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公開番号2025058569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168574
出願日2023-09-28
発明の名称駆動装置
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16H 57/04 20100101AFI20250402BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】駆動装置の小型化を図りつつ、ギヤへの流体の供給を好適に行うことができる駆動装置を提供する。
【解決手段】本発明の駆動装置の一つの態様は、第1軸線を中心として回転可能なロータを有するモータと、前記モータの軸方向一方側に位置し、前記ロータの回転を伝達する伝達機構と、前記モータを収容する第1収容部、および前記伝達機構を収容する第2収容部を有するハウジングと、を備える。前記伝達機構は、第2軸線を中心として回転可能な第1ギヤを有する。前記第2収容部は、前記第2軸線の径方向において前記第1ギヤと対向する第1対向面を有する。前記ハウジングには、流路が設けられる。前記流路は、少なくとも一部が前記第1収容部に設けられる第1流路部と、前記第1流路部の軸方向一方側の端部から延び、前記第1対向面において前記第2軸線の径方向内側に向けて開口する第2流路部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1軸線を中心として回転可能なロータを有するモータと、
前記モータの軸方向一方側に位置し、前記ロータの回転を伝達する伝達機構と、
前記モータを収容する第1収容部、および前記伝達機構を収容する第2収容部を有するハウジングと、を備え、
前記伝達機構は、第2軸線を中心として回転可能な第1ギヤを有し、
前記第2収容部は、前記第2軸線の径方向において前記第1ギヤと対向する第1対向面を有し、
前記ハウジングには、流路が設けられ、
前記流路は、
少なくとも一部が前記第1収容部に設けられる第1流路部と、
前記第1流路部の軸方向一方側の端部から延び、前記第1対向面において前記第2軸線の径方向内側に向けて開口する第2流路部と、を有する、
駆動装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1流路部は、
前記第1収容部に設けられ軸方向に直線状に延びる第1部分と、
前記第2収容部に設けられ前記第1部分の軸方向一方側に繋がり前記第1部分の延長線上を直線状に延びる第2部分と、を有し、
前記第2流路部は、前記第2部分に繋がる、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記第1流路部の軸方向一方側の端部は、前記第1収容部に設けられる、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記第2流路部の開口の指向先に前記第1ギヤの歯面が配置される、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記第1対向面は、軸方向から見て前記第2軸線を中心として円弧状に延びる、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記第2収容部は、
前記伝達機構を径方向外側から囲む周壁部と、
前記伝達機構の軸方向他方側に位置する壁部と、を有し、
前記第2収容部の内側面には、前記周壁部と前記壁部とが繋がる部分に位置する突出部が設けられ、
前記突出部は、前記周壁部に対し径方向内側に突出し、前記壁部に対し軸方向一方側に突出し、
前記第1対向面は、前記突出部に設けられる、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記ロータは、前記第1軸線を中心とするモータシャフトを有し、
前記第2軸線は、前記第1軸線と同一線上に配置され、
前記第1ギヤは、前記モータシャフト、および前記モータシャフトと直接または間接的に連結されるシャフトのうち、少なくとも一方に固定されるピニオンギヤであり、
前記伝達機構は、前記第2軸線と平行に延びる第3軸線を中心として回転可能なリングギヤを有し、
前記リングギヤの直径は、前記第1ギヤの直径よりも大きく、
前記リングギヤの下端は、前記第1ギヤの下端よりも下側に位置する、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記第2流路部は、前記第2軸線の径方向内側に向かうに従い軸方向一方側に位置する方向に延びる、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記第1流路部の軸方向一方側の端部が、前記第1ギヤの軸方向他方側の端部よりも軸方向他方側に位置する、
請求項8に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記第1対向面での開口における前記第2流路部の延びる方向と鉛直方向とがなす角度は、45°以下である、
請求項8に記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車又はハイブリッド自動車では、モータを冷却する冷却回路が搭載される。特許文献1には、冷却用の油を循環する油循環回路によってモータを冷却する冷却システムが開示されている。特許文献1において、モータを冷却した油の一部は、ギヤ室の下部に設けられる油溜に貯留される。油溜の油は、ギヤ室内の上部に配置されるオイルストレージに送られ、オイルストレージの底部に設けられる開口からギヤ噛み合い部や、軸受に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-61859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
駆動装置を小型化しようとすると、ハウジングの内部空間を狭くする必要がある。このため、ハウジングの内部に、ギヤに流体を供給するための構造を配置し難くなり、ギヤへの流体の供給が不十分になりやすいという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて、駆動装置の小型化を図りつつ、ギヤへの流体の供給を好適に行うことができる駆動装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の駆動装置の一つの態様は、第1軸線を中心として回転可能なロータを有するモータと、前記モータの軸方向一方側に位置し、前記ロータの回転を伝達する伝達機構と、前記モータを収容する第1収容部、および前記伝達機構を収容する第2収容部を有するハウジングと、を備える。前記伝達機構は、第2軸線を中心として回転可能な第1ギヤを有する。前記第2収容部は、前記第2軸線の径方向において前記第1ギヤと対向する第1対向面を有する。前記ハウジングには、流路が設けられる。前記流路は、少なくとも一部が前記第1収容部に設けられる第1流路部と、前記第1流路部の軸方向一方側の端部から延び、前記第1対向面において前記第2軸線の径方向内側に向けて開口する第2流路部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一つの態様によれば、駆動装置の小型化を図りつつ、ギヤへの流体の供給を好適に行うことができる駆動装を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態の駆動装置の概略模式図である。
図2は、一実施形態の駆動装置の正面図である。
図3は、一実施形態の駆動装置の部分断面図である。
図4は、変形例1の駆動装置の正面図である。
図5は、変形例2の駆動装置の正面図である。
図6は、変形例3の駆動装置の正面図である。
図7は、変形例4の駆動装置の概略模式図である。
図8は、変形例4の駆動装置の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る駆動装置について説明する。
以下の説明では、各図に示す実施形態の駆動装置が水平な路面上に位置する車両に搭載された場合の位置関係を基に、鉛直方向を規定して説明する。また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、鉛直方向である。+Z側は、上側であり、-Z側は、下側である。以下の説明では、鉛直方向上側を単に「上側」と呼び、鉛直方向下側を単に「下側」と呼ぶ。X軸方向は、Z軸方向と直交する方向であって駆動装置が搭載される車両の前後方向である。以下の実施形態において、+X側は、車両の前側であり、-X側は、車両の後側である。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向であって、車両の左右方向、すなわち車幅方向である。前後方向および左右方向は、鉛直方向と直交する水平方向である。
【0010】
各図に適宜示す第1軸線J1は、Y軸方向、すなわち車両の左右方向に延びる仮想線である。以下の説明においては、特に断りのない限り、第1軸線J1に平行な方向を単に「軸方向」と呼び、第1軸線J1を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、第1軸線J1を中心とする周方向、すなわち、第1軸線J1の軸回りを単に「周方向」と呼ぶ。また、以下の説明において、+Y側を単に軸方向一方側と呼び、-Y側を単に軸方向他方側と呼ぶ場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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