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公開番号2025058740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168870
出願日2023-09-28
発明の名称撮影制御装置および撮影制御方法、ならびに撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/695 20230101AFI20250402BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数台のカメラを連携させた自動撮影を実現する撮影制御装置および撮影制御方法において、想定した映像を撮影できないカメラが発生した場合の自動的な対応を実現すること。
【解決手段】メインカメラおよび2台以上のサブカメラを含む複数のカメラのうち、サブカメラの撮影方向と画角とを、サブカメラに設定された役割と、メインカメラの注目被写体と画角とに基づいて制御する撮影制御装置である。撮影制御装置は、メインカメラが予め定められた条件を満たすと判定された場合に、2台以上のサブカメラの1台以上を選定し、選定されたサブカメラの制御内容を、メインカメラとは異なる設定でメインカメラの注目被写体を追尾して撮影するように変更する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
メインカメラおよび2台以上のサブカメラを含む複数のカメラのうち、前記サブカメラの撮影方向と画角とを、前記サブカメラに設定された役割と、前記メインカメラの注目被写体と画角とに基づいて制御する制御手段と、
前記メインカメラが予め定められた条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
前記制御手段は、前記メインカメラが前記条件を満たすと判定された場合に、前記2台以上のサブカメラの1台以上を選定し、前記選定されたサブカメラの制御内容を、前記メインカメラとは異なる設定で前記メインカメラの注目被写体を追尾して撮影するように変更する、ことを特徴とする撮影制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記メインカメラが前記条件を満たすと判定された場合に、前記選定されたサブカメラの画角を、前記メインカメラの画角と同位相で制御することを特徴とする請求項1に記載の撮影制御装置。
【請求項3】
前記判定手段は、複数の条件について前記判定を行い、
前記複数の条件が、
前記メインカメラの映像の輝度に関する1つ以上の条件、
前記メインカメラの映像における被写体領域の輝度、位置、移動速度、大きさ、被写界深度の1つ以上に関する1つ以上の条件、
前記メインカメラの動きに関する1つ以上の条件、
前記メインカメラのホワイトバランスに関する1つ以上の条件、
の1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮影制御装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記複数の条件のうち前記メインカメラが満たす条件に応じて、前記選定されたサブカメラにおいて前記メインカメラと異ならせる設定の種類を異ならせる、ことを特徴とする請求項3に記載の撮影制御装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記メインカメラが前記メインカメラの映像の輝度または前記被写体領域の輝度に関する条件を満たす場合、前記選定されたサブカメラにおける露出量の設定を前記メインカメラと異ならせる、ことを特徴とする請求項4に記載の撮影制御装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記メインカメラが前記被写体領域の位置、移動速度、大きさの1つ以上に関する条件を満たす場合、前記選定されたサブカメラにおける画角の設定を前記メインカメラと異ならせる、ことを特徴とする請求項4に記載の撮影制御装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記メインカメラが前記被写界深度に関する条件を満たす場合、前記選定されたサブカメラにおける絞り値の設定を前記メインカメラと異ならせる、ことを特徴とする請求項4に記載の撮影制御装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記メインカメラが前記メインカメラの動きに関する条件を満たす場合、前記選定されたサブカメラにおけるシャッタスピードおよび/または撮影感度の設定を前記メインカメラと異ならせる、ことを特徴とする請求項4に記載の撮影制御装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記メインカメラが前記ホワイトバランスに関する条件を満たす場合、前記選定されたサブカメラにおけるホワイトバランスの設定を前記メインカメラと異ならせる、ことを特徴とする請求項4に記載の撮影制御装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記2台以上のサブカメラのうち、予め設定されたサブカメラを選定することを特徴とする請求項1に記載の撮影制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は撮影制御装置および撮影制御方法、ならびに撮像システムに関し、特には複数の撮像装置を制御する技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のカメラをメインカメラとサブカメラとに分け、メインカメラの被写体と同じ被写体を撮影するようにサブカメラを制御する撮像システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-25248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるような撮像システムは、複数台のカメラを連携させた自動撮影が可能であるため、省力化が可能である。一方で、故障などによって想定した映像を撮影できないカメラが発生した場合や被写体にアクシデントが発生した場合など、想定していない撮影環境の変化が発生した場合に適切な対応がとれない恐れがある。
【0005】
本発明はこのような従来技術の課題に鑑み、複数台のカメラを連携させた自動撮影を実現する撮影制御装置および撮影制御方法において、想定していない撮影環境の変化が発生した場合の自動的な対応を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はその一態様において、メインカメラおよび2台以上のサブカメラを含む複数のカメラのうち、サブカメラの撮影方向と画角とを、サブカメラに設定された役割と、メインカメラの注目被写体と画角とに基づいて制御する制御手段と、メインカメラが予め定められた条件を満たすか否かを判定する判定手段と、制御手段は、メインカメラが条件を満たすと判定された場合に、2台以上のサブカメラの1台以上を選定し、選定されたサブカメラの制御内容を、メインカメラとは異なる設定でメインカメラの注目被写体を追尾して撮影するように変更する、ことを特徴とする撮影制御装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数台のカメラを連携させた自動撮影を実現する撮影制御装置および撮影制御方法において、想定していない撮影環境の変化が発生した場合の自動的な対応を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る撮像システムの模式図
実施形態に係る撮像システムの各装置の機能構成例を示すブロック図
実施形態においてサブカメラに設定可能な役割の例を示す図
第1実施形態に係る撮影制御装置100の動作に関するフローチャート
第1実施形態に係る撮影制御装置100の動作に関するフローチャート
第1実施形態に係る撮影制御装置100の動作に関するフローチャート
第1実施形態に係る撮影制御装置100の動作に関するフローチャート
第2実施形態に係る撮影制御装置100の動作を示すフローチャート
第2実施形態に係る撮影制御装置100の動作を示すフローチャート
第2実施形態に係る撮影制御装置100の動作を示すフローチャート
第2実施形態に係る撮影制御装置100の動作を示すフローチャート
実施形態に係る撮像システムを使用した撮影の状態の例を示す図
第2実施形態におけるサブカメラの役割の遷移の例を示す図
実施形態に係る撮影制御装置100を主要な動作と信号の流れに着目して表した図
第3実施形態においてサブカメラに設定可能な役割と制御内容の例を示す図
第3実施形態における役割決定処理に関するフローチャート
第3実施形態に係る撮像システムの各装置の動作に関するフローチャート
実施形態における座標変換を説明するための図
実施形態における被写体検出と座標変換に関する図
第3実施形態におけるサブカメラの動作制御の模式図
第3実施形態におけるサブカメラの別の動作制御の模式図
実施形態におけるパン値算出を説明するための図
実施形態におけるチルト値算出を説明するための図
実施形態におけるメインカメラとサブカメラとのズーム値のマッピング例を示す図
第3実施形態におけるサブカメラの役割に応じた制御内容の決定処理に関するフローチャート
第3実施形態におけるサブカメラの役割に応じた制御の模式図
第3実施形態におけるサブカメラの役割に応じた制御の模式図
第3実施形態の変形例における複数被写体の追尾動作の模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定しない。また、実施形態には複数の特徴が記載されているが、その全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
●<第1実施形態>
(マルチカメラ撮像システムの概要)
図1は、本実施形態に係るマルチカメラ撮像システム10(以下、単に撮像システムという)の構成例を示す模式図である。撮像システム10は、複数のカメラ300、500、600、700、800、900と、撮影制御装置100と、役割制御装置400とを有する。複数のカメラ300、500、600、700、800、900、撮影制御装置100、および役割制御装置600は、通信ネットワーク200を通じて通信可能に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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