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公開番号2025028585
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-03
出願番号2023133493
出願日2023-08-18
発明の名称多目的車両
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B62D 49/00 20060101AFI20250221BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】容易にオプション品の取り付けのための孔を形成することができる多目的車両を提供する。
【解決手段】走行装置を有する車両本体と、車両本体に設けられ、後付け可能なオプション品(OP)が締結部材Bにより脱着可能に取り付けられる取付部31と、が備えられ、取付部31に、締結部材Bが挿通する孔を形成するための刃具の刃先の位置決めをする位置決め機構40が備えられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
走行装置を有する車両本体と、
前記車両本体に設けられ、後付け可能なオプション品が締結部材により脱着可能に取り付けられる取付部と、が備えられ、
前記取付部に、前記締結部材が挿通する孔を形成するための刃具の刃先の位置決めをする位置決め機構が備えられている多目的車両。
続きを表示（約 410 文字）【請求項２】
前記位置決め機構は、前記取付部に形成された円錐形状の窪みである請求項１に記載の多目的車両。
【請求項３】
前記位置決め機構は、前記取付部に形成された断面Ｖ字形状の溝である請求項１に記載の多目的車両。
【請求項４】
前記位置決め機構は、前記取付部に形成された断面Ｖ字形状であり、かつ、前記締結部材が挿通する孔を形成する位置に段差が設けられている溝である請求項１に記載の多目的車両。
【請求項５】
前記車両本体は、樹脂部材からなる樹脂部品を有し、
前記取付部は、前記樹脂部品に設けられている請求項１から４のいずれか一項に記載の多目的車両。
【請求項６】
前記車両本体に、前記走行装置の前方の少なくとも一部を覆うカバーが備えられ、
前記取付部は、前記カバーに設けられている請求項１から４のいずれか一項に記載の多目的車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、多目的車両に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来の多目的車両として、例えば、特許文献１に記載されているように、ワークライト等のオプション品を取り付け可能に構成されているものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－０４７７９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような多目的車両では、ボルト等の締結部材を用いてオプション品を車両本体に取り付けるとき、締結部材を挿通するための孔を形成する必要がある。しかし、従来の多目的車両では、オプション品の取り付けに必要な孔を形成する作業を行う必要があり、このような作業に慣れていない未熟練者にとっては、適切な箇所に孔を形成することは困難なものであった。
【０００５】
本発明の目的は、容易にオプション品の取り付けのための孔を形成することができる多目的車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の多目的車両は、走行装置を有する車両本体と、前記車両本体に設けられ、後付け可能なオプション品が締結部材により脱着可能に取り付けられる取付部と、が備えられ、前記取付部に、前記締結部材が挿通する孔を形成するための刃具の刃先の位置決めをする位置決め機構が備えられている。
【０００７】
この発明によれば、位置決め機構をオプション品の取り付けに適した箇所に設けることにより、作業者は位置決め機構にて位置決めされた箇所に孔の成形をすればよく、容易にオプション品の取り付けのための孔の形成をすることができる。
【０００８】
本発明においては、前記位置決め機構は、前記取付部に形成された円錐形状の窪みであると好適である。
【０００９】
この構成によれば、容易に、作業者が穿孔作業を行うとき、ドリル等の刃具の刃先を孔あけ箇所に合わせることで、刃先を安定させることが可能となり、容易に穿孔作業を行うことが可能となる。また、窪みをオプション品に形成された取付用孔の位置と合うように配置することにより、作業者は、予め取り付け箇所の測定等を行う必要がないため、穿孔作業がより容易になる。
【００１０】
本発明においては、前記位置決め機構は、前記取付部に形成された断面Ｖ字形状の溝であると好適である。
（【００１１】以降は省略されています）

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