TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025059645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169873
出願日2023-09-29
発明の名称工事車両のCO2排出量管理システム
出願人株式会社鴻池組
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所,個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250403BHJP(信号)
要約【課題】工事車両から排出されるCO2の排出量を実際の走行距離から容易にかつ客観的に算出できる工事車両のCO2排出量管理システムを提供する。
【解決手段】複数の工事車両a1,a2,…の運行データを蓄積するデータ管理サーバ2と、データ管理サーバ2に各工事車両a1,a2,…の位置情報を発信する位置情報発信アプリ4と、データ管理サーバ2に蓄積された工事車両a1,a2,…の運行データを確認する運行管理webアプリを備えた工事車両運行管理システム1を用いて工事車両a1,a2,…のCO2排出量を算出する。各工事車両a1,a2,…について所定時間ごと記録された位置座標をもとに算出した実際の走行距離と、工事車両a1,a2,…の燃費と、設定されたCO2排出係数との関係から、燃費法による下記の式(1)によってCO2の排出量を算出する。
CO2排出量=(走行距離/燃費)×CO2排出係数 …(1)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の工事車両の運行データを蓄積するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバに各工事車両の位置情報を発信する位置情報発信アプリと、前記管理サーバに蓄積された前記運行データを確認する運行管理webアプリとを備えてなる工事車両運行管理システムを用いた工事車両のCO

排出量管理システムであって、
前記工事車両運行管理システムによって、各工事車両について所定時間ごと記録された位置座標をもとに算出した実際の走行距離と、当該工事車両の燃費と、設定されたCO

排出係数との関係から、燃費法による下記の式(1)
CO

排出量=(走行距離/燃費)×CO

排出係数 …(1)
によって、各工事車両のCO

排出量を算出することを特徴とする工事車両のCO

排出量管理システム。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1記載の工事車両のCO

排出量管理システムにおいて、前記位置情報発信アプリは、前記各工事車両のドライバーが携帯する通信端末にインストールされていることを特徴とする工事車両のCO

排出量管理システム。
【請求項3】
請求項1記載の工事車両のCO

排出量管理システムにおいて、前記燃費として標準燃費を用いることを特徴とする工事車両のCO

排出量管理システム。
【請求項4】
請求項1記載の工事車両のCO

排出量管理システムにおいて、前記燃費は走行距離に対し実際に使用された燃料をもとに算出した実燃費であることを特徴とする工事車両のCO

排出量管理システム。
【請求項5】
請求項4記載の工事車両のCO

排出量管理システムにおいて、さらに走行中の工事車両の動作として、急発進、急ブレーキ、スピード超過、及びアイドリングの何れか1以上の動作および回数を検知し、検知した前記動作に関するデータを前記データ管理サーバに蓄積して、前記実燃費との相関性を求め、各工事車両のドライバーのCO

排出量に関する運転評価を用いることを特徴とする工事車両のCO

排出量管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生コン車などの工事車両から排出される二酸化炭素(以下「CO

」)の排出量を工事車両の実際の走行距離から容易にかつ客観的に算出できる工事車両のCO

排出量管理システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、CO

の排出に伴う地球温暖化現象が問題視され、建築・土木業界においても、生コン車などの工事車両から排出されるCO

排出量の削減化が重要な環境対策として位置付けられている。
【0003】
これまで、CO

排出量の算出方法について種々提案されている。例えば、特許文献1には、車両の走行速度、走行距離に対応したCO

排出量を客観的に評価することができるCO

排出抑止量算出システムの発明が開示されている。
【0004】
簡単に説明すると、鉄道移動による行程区間を複数の区間に分割し、自動車で移動した場合に想定される通過時刻から、その通過時刻における平均速度を各区間について求め、その平均速度と、その速度ごとのCO

排出量係数と、その区間の移動距離と、からCO

排出量を算出する方法で、走行速度によりCO

排出量が異なるという自動車の特性を考慮したCO

排出量を算出することができ、特に渋滞などによって生じる速度変化に対応したCO

排出量を算出可能なことにより客観的にCO

排出量を評価することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-14215号公報
特許第5864170号公報
特開2007-207140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の発明は、特に鉄道利用者に自動車で移動した場合のCO

排出量を数値的に知らしめることで、鉄道を利用することの利便性と省エネ思考への意識向上、さらにはCO

排出量の削減への貢献を実感させること等を目的とするもので、特に生コン車などの工事車両から排出されるCO

の排出量を算出する目的でなされたものではない。
【0007】
また、車両の走行速度が変化することによりCO

の排出量が変化するという走行状況を考慮してCO

の排出量を算出するもので、特にCO

が多量に排出されやすい急ブレーキや急発進などの他の走行状況は考慮されていない。
【0008】
本発明は、特に生コン車などの工事車両から排出されるCO

の排出量を算出するためになされたもので、CO

が多量に排出されやすい急ブレーキや急発進などの走行状況をも考慮し、実際の走行距離から工事車両のCO

排出量を容易にかつ客観的に算出することができる工事車両のCO

排出量管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、複数の工事車両の運行データを蓄積するデータ管理サーバと、前記データ管理サーバに各工事車両の位置情報を発信する位置情報発信アプリと、前記管理サーバに蓄積された前記運行データを確認する運行管理webアプリとを備えてなる工事車両運行管理システムを用いた工事車両のCO

排出量管理システムであって、前記工事車両運行管理システムによって、各工事車両について所定時間ごと記録された位置座標をもとに算出した実際の走行距離と、当該工事車両の燃費と、設定されたCO

排出係数との関係から、燃費法による下記の式(1)
CO

排出量=(走行距離/燃費)×CO

排出係数 …(1)
によって、各工事車両のCO

排出量を算出することを特徴とするものである。
【0010】
前記位置情報発信アプリは、前記各工事車両のドライバーが携帯するスマートフォン等の通信端末にインストールすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
安全運転車両
13日前
個人
自動車ケアフル灯
10日前
能美防災株式会社
発信機
13日前
ホーチキ株式会社
監視システム
19日前
タック株式会社
安全監視システム
17日前
株式会社JVCケンウッド
通知システム
17日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
13日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
13日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
13日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
13日前
株式会社アジラ
注目行動呼びかけシステム
12日前
日本信号株式会社
路側装置及びセンサ装置
20日前
東亜電子工業株式会社
警報コントローラ
5日前
トヨタ自動車株式会社
車両
12日前
愛知時計電機株式会社
生活データ集計装置
11日前
矢崎総業株式会社
路面監視装置
11日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
火災警報器
11日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
19日前
個人
除排雪判断支援システムおよびプログラム、道路管理方法
17日前
日本電気株式会社
監視装置、監視方法、及びプログラム
7日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
13日前
本田技研工業株式会社
車両
11日前
トヨタ自動車株式会社
配車システム
5日前
オンキヨー株式会社
車軸数検出システム、及び、車軸数検出方法
4日前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置及び情報処理方法
17日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
17日前
能美防災株式会社
加煙試験器
12日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
20日前
いすゞ自動車株式会社
システム
17日前
トヨタ自動車株式会社
認識支援システム
20日前
株式会社チノー
センサの自動補正システム及び補正方法
4日前
株式会社SUBARU
処理システム
14日前
スズキ株式会社
車両用報知装置
13日前
スズキ株式会社
車両用報知装置
13日前
株式会社SUBARU
車両の立体音像再生システム
11日前
続きを見る