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公開番号
2025059617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169824
出願日
2023-09-29
発明の名称
鞍乗型車両の電装部品支持構造
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62J
15/00 20060101AFI20250403BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】限られた空間を利用してより多くの物品を配置することができ、かつ、周辺・関連部品同士の配置最適化・集約(ハーネス長減)、また、仕様に応じて異なる物品を配置可能とする。
【解決手段】自動二輪車の電装部品支持構造は、後輪の上方に配置されるリヤフェンダ60と、リヤフェンダ60に取り付けられるとともに電装部品を支持可能な支持部材70と、を備える。支持部材70は、リヤフェンダ60の上面に係止され、電装部品を支持する下部支持部72と、下部支持部72の上部に配置された上部支持部71と、を備える。下部支持部72は、上部支持部71に対して車幅方向に短い。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
後輪(3)の上方に配置されるリヤフェンダ(60)と、
前記リヤフェンダ(60)に取り付けられるとともに電装部品を支持可能な支持部材(70)と、を備え、
前記支持部材(70)は、
前記リヤフェンダ(60)の上面に係止され、前記電装部品を支持する下部支持部(72)と、
前記下部支持部(72)の上部に配置された上部支持部(71)と、を備え、
前記下部支持部(72)は、前記上部支持部(71)に対して車幅方向に短い、
鞍乗型車両の電装部品支持構造。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
左右一対のシートレール(19)を更に備え、
前記左右一対のシートレール(19)の各々は、前記支持部材(70)を通り且つ車両上下方向及び車幅方向を含む断面視で、前記車両上下方向において前記支持部材(70)よりも上方に上端が配置される上側レール(19a)と、前記上側レール(19a)よりも下方かつ車幅方向外方に配置されるとともに前記支持部材(70)よりも下方に下端が配置される下側レール(19b)と、を備える、
請求項1に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造。
【請求項3】
サスペンション(41)と、
前記サスペンション(41)の特性を操作するアクチュエータ(42)と、
前記支持部材(70)に支持される前記電装部品として前記アクチュエータ(42)を制御する制御装置(90)と、を更に備え、
前記制御装置(90)及び前記アクチュエータ(42)は、車両前後方向で少なくとも一部が互いに重なる、
請求項2に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造。
【請求項4】
前記制御装置(90)は、前記車両上下方向において前記アクチュエータ(42)の上端より下方かつ前記アクチュエータ(42)の下端より上方に配置される、
請求項3に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造。
【請求項5】
前記制御装置(90)と前記アクチュエータ(42)とを接続する接続部材(45)を更に備え、
前記断面視で、前記上部支持部(71)は、前記下部支持部(72)よりも車幅方向外方に長く、
前記アクチュエータ(42)は、前記シートレール(19)よりも車幅方向外方に配置され、
前記接続部材(45)は、前記支持部材(70)の側方かつ前記上側レール(19a)の下方に配置される、
請求項4に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造。
【請求項6】
前記リヤフェンダ(60)は、
物品の収納空間(S)が形成されたフェンダ本体(61)と、
前記収納空間(S)の少なくとも一部を囲うように前記フェンダ本体(61)から上方に延びる起立部(62)と、を備え、
前記支持部材(70)は、前記起立部(62)の上部に支持され、
前記下部支持部(72)の少なくとも一部は、前記起立部(62)よりも車幅方向外方に長く、
前記起立部(62)は、車両側面視で前記下部支持部(72)と重なる部位に切欠き(63)が形成され、
前記下部支持部(72)は、前記起立部(62)において前記切欠き(63)が形成された部位に架け渡される、
請求項1から5の何れか一項に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造。
【請求項7】
前記起立部(62)は、前記下部支持部(72)が載置される載置部(64)を備え、
前記載置部(64)は、前記起立部(62)において前記切欠き(63)が形成された面の一部と同じ高さに設けられる、
請求項6に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造。
【請求項8】
サスペンション(41)と、
前記サスペンション(41)の特性を操作するアクチュエータ(42)と、
前記支持部材(70)に支持される前記電装部品として前記アクチュエータ(42)を制御する制御装置(90)と、を更に備え、
前記支持部材(70)は、前記フェンダ本体(61)の上面に対して離間している、
請求項7に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造。
【請求項9】
前記上部支持部(71)は、前記下部支持部(72)よりも車両前後方向に長い、
請求項8に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造。
【請求項10】
前記制御装置(90)は、前記下部支持部(72)に支持され、
前記下部支持部(72)は、前記フェンダ本体(61)の上面に対して離間しており、
前記下部支持部(72)は、前記制御装置(90)が載置される部位の少なくとも一部に開口部(72a)が形成される、
請求項8に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両の電装部品支持構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO
2
排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。鞍乗型車両の電動化技術においては、ブレーキ制御機構(ABS: Antilock Braking System)や電動サスペンション等の快適装備・機能部品の搭載により、部品の配置場所の問題がある。特に上述した装備のアクチュエータは比較的大型であり、更に制御装置の配置も必要である。そのため、限られた空間のなかでこれまで以上に多くの部品を配置することが要求される。例えば、特許文献1には、リヤフェンダ上にケースを設け、ケース内に電装部品を上下方向に重ねて配置した構造が開示されている。ケースの下部収納部には、電子制御ユニットが挿入される。ケースの上部収納部には、リレーボックスが挿入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5432639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるケースは、その下段に幅の広い電子制御ユニットが支持され且つリヤフェンダに設けられた係止片が挿通されるスリットがケース側面下部に形成されている。そのため特許文献1では、ケース自体、特にリヤフェンダ上面付近での車幅方向に対する寸法が増大している。特許文献1においてケース側部にその他の部品が配置される可能性は低いが、快適装備・機能部品を搭載する必要がある車両の場合、ケースが収容空間を圧迫してしまう可能性が高い。仮にケース側面上部にあいた空間に車体構成部品を配置するのであれば、新たなステーを設ける必要があるため、効率的に部品を配置することができない。また、同一の車両でも仕様によっては、限られた空間に配置される電装部品の種類が異なり、限られた空間にマニュアルなどの物品が配置される場合もある。そのため、搭載スペースの限られた鞍乗型車両の限られた空間を利用してより多くの物品を配置することができ、仕様に応じて異なる物品を配置可能とすることが望まれている。
【0005】
本願は上記課題の解決のため、限られた空間を利用してより多くの物品を配置することができ、かつ、周辺・関連部品同士の配置最適化・集約(ハーネス長減)、また、仕様に応じて異なる物品を配置可能とすることを目的としたものである。そして、ひいては配置最適化によるエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る鞍乗型車両の電装部品支持構造(59)は、後輪(3)の上方に配置されるリヤフェンダ(60)と、前記リヤフェンダ(60)に取り付けられるとともに電装部品を支持可能な支持部材(70)と、を備え、前記支持部材(70)は、前記リヤフェンダ(60)の上面に係止され、前記電装部品を支持する下部支持部(72)と、前記下部支持部(72)の上部に配置された上部支持部(71)と、を備え、前記下部支持部(72)は、前記上部支持部(71)に対して車幅方向に短い。
【0007】
(2)上記(1)に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造(59)では、左右一対のシートレール(19)を更に備え、前記左右一対のシートレール(19)の各々は、前記支持部材(70)を通り且つ車両上下方向及び車幅方向を含む断面視で、前記車両上下方向において前記支持部材(70)よりも上方に上端が配置される上側レール(19a)と、前記上側レール(19a)よりも下方かつ車幅方向外方に配置されるとともに前記支持部材(70)よりも下方に下端が配置される下側レール(19b)と、を備えてもよい。
【0008】
(3)上記(2)に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造(59)では、サスペンション(41)と、前記サスペンション(41)の特性を操作するアクチュエータ(42)と、前記支持部材(70)に支持される前記電装部品として前記アクチュエータ(42)を制御する制御装置(90)と、を更に備え、前記制御装置(90)及び前記アクチュエータ(42)は、車両前後方向で少なくとも一部が互いに重なってもよい。
【0009】
(4)上記(3)に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造(59)では、前記制御装置(90)は、前記車両上下方向において前記アクチュエータ(42)の上端より下方かつ前記アクチュエータ(42)の下端より上方に配置されてもよい。
【0010】
(5)上記(4)に記載の鞍乗型車両の電装部品支持構造(59)では、前記制御装置(90)と前記アクチュエータ(42)とを接続する接続部材(45)を更に備え、前記断面視で、前記上部支持部(71)は、前記下部支持部(72)よりも車幅方向外方に長く、前記アクチュエータ(42)は、前記シートレール(19)よりも車幅方向外方に配置され、前記接続部材(45)は、前記支持部材(70)の側方かつ前記上側レール(19a)の下方に配置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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