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公開番号
2025030846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023136505
出願日
2023-08-24
発明の名称
作業車両
出願人
井関農機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B62D
55/15 20060101AFI20250228BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】従来、転輪取付フレームは前後に長い四角筒形状の転輪取付フレームにより構成していたので、各転輪に掛かる負荷を支受できずに、変形あるいは破損するという課題がある。
【解決手段】走行クローラー10は、クローラベルト20と、クローラベルト20に接触する転輪15と転輪取付フレーム21とにより構成し、転輪取付フレーム21は、前後方向に長い、上下一対の四角フレーム22で構成し、上側四角フレーム22Aの左右両側に取付プレート23をそれぞれ設け、正背面視においてU字形状の取付部24により転輪取付フレーム21に取付け、取付部24の溝底の左右中央部には上方に突出する接触突起25を設け、左右の取付プレート23とU字形状の取付部24とを連結した状態で、転輪取付フレーム21の下側四角フレーム22Bは、U字形状の取付部24の左右両側内面と、底部の接触突起25に当接する構成としたことを特徴とする作業車両。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
機体フレ-ム(1)の下方位置に走行装置(2)を設け、走行装置(2)の前方に作物を圃場から刈り取る刈取装置(4)を設け、刈取装置(4)が刈り取った作物を収容する回収装置(5)を備える作業車両において、前記走行装置(2)は左右一対の走行クローラー(10)を有して構成し、各走行クローラー(10)は、クローラベルト(20)と、クローラベルト(20)に接触する転輪(15)と、転輪(15)を装着する転輪取付フレーム(21)とにより構成し、転輪取付フレーム(21)は、前後方向に長い、上下一対の四角フレーム(22)で構成し、上下の四角フレーム(22)うちの上側四角フレーム(22A)の左右両側に取付プレート(23)をそれぞれ設け、転輪(15)は取付プレート(23)に当接する当接部(34)を有する、正背面視においてU字形状の取付部(24)により転輪取付フレーム(21)に取付け、取付部(24)の溝底の左右中央部には上方に突出する接触突起(25)を設け、左右の取付プレート(23)とU字形状の取付部(24)とを連結した状態で、転輪取付フレーム(21)の下側四角フレーム(22B9は、U字形状の取付部(24)の左右両側内面と、底部の接触突起(25)に当接する構成としたことを特徴とする作業車両。
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【請求項2】
走行クローラー(10)の前進方向の先頭に設ける先頭転輪(15A)と、走行クローラー(10)の前後中央付近に設ける中央転輪(15C)は、他の転輪(15B)よりも転輪軸(26)を上方位置になるように構成し、先頭転輪(15A)と中央転輪(15C)のU字形状の取付部(24)に形成する接触突起(25)の上方突出量は、他の転輪(15)のU字形状の取付部(24)の接触突起(25)の突出量よりも低くしたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
転輪(15)は、転輪軸(26)の左右両側に左右一対の接地回転体(27)を各々設け、転輪軸(26)の外周縁部に円筒状の取付円柱部28を設け、この取付円柱部(28)の機体上部側に左右一対のL字形状に屈曲させた取付プレート(23)を設け、取付プレート(23)にU字形状の取付部(24)を連結し、取付プレート(23)を取付円柱部(28)に固定した部分で、且つ、取付円柱部(28)内に、転輪軸(26)を支受する左右の転輪軸受(29)を配置することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に係るものである。
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【背景技術】
【0002】
従来、走行装置のクローラーは、駆動輪と遊動輪の間に走行フレームの下部に複数の転輪を配置して構成しており、転輪は転輪取付フレームに転輪軸により軸装して取付けた構成は、公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-157592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記公知例では、転輪を取付ける転輪取付フレームは前後に長い四角筒形状の転輪取付フレームにより構成していたので、各転輪に掛かる負荷を支受できずに、変形あるいは破損するという課題がある。
本願は、転輪の取付構成を工夫し、走行フレームおよび転輪の支持剛性を向上させると共に、転輪を含めた走行装置の耐久性向上およびメンテナンス性向上ならびに組立性向上を図ったものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明では、機体フレ-ム1の下方位置に走行装置2を設け、走行装置2の前方に作物を圃場から刈り取る刈取装置4を設け、刈取装置4が刈り取った作物を収容する回収装置5を備える作業車両において、前記走行装置2は左右一対の走行クローラー10を有して構成し、各走行クローラー10は、クローラベルト20と、クローラベルト20に接触する転輪15と、転輪15を装着する転輪取付フレーム21とにより構成し、転輪取付フレーム21は、前後方向に長い、上下一対の四角フレーム22で構成し、上下の四角フレーム22うちの上側四角フレーム22Aの左右両側に取付プレート23をそれぞれ設け、転輪15は取付プレート23に当接する当接部34を有する、正背面視においてU字形状の取付部24により転輪取付フレーム21に取付け、取付部24の溝底の左右中央部には上方に突出する接触突起25を設け、左右の取付プレート23とU字形状の取付部24とを連結した状態で、転輪取付フレーム21の下側四角フレーム22Bは、U字形状の取付部24の左右両側内面と、底部の接触突起25に当接する構成としたことを特徴とする作業車両としたものである。
請求項2の発明では、走行クローラー10の前進方向の先頭に設ける先頭転輪15Aと、走行クローラー10の前後中央付近に設ける中央転輪15Cは、他の転輪15Bよりも転輪軸26を上方位置になるように構成し、先頭転輪15Aと中央転輪15CのU字形状の取付部24に形成する接触突起25の上方突出量は、他の転輪15のU字形状の取付部24の接触突起25の突出量よりも低くしたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両としたものである。
請求項3の発明では、転輪15は、転輪軸26の左右両側に左右一対の接地回転体27を各々設け、転輪軸26の外周縁部に円筒状の取付円柱部28を設け、この取付円柱部28の機体上部側に左右一対のL字形状に屈曲させた取付プレート23を設け、取付プレート23にU字形状の取付部24を連結し、取付プレート23を取付円柱部28に固定した部分で、且つ、取付円柱部28内に、転輪軸26を支受する左右の転輪軸受9を配置することを特徴とする請求項1に記載の作業車両としたものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明では、上下一対の四角フレーム22A、22Bを上下に一体状に連結して構成した転輪取付フレーム21に転輪15を装着することにより、転輪取付フレーム21の剛性を向上させ、接地による振動や負荷による転輪取付フレーム21の破損および変形を抑制・防止することができ、転輪15の取付部24の左右中央部に接触突起25を形成したことにより、下側の四角フレーム22Bの三面に取付部24の左右内面および接触突起25上面を接触させることができ、これにより、転輪15からの応力を三面にて支持でき、転輪取付フレーム21および取付部24の耐久性を向上させられる。
請求項2の発明では、先頭転輪15Aと中央転輪15Cが他の転輪15Bよりも僅かに上方に配置されることにより、圃場面の盛り上がり等を通過する際にクローラベルト20が先頭転輪15Aと中央転輪15Cの部分で自然に持ち上がるので、走行の一瞬停止や、大きなガタつきの発生を抑制・防止できる。また、先頭転輪15Aと中央転輪15CのU字形状の取付部24に形成する接触突起25の上方突出量は、他の転輪15Bの取付部24の接触突起25の突出量よりも低くしたことにより、先頭転輪15Aと中央転輪15CのU字形状の取付部24を共用化できてコストダウンが図られると共に、先頭転輪15A及び中央転輪15Cを他の転輪15Bとの組立間違い(所謂誤組)を防止でき、圃場面の凹凸時の走行安定性を向上させられる。
請求項3の発明では、左右の転輪軸受29を取付円柱部28の内部で、且つ、取付部24の縦板部30を固定した部分と重ねて配置することにより、左右の接地回転体27を介して転輪軸26や転輪15の取付部24にかかる応力(荷重)を分散し、変形および破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
作業車両(コンバイン)の側面図。
機体フレームの平面図。
走行装置の側面図。
転輪付近およびクローラーガイドの縦断背面図。
他の実施形態の転輪付近の縦断背面図。
他の実施形態の転輪付近の縦断背面図。
他の実施形態の転輪付近の縦断背面図。
他の実施形態の転輪付近の縦断背面図。
他の実施形態の転輪の側面図。
クローラーガイドの側面図。
転輪の側面図。
他の実施形態の転輪の側面図。
他の実施形態の転輪の背面図。
他の実施形態の転輪の背面図。
他の実施形態の転輪の背面図。
ローリングアーム付近の側面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は機体フレ-ム、2は機体フレ-ム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレ-ム1の上方位置に設けた脱穀装置であり、02の前方に作物を圃場から刈り取る刈取装置4を設け、刈取装置4が刈り取った作物を収容する回収装置(グレンタンク)5を設ける。6は操縦部である。
なお、本発明を説明するにあたり、理解を容易にするため、作業車両の走行方向を基準に前後・左右・上下等の方向を示して説明するが、これにより、本発明の構成が限定されることはない。
走行装置2は、左右一対の走行クローラー10を有して構成する。走行クローラー10は走行フレーム(クローラーフレーム・転輪フレーム)11の前側に設けた駆動輪12と後側に設けた遊動輪(テンションローラー)13の間に複数設けた転輪15の外周に掛け回して構成する(図3)。
【0009】
機体フレ-ム1の下方位置に走行装置2を設け、走行装置2の前方に作物を圃場から刈り取る刈取装置4を設け、刈取装置4が刈り取った作物を収容する回収装置5を備える作業車両において、前記走行装置2は、クローラベルト20と、クローラベルト20に接触する転輪15と、転輪15を装着する転輪取付フレーム(トラックローラフレーム)21とで走行クローラー10を左右各々形成し、転輪取付フレーム21は、上下一対の四角フレーム22で構成し、上下一対の四角フレーム22のうち、上側四角フレーム22Aの左右両側に正背面視においてL字形状および逆L字形状を呈する取付プレート23をそれぞれ設け、転輪15には、正背面視においてU字形状の取付部24を設け、取付部24の溝底の左右中央部には上方に突出する接触突起25を設け、左右の取付プレート23とU字形状の取付部24を連結すると、下側四角フレーム22Bは、U字形状の取付部24の左右両側内面と、底部の接触突起25に当接する構成としている(図4)。
【0010】
そのため、上下一対の四角フレーム22A、22Bを上下に一体状に連結して構成した転輪取付フレーム21に転輪15を装着することにより、転輪取付フレーム21の剛性を向上させ、接地による振動や負荷による転輪取付フレーム21の破損および変形を抑制・防止する構成となる。
転輪15のU字形状の取付部24の左右中央部に接触突起25を形成したことにより、下側の四角フレーム22Bの三面に取付部24の左右内面および接触突起25上面を接触させることができるので、転輪15からの応力を三面にて支持でき、転輪取付フレーム21および取付部24の耐久性を向上させられる。
走行クローラー10の前進方向の先頭に設ける先頭転輪(1番目転輪)15Aと、走行クローラー10の前後中央付近に設ける中央転輪(4番目)15Cは、前進走行時の地面の凹凸に引っ掛かりにくくすべく、先頭転輪15Aと中央転輪15Cは、他の転輪15Bよりも転輪軸26を上方位置になるように構成し、先頭転輪15Aと中央転輪15CのU字形状の取付部24に形成する接触突起25の上方突出量は、他の転輪15のU字形状の取付部24の接触突起25の突出量よりも低くした構成とする(図10)。
(【0011】以降は省略されています)
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