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公開番号2025060268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170918
出願日2023-09-29
発明の名称パレット交換装置
出願人エバ工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B23Q 7/00 20060101AFI20250403BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】作業者が工作機械の開口部へ接近しやすいパレット交換装置を提供する。
【解決手段】パレット交換装置1は、工作機械Mに隣接され、該工作機械の開口部Aに面するパレット交換位置Cと該パレット交換位置から離れた待機位置Hとの間を移動可能に設けられるとともに工作機械Mの加工台Wとの間でパレットPの授受を行うパレット搬送手段3を備え、パレット搬送手段3は、工作機械Mの側に、パレット交換位置Cを横切る方向での移動を可能とする直動案内機構4が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
工作機械に隣接され、該工作機械の開口部に面するパレット交換位置と該パレット交換位置から離れた待機位置との間を移動可能に設けられるとともに前記工作機械の加工台との間でパレットの授受を行うパレット搬送手段を備えたパレット交換装置であって、
前記パレット搬送手段は、前記工作機械の側に、パレット交換位置を横切る方向での移動を可能とする直動案内機構が設けられていることを特徴とするパレット交換装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記パレット搬送手段が、前記加工台との間でのパレットの授受を直線的に行うことを可能とするパレット移動機構を有し、
該パレット移動機構が、前記加工台へ向かって3段階で伸びるスライド手段を有することを特徴とする請求項1記載のパレット交換装置。
【請求項3】
前記パレット搬送手段が、パレット交換位置を横切る方向で移動するための駆動源と、前記パレット移動機構用の駆動源とを有することを特徴とする請求項2記載のパレット交換装置。
【請求項4】
前記パレット搬送手段が、前記駆動源として少なくとも一つのサーボモータを有することを特徴とする請求項3記載のパレット交換装置。
【請求項5】
前記開口部としてパレット導入用の窓を有する工作機械に隣接されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のパレット交換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パレット交換装置に関し、特に工作機械の開口部前面に作業者が進入しやすいスペースを確保可能なパレット交換装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
旋削加工、フライス加工、穴あけ加工などの金属加工を行う工作機械は、加工対象物(ワーク)を載せたパレットを交換するためのパレット交換装置(パレットチェンジャーとも呼ばれる)と連携して使用されることが多い。パレット交換装置は、一般的に、工作機械に隣接して配置され、工作機械の制御装置との間でパレットを交換するための信号を送受信することにより連携して稼働し、工作機械の稼働率や生産性を向上させることができる。
【0003】
パレット交換装置には、反転型、傾斜型、クランプ型、シャトル型など、種々のタイプがあり、目的に応じて使い分けられる。例えば、シャトル型のパレット交換装置は、パレットを直線的に移動させることができ、工作機械側のテーブルが動かなくてもパレット交換が可能であるため、立型マシニングセンタや門型の大型工作機械など幅広いタイプの工作機械に適用できる。
【0004】
シャトル型のパレット交換装置として、例えば、特許文献1には、搬入出ステーションの左右両側に設定された第一及び第二段取りステーションの間を一定ストロークで往復移動する台車、台車に搭載した第一及び第二パレット移載装置、第一又は第二パレット移載装置に載置したパレットを搬入出ステーションと加工ステーションの間を搬送するパレット搬入出装置とを備えたパレット交換装置が記載されている。このパレット交換装置は、パレット搬入出装置がパレットに係合して進退するフック部材を有しており、このフック部材が、パレット搬入出装置上にある後退位置、加工ステーション内に臨んだ前進位置、加工ステーションの直前に後退した待機位置の3個所において停止位置をもつことを特徴としている。
【0005】
また、特許文献2には、工作機械の前面のパレット交換位置を横切る方向に移動可能に設けられた複数個のパレット搬送台を有し、パレット交換位置にあるパレット搬送台と加工テーブルとの間でパレットの授受を行なうシャトル型パレット交換システムが記載されている。このパレット交換システムにおいて、パレット交換位置には駆動歯車を具えた駆動機構を設け、各パレット搬送台には従動歯車とこれに連結されたパレット移動機構とこれに載置架設されたパレット支持機構とを設け、パレット搬送台がパレット交換位置に至るとその従動歯車が駆動機構の駆動歯車と噛合い係合するように設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-131718号公報
特開平6-126582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のパレット交換装置の場合、加工ステーションの前方に台車と同程度の幅のベッド、ベッドの上にパレット移載装置、ベッドを挟んだ対向位置にパレット搬入出装置が、それぞれ配置されている。また、特許文献2に記載のパレット交換装置の場合、工作機械の加工テーブルの前面に案内レール、このレール上にパレット搬送台、レールを挟んだ対向位置(パレット交換位置)に駆動機構が、それぞれ配置されている。このように、従来のシャトル型パレット交換装置は、作業者が工作機械へ接近することが容易ではなく、工作機械内部にある加工対象物に近づいて加工状況を目視確認したり、直接触ったりすることがしにくいと考えられる。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、作業者が工作機械に接近しやすいパレット交換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のパレット交換装置は、工作機械に隣接され、該工作機械の開口部に面するパレット交換位置と該パレット交換位置から離れた待機位置との間を移動可能に設けられるとともに上記工作機械の加工台との間でパレットの授受を行うパレット搬送手段を備えたパレット交換装置であって、上記パレット搬送手段は、上記工作機械の側に、パレット交換位置を横切る方向での移動を可能とする直動案内機構が設けられていることを特徴とする。
【0010】
上記パレット搬送手段が、上記加工台との間でのパレットの授受を直線的に行うことを可能とするパレット移動機構を有し、該パレット移動機構が、上記加工台へ向かって3段階で伸びるスライド手段を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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