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公開番号
2025060124
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170660
出願日
2023-09-29
発明の名称
通信デバイス、通信システム、及び通信方法
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H04L
7/04 20060101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】比較的簡易な構成でボーレートの変動に対応可能な通信デバイス、通信システム、及び通信方法を提供することを目的とする。
【解決手段】通信デバイスは、対向デバイスから送信され、予め定められた1又は複数のビットが既知の信号レベルにセットされた通信データを用いて、前記既知の信号レベルの継続時間を計測する計測部と、前記継続時間、及び、前記1又は複数のビットの数に基づいて、前記対向デバイスとの間での非同期式シリアル通信における1ビットあたりの時間を調整する調整部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
対向デバイスから送信され、予め定められた1又は複数のビットが既知の信号レベルにセットされた通信データを用いて、前記既知の信号レベルの継続時間を計測する計測部と、
前記継続時間、及び、前記1又は複数のビットの数に基づいて、前記対向デバイスとの間での非同期式シリアル通信における1ビットあたりの時間を調整する調整部と、
を備える、通信デバイス。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記調整部は、前記1ビットあたりのクロックのサイクル数をレジストするレジスタである、
請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項3】
前記計測部は、第1の信号レベルでカウントを実行し、第2の信号レベルでカウントを停止するカウンタである、
請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項4】
前記非同期式シリアル通信はUARTであり、
前記通信データは、前記UARTにおけるスタートビット、データビット、及びパリティビットが前記第1の信号レベルにセットされ、ストップビットが前記第2の信号レベルにセットされたデータである、
請求項3に記載の通信デバイス。
【請求項5】
前記第1の信号レベルはLowレベルであり、前記第2の信号レベルはHighレベルである、又は、前記第1の信号レベルはHighレベルであり、前記第2の信号レベルはLowレベルである、
請求項4に記載の通信デバイス。
【請求項6】
前記継続時間、及び、前記1又は複数のビットの数に基づいて、前記1ビットあたりの時間を設定するための値を演算する演算部を更に備え、
前記調整部は、前記演算された結果に基づいて、前記1ビットあたりの時間を調整する、
請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項7】
前記演算部は、前記継続時間を前記1又は複数のビットの数で除算する除算回路である、
請求項6に記載の通信デバイス。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の通信デバイスと、
前記対向デバイスと、
を有する、通信システム。
【請求項9】
前記対向デバイスは、前記非同期式シリアル通信に異常が生じたことに応じて前記通信データを送信する、
請求項8に記載の通信システム。
【請求項10】
コンピュータが、
対向デバイスから受信した、予め定められた1又は複数のビットが既知の信号レベルにセットされた通信データを用いて、前記既知の信号レベルの継続時間を計測することと、
前記継続時間、及び、前記1又は複数のビットの数に基づいて、前記対向デバイスとの間での非同期式シリアル通信における1ビットあたりの時間を調整することと、
を備える、通信方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、通信デバイス、通信システム、及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には「少なくともスタートビット、データビットおよびストップビットで構成される複数個のキャラクタからなる一連のシリアルデータを受信する調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路であって、前記一連のシリアルデータの先頭に位置する特定キャラクタのスタートビットのビット幅のみを受信クロックを用いて測定することにより、前記一連のシリアルデータのデータ転送速度を自動的に認識する転送速度認識手段と、この転送速度認識手段により認識したデータ転送速度に対応した分周値で前記受信クロックを分周し前記受信クロックの分周パルスをボーレートクロックとして出力する分周手段と、前記ボーレートクロックのp個(pは正整数)毎に1個サンプルクロックを発生するサンプルクロック生成手段を備え、前記サンプルクロックで前記一連のシリアルデータをサンプリングするようにしたことを特徴とする調歩同期式シリアルデータ転送装置のデータ受信回路」が記載されている。
【0003】
特許文献2には「第1制御手段と、前記第1制御手段と通信を行う第2制御手段とを有し、前記第1制御手段は、前記第1制御手段から前記第2制御手段へ送信されるデータの送信時の送信ボーレートを変動させる通信速度変動手段と、前記通信速度変動手段により変動された前記送信ボーレートに基づき前記第2制御手段にデータを送信する送信手段と、を備え、前記第2制御手段は、前記第1制御手段から送信される前記データを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記データに含まれるパルスのパルス幅を測定するパルス幅測定手段と、前記パルス幅の測定値に基づいて、前記受信手段の受信ボーレートを調整する調整手段と、を備えることを特徴とする、画像形成装置」が記載されている。
【0004】
特許文献3には「調歩同期式データ伝送方法において、マスタ局には伝送回線特性に適合したボーレートに対応した高精度発振回路を備え、1以上のスレーブ局には低精度
発振回路を備え、マスタ局は定周期で予め定めたダミーメッセージを送出し、各スレーブはこのダミーメッセージの最初のビットフレームの特定のエッジの時間間隔を低精度発振回路からの出力クロックで計数し、この計数値から特定アルゴリズムにより演算したボーレートクロックを発生して調歩同期式通信を行うことを特徴とする調歩同期式データ伝送方法。」が記載されている。
【0005】
特許文献4には「送信ノードと、少なくとも1つの受信ノードと、前記送信ノードおよび前記少なくとも1つの受信ノードを接続する伝送路と、を備え、1フレームが、開始フィールドと、同期フィールドと、複数のデータフィールドと、を有し、前記開始フィールドおよび前記同期フィールドは、前記送信ノードから送信され、前記複数のデータフィールドおよび前記終了フィールドは、前記送信ノードまたは前記少なくとも1つの受信ノードから送信され、前記少なくとも1つの受信ノードは、前記同期フィールドの信号に応じてボーレートを設定し、設定した前記ボーレートで、前記複数のデータフィールドの送信または受信を行い、前記データフィールドの時間長を検出して、前記ボーレートを更新することを特徴とするシリアル通信システム」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-168853号公報
特開2017-11455号公報
特開2000-196700号公報
特開2014-187633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
クロック信号を用いずに対向するデバイスと通信する非同期式(調歩同期式ともいう)シリアル通信が知られている。このような非同期式シリアル通信においては、ボーレートが変動すると、対向するデバイスとの間の通信に異常が生じる可能性があった。ここで、特許文献1から4には、ボーレートの変動に対応するために、分周比を変更して内部クロックの周波数を調整する技術が記載されている。しかしながら、特許文献1から4の技術では、分周比を変更するためにプログラマブルな分周器を用いる等、デバイス構成が複雑となるという問題があった。
【0008】
そこで、本開示では、比較的簡易な構成でボーレートの変動に対応可能な通信デバイス、通信システム、及び通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の通信デバイスは、対向デバイスから送信され、予め定められた1又は複数のビットが既知の信号レベルにセットされた通信データを用いて、前記既知の信号レベルの継続時間を計測する計測部と、前記継続時間、及び、前記1又は複数のビットの数に基づいて、前記対向デバイスとの間での非同期式シリアル通信における1ビットあたりの時間を調整する調整部と、を備える。
【0010】
本開示の通信システムは、対向デバイスから送信され、予め定められた1又は複数のビットが既知の信号レベルにセットされた通信データを用いて、前記既知の信号レベルの継続時間を計測する計測部と、前記継続時間、及び、前記1又は複数のビットの数に基づいて、前記対向デバイスとの間での非同期式シリアル通信における1ビットあたりの時間を調整する調整部と、を備える通信デバイスと、前記対向デバイスと、を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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