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公開番号2025059612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169812
出願日2023-09-29
発明の名称洗濯乾燥機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類D06F 58/02 20060101AFI20250403BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】
本発明の目的は、乾燥フィルタの自動洗浄と除湿器の自動洗浄とを効率よく行うことができる洗濯乾燥機を提供することにある。
【解決手段】
本発明の洗濯乾燥機は、給水部と、内部に液体を貯溜可能な外槽2と、外槽内に回転自在に支持され洗濯物が収容される内槽3と、内槽に乾燥した空気を送る乾燥装置と、外槽2から乾燥装置に戻る空気が通る戻り風路と、乾燥装置から内槽3に送る空気が通る送り風路と、外槽に設けられ戻り風路の一部として外槽2から乾燥装置に戻る空気が通るフィルタ27と、を備え、乾燥装置は、除湿器、加熱器、減圧機構、および圧縮機を含む冷凍サイクルと送風機とを有し、給水部は複数の電磁弁を備え、少なくとも外槽2と、フィルタ27と、除湿器とに異なる電磁弁で給水可能で、フィルタ27への給水量は、除湿器への給水量よりも多い。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
給水部と、内部に液体を貯溜可能な外槽と、前記外槽内に回転自在に支持され洗濯物が収容される内槽と、前記内槽に乾燥した空気を送る乾燥装置と、前記外槽から前記乾燥装置に戻る空気が通る戻り風路と、前記乾燥装置から前記内槽に送る空気が通る送り風路と、前記外槽に設けられ前記戻り風路の一部として前記外槽から前記乾燥装置に戻る空気が通るフィルタと、を備え、
前記乾燥装置は、除湿器、加熱器、減圧機構、および圧縮機を含む冷凍サイクルと送風機とを有し、
前記給水部は複数の電磁弁を備え、少なくとも前記外槽と、前記フィルタと、前記除湿器とに異なる電磁弁で給水可能で、
前記フィルタへの給水量は、前記除湿器への給水量よりも多い洗濯乾燥機。
続きを表示（約 750 文字）【請求項２】
請求項１に記載の洗濯乾燥機において、
洗剤投入ケースと、柔軟剤投入ケースと、を備え、
前記給水部から、前記除湿器に給水する水量の一部を前記柔軟剤投入ケースにも給水できるようにホースが分岐し、前記柔軟剤投入ケースに給水するタイミングで前記除湿器を洗浄できるように構成された洗濯乾燥機。
【請求項３】
請求項２に記載の洗濯乾燥機において、
前記外槽の背面上部に設けられ前記戻り風路に連通するフィルタケースと、前記外槽の背面に設けられ前記フィルタケースに連通する槽内ダクトと、前記槽内ダクトの側壁の一部として設けられる第一フィルタと、前記フィルタケース内に設けられ、第一フィルタよりも目が細かい第二フィルタと、を備え、
前記給水部は、少なくとも前記外槽と、前記第二フィルタと、前記除湿器とに異なる電磁弁で給水可能で、前記第二フィルタへの給水量は、前記除湿器への給水量よりも多い洗濯乾燥機。
【請求項４】
請求項３に記載の洗濯乾燥機において、
前記第二フィルタに供給された洗浄水を前記外槽に貯水して、貯水した水を衣類の洗濯に利用する第一フィルタ洗浄制御を実施する洗濯乾燥機。
【請求項５】
請求項４に記載の洗濯乾燥機において、
前記第二フィルタに供給された洗浄水を前記外槽に貯水して、前記内槽を駆動することで前記第一フィルタの洗浄に利用する第二フィルタ洗浄制御を実施する洗濯乾燥機。
【請求項６】
請求項５に記載の洗濯乾燥機において、
前記第一フィルタ洗浄制御は、洗濯運転中に実施し、
前記第二フィルタ洗浄制御は、すすぎ運転と高速脱水運転の間に実施する洗濯乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、洗濯および乾燥を行う洗濯乾燥機に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１の要約には、乾燥フィルタを自動洗浄する構成が開示されている。特許文献２の要約には、空気を除湿する第１熱交換器を自動洗浄する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－７８４６４号公報
特開２０２２－１６３５５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１では、乾燥フィルタを自動洗浄する構成が開示されているが、空気を除湿する第１熱交換器（除湿器）を自動洗浄する構成については配慮がない。特許文献２では、除湿器を自動洗浄する構成が開示されているが、乾燥フィルタを自動洗浄する構成については配慮がない。
【０００５】
本発明の目的は、乾燥フィルタの自動洗浄と除湿器の自動洗浄とを効率よく行うことができる洗濯乾燥機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明の洗濯乾燥機は、
給水部と、内部に液体を貯溜可能な外槽と、前記外槽内に回転自在に支持され洗濯物が収容される内槽と、前記内槽に乾燥した空気を送る乾燥装置と、前記外槽から前記乾燥装置に戻る空気が通る戻り風路と、前記乾燥装置から前記内槽に送る空気が通る送り風路と、前記外槽に設けられ前記戻り風路の一部として前記外槽から前記乾燥装置に戻る空気が通るフィルタと、を備え、
前記乾燥装置は、除湿器、加熱器、減圧機構、および圧縮機を含む冷凍サイクルと送風機とを有し、
前記給水部は複数の電磁弁を備え、少なくとも前記外槽と、前記フィルタと、前記除湿器とに異なる電磁弁で給水可能で、
前記フィルタへの給水量は、前記除湿器への給水量よりも多い。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、乾燥フィルタの自動洗浄と除湿器の自動洗浄とを効率よく行うことができる洗濯乾燥機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
洗濯乾燥機１００の外観を示す斜視図である。
図１に示す洗濯乾燥機１００の中央断面図である。
排水経路５の構成を示す図である。
外槽２から槽カバー２ａを取り外し、回転ドラム３と外槽２とを一部切り欠いた斜視図である。
外槽２から回転ドラム３、一次フィルタ２７Ａ及び二次フィルタ２７Ｂを外した斜視図である。
ヒートポンプユニット１０の斜視図である。
ヒートポンプユニット１０の上面図である。
ヒートポンプユニット１０の上部ケーシング１０Ａ１を外した斜視図である。
送風機７の斜視図である。
洗濯乾燥機１００の背面図である。
図１０の上部拡大図である。
洗濯乾燥機１００の斜視図である。
槽カバー２ａの背面図である。
槽カバー２ａのうち第３吐出風路６１ｃ近傍の拡大図である。
槽カバー２ａの断面図である。
給水ユニット２０の斜視図である。
基板ユニット１７の斜視分解図である。
基板ユニット１７の背面図（基板ケースフタなし）である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機１００の制御装置９０の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機１００における洗濯・乾燥運転（洗い～乾燥）の運転工程を説明する工程図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
<全体の構成>
［筐体］
図１は、洗濯乾燥機１００の外観を示す斜視図である。洗濯乾燥機１００は、ドラム式の洗濯乾燥機であり、ベース１ａの上部に、主に鋼板と樹脂成形品で作られた側板１ｂ及び補強材(図示せず)を組み合わせて骨格を構成し、さらにその上に前面カバー１ｃおよび上面カバー１ｄを取り付けることで筐体１を構成している。前面カバー１ｃには、洗濯物を出し入れするドア１ｅが設けられている。上面カバー１ｄの前方上部には、電源スイッチや運転コースを選択するためのボタン及び表示器１ｆが設けられている。また上面カバー１ｄには、洗剤ボックスおよび柔軟剤ボックスの収納部の蓋１ｇが設けられている。
【００１０】
［外槽・内槽］
図２は、図１に示す洗濯乾燥機１００の中央断面図である。なお図２は、洗濯乾燥機１００の左側面から見た様子を示している。筐体１の内部には外槽２が設けられている。外槽２は、複数個のサスペンション（図示せず）により支持され、上部がバネ（図示せず）により吊られている。また、外槽２の内側にある回転ドラム（内槽）３には、ドア１ｅを開けて洗濯物ＷＡが投入される。また、回転ドラム３の開口部の外周には、脱水時の洗濯物ＷＡのアンバランスによる振動を低減するための流体バランサ３ａが設けられている。また、回転ドラム３の内側には洗濯物ＷＡを掻き上げる複数個のリフタ３ｂが設けられている。また、回転ドラム３は、回転ドラム用の金属製フランジ３ｃに連結された主軸３ｄを介してドラム駆動用のモータ（駆動部）４に直結されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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