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公開番号
2025047740
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156417
出願日
2023-09-21
発明の名称
メッシュパレット
出願人
サンキン株式会社
代理人
個人
主分類
B62B
3/02 20060101AFI20250326BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】パレット本体に収容された物品の影響を受けずに、ハンドル操作によりパレットを安定して安全に走行でき、このハンドル操作によりパレット本体に変形を生じさせないメッシュパレットを提供する。
【解決手段】底面パネル2と、前記底面パネル2の前後にそれぞれ回動自在に設けられる前面パネル3および後面パネル4と、前記底面パネル2の両側部にそれぞれ回動自在に設けられる一対の側面パネル5、5とを備えたメッシュ状のパレット本体1と、前記底面パネル2を補強すべく前記底面パネルの後部に幅方向に設けられる固定杆11と、幅方向に所定間隔を有して前記固定杆11に設けられる取り付け具50、50と、両端部が前記各取り付け具50、50に取り付けられると共に、前記後面パネルと共に回動するように構成された門形状のハンドル60と、前記底面パネル2の裏面に設けられるキャスター21とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
底面パネルと、前記底面パネル上に折り畳み可能なように、前記底面パネルの前後にそれぞれ回動自在に設けられる前面パネルおよび後面パネルと、前記底面パネルの両側部にそれぞれ回動自在に設けられる一対の側面パネルとを備えたメッシュ状のパレット本体と、
前記底面パネルを補強すべく前記底面パネルの後部に幅方向に設けられる固定杆と、
幅方向に所定間隔を有して前記固定杆に設けられる一対の取り付け具と、
両端部が前記各取り付け具に取り付けられると共に、前記後面パネルと共に回動するように構成された門形状のハンドルと、
前記底面パネルの裏面に設けられるキャスターとを備えてなることを特徴とするメッシュパレット。
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【請求項2】
底面パネルと、前記底面パネル上に折り畳み可能なように、前記底面パネルの前後にそれぞれ回動自在に設けられる前面パネルおよび後面パネルと、前記底面パネルの両側部にそれぞれ回動自在に設けられる一対の側面パネルとを備えたメッシュ状のパレット本体と、
前記底面パネルを補強すべく前記底面パネルの後部に幅方向に設けられる固定杆と、
幅方向に所定間隔を有して前記固定杆に設けられる一対の取り付け具と、
両端部が前記各取り付け具に取り付けられると共に、前記後面パネルと共に回動するように構成された門形状のハンドルと、
前記底面パネルに裏面の四隅に設けられる脚体とを備えてなることを特徴とするメッシュパレット。
【請求項3】
前記底面パネルの前後両端部が所望高さを有する上向きの連結パネル部により構成され、前記各連結パネル部に前記前面パネルおよび前記後面パネルがそれぞれ回動自在に設けられてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載のメッシュパレット。
【請求項4】
前記ハンドルは、前記後面パネルの幅方向に配される把持部と、前記把持部の両端部に設けられる支柱部とを備え、前記支柱部は前記取り付け具に昇降自在に取り付けられる固定部と、前記固定部に回動自在に設けられる回動部とからなり、前記回動部は前記後面パネルに固定されると共に、前記回動部の回動を阻止すべく前記回動部と前記固定部との連結部を被覆可能な一対のスリーブが前記支柱部にスライド自在に設けられてなることを特徴とする請求項1または2記載のメッシュパレット。
【請求項5】
前記ハンドルは、前記後面パネルの幅方向に配される把持部と、前記把持部の両端部に設けられる支柱部とを備え、前記支柱部は前記取り付け具に昇降自在に取り付けられる固定部と、前記固定部に回動自在に設けられる回動部とからなり、前記回動部は前記後面パネルに固定されると共に、前記回動部の回動を阻止すべく前記回動部と前記固定部との連結部を被覆可能な一対のスリーブが前記支柱部にスライド自在に設けられてなることを特徴とする請求項3記載のメッシュパレット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば工場、倉庫、建築現場や物流現場等において、各種の部品や製品、その他の物品を幅広く保管、管理し、さらには搬送することのできるメッシュパレットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種のメッシュパレットとしては、例えば実用新案登録第3221270号公報記載の考案が存在する。すなわち、このメッシュパレットは、上面が開口された箱型メッシュ構造のパレット本体と、前記パレット本体の後部側面パネルの上部側に位置するメッシュ部に着脱自在に取り付けられるハンドルとからなるものである。そして、前記ハンドルの両端部には固定具がそれぞれ設けられ、かかる固定具は前後一対の板部材と、一方の前記板部材の背面に取り付けられるパッキン錠とを備えており、前記一対の板部材による前記メッシュ部の挟持状態を前記パッキン錠により維持することによって、前記ハンドルが前記後部側面パネルの上部側メッシュ部に取り付けられる。作業者は前記ハンドルを把持して前記メッシュパレットを走行させ、前記バレット本体内に収容された物品の搬送が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3221270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のメッシュパレットは、前記ハンドルが前記側面パネルの上部側メッシュ部に取り付けられるために、すなわち上部側に偏った位置に取り付けられるため、前記ハンドルを使用してのパレット走行時において、前記パレット本体内に収容される物品の重量、形状や収容形態等によっては、バランス良く安定した状態で前記物品を搬送することが困難なものとなり、安全性に欠けるという使用上の問題点を有していた。
【0005】
また、前記ハンドルは前記側面パネルのメッシュ部に直接取り付けられているために、不適切なハンドル操作によって前記側面パネルのメッシュ部に変形を生ぜしめるという好ましくない不都合も有していたのである。
【0006】
それ故に、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、パレット本体に収容された物品の種類や収容形態等の影響を受けることなく、ハンドル操作によって前記物品をバランス良く安定した状態で安全に搬送することができ、かかるハンドル操作によって前記パレット本体を構成するパネルに不用意な変形を生ぜしめることのないメッシュパレットを提供することにある。また、本発明の他の目的は、メッシュパレットを折り畳んだ場合であっても、前記ハンドルが障害となることなく、積み重ねることができるメッシュパレットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載のメッシュパレットは、底面パネルと、前記底面パネル上に折り畳み可能なように、前記底面パネルの前後にそれぞれ回動自在に設けられる前面パネルおよび後面パネルと、前記底面パネルの両側部にそれぞれ回動自在に設けられる一対の側面パネルとを備えたメッシュ状のパレット本体と、前記底面パネルを補強すべく前記底面パネルの後部に幅方向に設けられる固定杆と、幅方向に所定間隔を有して前記固定杆に設けられる一対の取り付け具と、両端部が前記各取り付け具に取り付けられると共に、前後方向に回動可能に構成された門形状のハンドルと、前記底面パネルの裏面に設けられるキャスターとを備えてなることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載のメッシュパレットにあっては、被搬送物たる物品を前記パレット本体に収容した状態で、作業者が前記ハンドルの上部を把持して前方側へと押圧すると、前記パレット本体はキャスターを介して前方向に走行することになる。これにより、前記パレット本体内に収容した物品を目的の場所に搬送することができる。
【0009】
請求項1に記載のメッシュパレットにおいては、作業者による前記ハンドルへの押圧力は、前記パレット本体の下部に配置される補強用の前記固定杆および前記底面パネルを介して前記キャスターに伝達されるために、前記パレット本体に収容された物品の種類や収容形態等の影響を受けずに、簡単なハンドル操作によって前記物品をバランス良く安定した状態で安全に搬送することができる。また、前記ハンドルは前記取り付け具を介して、所定の強度が確保されて補強用として前記底面パネルに設けられた固定杆に固定されるために、ハンドル操作によって前記パレット本体を構成するパネルに不用意な変形を生ぜしめるようなこともなく、良好な安全性が確保される。
【0010】
また、前記メッシュパレットの不使用時には、通常これを段積みして保管、管理されることになるが、前記メッシュパレットはキャスターを有しているために、このキャスターを介して上下に前記メッシュパレットが段積みされることになる。従って、上部側のメッシュパレットの底面パネルと、下部側のメッシュパレットの後面パネルとの間にスペースが形成され、このスペースに下部側のメッシュパレットのハンドルが収容されるために、複数の前記メッシュパレットを安定して安全に段積みすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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