には、貫通孔が形成され、
前記被係止部は前記貫通孔に圧入される
請求項4に記載の仮設足場。
【請求項6】
前記被係止部は、前記基部に対して回動可能に連結されている
請求項2に記載の仮設足場。
【請求項7】
前記基部は、基部本体と、前記基部本体に対して長さを変えることが可能な伸縮部と、を有する
請求項4に記載の仮設足場。
【請求項8】
所定段において複数の前記第1の踏板及び1以上の前記第2の踏板が前記長手方向に並ぶとともに、前記所定段に配置される複数の前記支持部材に支持され、
前記所定段において前記長手方向に並ぶ複数の前記踏板は、前記長手方向に並ぶ複数の前記第1の踏板の幅方向一方側に寄って並ぶ構成で前記第2の踏板が配置され、当該第2の踏板よりも幅方向他方側に張り出した構成で複数の前記第1の踏板が設けられ、
前記所定段よりも低い段において複数の前記第1の踏板及び1以上の前記第2の踏板が前記長手方向に並ぶとともに、前記低い段に配置される複数の前記支持部材に支持され、
前記低い段において前記長手方向に並ぶ複数の前記踏板は、前記長手方向に並ぶ複数の前記第1の踏板の幅方向一方側に寄って並ぶ構成で前記第2の踏板が配置され、当該第2の踏板よりも幅方向他方側に張り出した構成で複数の前記第1の踏板が設けられ、
前記所定段における前記第2の踏板の幅方向他方側の側方領域は、前記踏板が配置されない領域であり、
前記低い段における前記第2の踏板の幅方向他方側の側方領域は、前記踏板が配置されない領域であり、
前記所定段における前記第2の踏板の幅方向他方側の側方領域と、前記低い段における前記第2の踏板の幅方向他方側の側方領域とに跨る構成で、前記階段が設けられ、
前記第1の踏板の上面部が一体的な一枚板として構成され、
前記第2の踏板の上面部が一体的な一枚板として構成され、
前記階段におけるステップ部の幅は、前記第1の踏板の幅よりも小さい
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の仮設足場。
【請求項9】
長手状の第1の踏板及び当該第1の踏板の長手方向に並んで配置され、前記第1の踏板よりも幅方向の寸法が小さい長手状の第2の踏板を有する複数の踏板と、前記複数の踏板を支持する複数の支持部材と、各前記支持部材が固定される複数の支柱部と、を備える仮設足場における前記複数の踏板に対して傾斜した方向に昇降可能とされる仮設足場用の階段であって、
前記第2の踏板の側方の領域に配される、仮設足場用の階段。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、仮設足場及び仮設足場用に階段に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、マンションや一戸建等の建築物の増改築や改修工事(塗装等)が行われる際には、現場作業者が高所作業を行うための仮設足場が建築物の周囲に組み立てられる。仮設足場は、地面上に、金属パイプが縦横に組み合わされて構成され、水平方向に設けられた腕金が同じ高さや異なる高さに多数設けられており、多数の腕金の上に、多数の踏板が並んで載せられる。
【0003】
各踏板は、長方形状であって、長手方向の端部が腕金の上に支持されることにより、踏板の位置が固定され、踏板の上を人が歩行できるようになっている。多数の踏板は、長手方向に並んで配置されるとともに、短手方向に複数並んで配置されている。また、現場作業者が異なる高さの踏板間を移動できるように、階段が設置される。階段が設置される位置の上方側は、昇降する人が通るために踏板が取り付けられていない空間が形成されている(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-36572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、建築物の敷地などの条件によっては、仮設足場を設置する建築物と隣の建築物との間隔が狭くなり、仮設足場を設置するための十分なスペースが確保できない場合がある。このような場合、踏板の短手方向について、複数列の踏板を一列に減らすことにより、狭い敷地に仮設足場を設置できるようにすることが考えられる。しかしながら、踏板を一列にすると、これまで隣の列の踏板に設けていた階段のスペースがなくなって隣の列に階段を設置できないため、異なる高さの踏板間を移動することが容易ではないという問題がある。そのため、異なる高さの踏板に移動するために、垂直方向に延びる梯子を設けたり、補強のために金属パイプ間に斜めに設けられる筋交いを作業者が掴んで上方の踏板によじ登ったりする必要があり、異なる高さの踏板への移動が容易ではないという問題があった。
【0006】
本開示の目的の一つは、幅方向のサイズを抑えやすい仮設足場において、利用者が、異なる高さの踏板への移動を行いやすい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一つである仮設足場は、人が歩くことが可能な複数の踏板と、複数の前記踏板を支持する複数の支持部材と、地面に対して上方に延び、各前記支持部材が固定される複数の支柱部と、を備える仮設足場であって、複数の前記踏板は、長手状の第1の踏板と、前記第1の踏板の長手方向に並んで配置され、前記第1の踏板よりも幅方向の寸法が小さい長手状の第2の踏板と、を有し、前記第2の踏板の側方の領域に、前記第2の踏板よりも低い位置との間の人の昇降を可能とする階段を備える。
【0008】
本開示の一つである仮設足場用の階段は、長手状の第1の踏板及び当該第1の踏板の長手方向に並んで配置され、前記第1の踏板よりも幅方向の寸法が小さい長手状の第2の踏板を有する複数の踏板と、前記複数の踏板を支持する複数の支持部材と、各前記支持部材が固定される複数の支柱部と、を備える仮設足場における前記複数の踏板に対して傾斜した方向に昇降可能とされる仮設足場用の階段であって、前記第2の踏板の側方の領域に配される。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る技術によれば、幅方向のサイズを抑えやすい仮設足場において、利用者が、異なる高さの踏板への移動を行いやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1の仮設足場を示す斜視図
第2層及び第3層について、第2の踏板及び階段を含み、他の部分を省略して示す平面図
第1層について、第2の踏板及び階段を含み、他の部分を省略して示す平面図
第1層と第2層との間、及び、第2層と第3層との間のフック付きの階段を示す側面図
地面と第1層との間の可動式のくさびを有する階段を示す側面図
地面と第1層との間の可動式のくさびを有する階段を示す平面図
実施形態2の第2の踏板及び階段を含み、他の部分を省略して示す平面図
受け部への固定のためのくさびを有する階段を示す側面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
住宅
6日前
個人
地中収納型止水板
26日前
個人
柱と壁の木造連結構造
28日前
GHL株式会社
建物
4日前
株式会社オカムラ
ブース
10日前
三協立山株式会社
構造体
18日前
鹿島建設株式会社
制震架構
18日前
個人
ツリー型太陽光発電システム
17日前
大成建設株式会社
防音建屋
1か月前
個人
簡易テント係合固定具
1か月前
文化シヤッター株式会社
階段
24日前
株式会社オカムラ
パネル装置
24日前
鹿島建設株式会社
外断熱構造
4日前
文化シヤッター株式会社
階段
5日前
積水ハウス株式会社
手摺
26日前
三協立山株式会社
パネル構造体
18日前
株式会社オカムラ
什器システム
24日前
トヨタ自動車株式会社
充電施設
1か月前
極東開発工業株式会社
駐車装置
1か月前
株式会社大林組
制振構造
7日前
トヨタホーム株式会社
住宅
18日前
ミサワホーム株式会社
ブース家具
12日前
大和ハウス工業株式会社
建物
5日前
亀山建設株式会社
木造多重塔
28日前
大和ハウス工業株式会社
建物
6日前
株式会社大同機械
スロープユニット
6日前
光洋機械産業株式会社
壁面作業用屋上設備
18日前
大和ハウス工業株式会社
建物
4日前
株式会社大林組
壁材形成方法
12日前
大和ハウス工業株式会社
建物
12日前
大和ハウス工業株式会社
合成床
13日前
日本信号株式会社
ロック板式駐車装置
1か月前
大和ハウス工業株式会社
合成床
12日前
個人
建築用の組立用の骨組セットの組立方法
5日前
サンユウテック株式会社
転落防止装置
12日前
日本信号株式会社
ロック板式駐車装置
1か月前
続きを見る