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公開番号
2025059581
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169742
出願日
2023-09-29
発明の名称
車両用灯具
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
弁理士法人信栄事務所
主分類
F21S
41/29 20180101AFI20250403BHJP(照明)
要約
【課題】
レンズ本体にアクリル樹脂を用いた場合でも、耐衝撃性を確保することができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】
ランプボディと、前記ランプボディとともに灯室を形成するアウタレンズと、を備え、前記アウタレンズは、レンズ本体と、前記レンズ本体の外縁部に設けられ、前記ランプボディに締結される締結部と、を有し、前記レンズ本体はアクリル樹脂からなり、前記締結部は熱可塑性ポリウレタンエラストマーを含み、曲げ弾性率が2000MPa~3200MPaの材料からなる、車両用灯具。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ランプボディと、
前記ランプボディとともに灯室を形成するアウタレンズと、を備え、
前記アウタレンズは、
レンズ本体と、
前記レンズ本体の外縁部に設けられ、前記ランプボディに締結される締結部と、
を有し、
前記レンズ本体はアクリル樹脂からなり、
前記締結部は熱可塑性ポリウレタンエラストマーを含み、曲げ弾性率が2000MPa~3200MPaの材料からなる、
車両用灯具。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記レンズ本体と、前記締結部とは融着している、請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記締結部と、前記ランプボディとは、ホットメルト接着剤により接合されている、請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記締結部は、熱可塑性ポリウレタンエラストマーと、アクリルとの混合材からなる、請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記締結部は、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを20~30質量%含む、請求項4に記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
カーボンニュートラルを目指す世界的な動きを受け、リサイクルに関する注目が高まっている。車両用灯具においては、発泡ガスケット材によりランプボディとアウタレンズとを接合する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。発泡ガスケット材はホットメルト接着剤よりも容易に剥がすことができるため、発泡ガスケット材を引き剥がしてランプボディとアウタレンズとを分解し、それぞれの樹脂材料を回収してリサイクルすることが検討されている。
【0003】
アウタレンズに用いられることが多いポリカーボネートは、耐衝撃性に優れ、透明性にも優れている。耐擦傷性および耐候性を向上させるために、ポリカーボネートの表面にハードコート処理を施すことがある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-064329号公報
特開2023-035413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ハードコート処理を施したポリカーボネートからハードコートを剥離することは困難である。ポリカーボネートには、ハードコート等の他の樹脂が混入している場合、ケミカルリサイクルで十分な品質のリサイクル樹脂が得られないという課題がある。
【0006】
一方、アクリル樹脂は、熱分解によりメチルメタクリレートモノマーに分解されるため、ケミカルリサイクルが容易である。このため、アウタレンズにアクリル樹脂を用いることが検討されている。しかしながら、アクリル樹脂はポリカーボネートよりも耐衝撃性が低い。また、アクリル樹脂はポリカーボネートよりも割れやすいため、アウタレンズをアクリル樹脂で成形すると、アウタレンズのランプボディへの締結部をスクリュー等の締結部材で締結する場合に、締結部が割れるおそれがある。
【0007】
本発明の課題は、アクリル樹脂を用いた場合でも、耐衝撃性を確保することができる車両用灯具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の車両用灯具は、ランプボディと、前記ランプボディとともに灯室を形成するアウタレンズと、を備え、前記アウタレンズは、レンズ本体と、前記レンズ本体の外縁部に設けられ、前記ランプボディに締結される締結部と、を有し、前記レンズ本体はアクリル樹脂からなり、前記締結部は熱可塑性ポリウレタンエラストマーを含み、曲げ弾性率が2000MPa~3200MPaの材料からなる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アウタレンズの少なくとも本体部がアクリル樹脂からなるので、ケミカルリサイクルに資することができる。また、アクリル樹脂を用いても、アウタレンズが受けた衝撃を締結部で吸収することができ、耐衝撃性を高めることができる。また、締結部が適度な耐衝撃性を有するため、アウタレンズをランプボディにスクリュー等の締結部材で締結することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車両用前照灯の側断面図である。
ハウジング30を前方から見た正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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