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公開番号2025056669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166281
出願日2023-09-27
発明の名称車両用保護カバー固定構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B62D 25/20 20060101AFI20250401BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】保護カバーの一部を構成する被固定領域のみがモータユニットに固定される場合であっても、保護カバーの被固定領域から離れた部位の剛性が被固定領域の剛性と比べて大幅に低くなることを防止できる車両用保護カバー固定構造を提供する。
【解決手段】電動式のモータユニットの下面を覆う保護カバー45が、モータユニットの下面を覆う板状部45a、45bと、モータユニットの下面に固定される少なくとも一個の被固定部46、47、48、49と、板状部に設けられた複数のビード部57、59と、を備え、保護カバーが、全ての被固定部が含まれる被固定領域と、板状部の車両幅方向の一方の側縁部と被固定領域との間の領域であるオーバーハング領域と、を有し、オーバーハング領域における単位面積当たりのビード部の長さの合計値が、被固定領域における単位面積当たりのビード部の長さの合計値より大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された電動式のモータを有するモータユニットの下面を覆い、前記車両の下部において露出される保護カバーが、
前記モータユニットの前記下面を覆う板状部と、
前記板状部に設けられ、前記下面に固定される少なくとも一個の被固定部と、
前記板状部に設けられた複数のビード部と、
を備え、
前記保護カバーが、
全ての前記被固定部が含まれる被固定領域と、
前記板状部の車両幅方向の一方の側縁部と前記被固定領域との間の領域であり、前記板状部の前記車両幅方向の他方の側縁部と前記被固定領域との間の領域より前記車両幅方向の寸法が大きいオーバーハング領域と、
を有し、
前記オーバーハング領域における単位面積当たりの前記ビード部の長さの合計値が、前記被固定領域における単位面積当たりの前記ビード部の長さの合計値より大きい車両用保護カバー固定構造。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記オーバーハング領域に、前記板状部を厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられた請求項1に記載の車両用保護カバー固定構造。
【請求項3】
前記モータユニットの前記下面に、前記保護カバーの前記ビード部が設けられていない部位に向かって突出するフランジが設けられた請求項1又は請求項2に記載の車両用保護カバー固定構造。
【請求項4】
前記オーバーハング領域の上面に、弾性材料からなる弾性部を有する制振材が設けられた請求項1又は請求項2に記載の車両用保護カバー固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用保護カバー固定構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1、2には、電動式のモータと、モータの下面を覆う保護カバーと、を備える車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2021/250779号公報
特開2018-158602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1、2の保護カバーの一部に設けられた被固定部のみをモータに固定する場合、保護カバーの被固定部及び被固定部周辺部の剛性より、保護カバーの被固定部から離れた部位の剛性が低くなり易い。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、保護カバーの一部を構成する被固定領域のみがモータユニットに固定される場合であっても、保護カバーの被固定領域から離れた部位の剛性が被固定領域の剛性と比べて大幅に低くなることを防止できる車両用保護カバー固定構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の車両用保護カバー固定構造は、車両に搭載された電動式のモータを有するモータユニットの下面を覆い、前記車両の下部において露出される保護カバーが、前記モータユニットの前記下面を覆う板状部と、前記板状部に設けられ、前記下面に固定される少なくとも一個の被固定部と、前記板状部に設けられた複数のビード部と、を備え、前記保護カバーが、全ての前記被固定部が含まれる被固定領域と、前記板状部の車両幅方向の一方の側縁部と前記被固定領域との間の領域であり、前記板状部の前記車両幅方向の他方の側縁部と前記被固定領域との間の領域より前記車両幅方向の寸法が大きいオーバーハング領域と、を有し、前記オーバーハング領域における単位面積当たりの前記ビード部の長さの合計値が、前記被固定領域における単位面積当たりの前記ビード部の長さの合計値より大きい。
【0007】
請求項1の車両用保護カバー固定構造では、保護カバーの被固定部が電動式のモータを有するモータユニットの下面に固定される。一方、保護カバーのオーバーハング領域はモータユニットの下面に固定されない。オーバーハング領域における単位面積当たりのビード部の長さの合計値は、被固定領域における単位面積当たりのビード部の長さの合計値より大きい。即ち、ビード部によるオーバーハング領域の高剛性化の程度が、ビード部による被固定領域の高剛性化の程度より大きい。そのため、請求項1の車両用保護カバー固定構造は、保護カバーの被固定部のみがモータユニットに固定されるものの、保護カバーのオーバーハング領域の剛性が被固定領域の剛性と比べて大幅に低くなることを防止できる。そのため、例えば車両によって跳ね上げられた路面上の石等が下方からオーバーハング領域に衝突した場合であっても、オーバーハング領域が上方に大きく変形したり、オーバーハング領域の変形に起因してモータユニットの下部が損傷したりするおそれは小さい。
【0008】
請求項2の車両用保護カバー固定構造は、請求項1において、前記オーバーハング領域に、前記板状部を厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられる。
【0009】
請求項2の車両用保護カバー固定構造のオーバーハング領域に貫通孔が設けられている。しかしビード部によるオーバーハング領域の高剛性化の程度が、ビード部による被固定領域の高剛性化の程度より大きい。そのため、オーバーハング領域に貫通孔が設けられることに起因して、保護カバーのオーバーハング領域の剛性が被固定領域の剛性と比べて大幅に低くなるおそれはない。
【0010】
請求項3に記載の車両用保護カバー固定構造は、請求項1又は請求項2において、前記モータユニットの前記下面に、前記保護カバーの前記ビード部が設けられていない部位に向かって突出するフランジが設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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