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公開番号2025056662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166273
出願日2023-09-27
発明の名称ドライバー、電気光学装置及び電子機器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09G 3/36 20060101AFI20250401BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】容量駆動において、画素の駆動期間とプリチャージ期間におけるデータ電圧範囲を近づけることが可能なドライバー等を提供すること。
【解決手段】ドライバー100は、キャパシター回路10とキャパシター駆動回路20と可変容量回路30と制御回路40とを含む。キャパシター回路10は、第1~第nキャパシター駆動用ノードNDR1~NDRnと出力端子TQjとの間に設けられる第1~第nキャパシターCA1~CAnを有する。可変容量回路30は、出力端子TQjに接続される。制御回路40は、電気光学パネル200の画素1の駆動期間において可変容量回路30を第1容量値CA(7)に設定し、電気光学パネル200のプリチャージ期間において可変容量回路30を第1容量値CA(7)より小さい第2容量値CA(0)に設定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
階調データに対応する第1~第nキャパシター駆動電圧(nは2以上の自然数)を第1~第nキャパシター駆動用ノードに出力するキャパシター駆動回路と、
前記第1~第nキャパシター駆動用ノードと出力端子との間に設けられる第1~第nキャパシターを有するキャパシター回路と、
前記出力端子に接続される可変容量回路と、
電気光学パネルの画素の駆動期間において前記可変容量回路を第1容量値に設定し、前記電気光学パネルのプリチャージ期間において前記可変容量回路を前記第1容量値より小さい第2容量値に設定する制御回路と、
を含むことを特徴とするドライバー。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載されたドライバーにおいて、
前記可変容量回路の容量値をCAとし、電気光学パネル側容量の容量値をCLCDとしたとき、
前記制御回路は、前記プリチャージ期間におけるCA+CLCDを、前記画素の駆動期間におけるCA+CLCDに近づけるように、前記第1容量値及び前記第2容量値を設定することを特徴とするドライバー。
【請求項3】
請求項1に記載されたドライバーにおいて、
前記可変容量回路の容量値をCAとし、電気光学パネル側容量の容量値をCLCDとしたとき、
前記制御回路は、前記画素の駆動期間におけるCA+CLCDと、前記プリチャージ期間におけるCA+CLCDとが一定となるように、前記第1容量値及び前記第2容量値を設定することを特徴とするドライバー。
【請求項4】
請求項1に記載されたドライバーにおいて、
前記可変容量回路は、
第1~第m調整用キャパシター(mは2以上の自然数)と、
前記第1~第m調整用キャパシターと前記出力端子との間に設けられる第1~第m調整用スイッチと、
を含むことを特徴とするドライバー。
【請求項5】
請求項1に記載されたドライバーにおいて、
前記制御回路は、
ポストチャージ期間において、前記可変容量回路を前記第1容量値より大きい第3容量値に設定することを特徴とするドライバー。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載されたドライバーと、
前記電気光学パネルと、
を含み、
前記電気光学パネルは、
信号供給線と、
前記信号供給線に一端が接続される第1~第pスイッチ(pは2以上の整数)と、
第1~第pスイッチの他端に接続される第1~第pデータ線と、
を含むことを特徴とする電気光学装置。
【請求項7】
請求項6に記載された電気光学装置において、
前記プリチャージ期間において、前記第1~第pスイッチがオンになり、
前記画素の駆動期間において、前記第1~第pスイッチのいずれか1つのスイッチがオンになることを特徴とする電気光学装置。
【請求項8】
請求項6に記載された電気光学装置において、
第1水平走査期間の前記プリチャージ期間において、前記第1~第pスイッチのうち第1~第p/2スイッチがオンになり(pは2以上の偶数)、
第2水平走査期間の前記プリチャージ期間において、前記第1~第pスイッチのうち第p/2+1~pスイッチがオンになることを特徴とする電気光学装置。
【請求項9】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載されたドライバーを含むことを特徴とする電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライバー、電気光学装置及び電子機器等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気光学パネルを容量駆動するドライバーが開示されている。特許文献1のドライバーは、データ電圧出力端子に接続されるキャパシター回路と、キャパシター回路を駆動するキャパシター駆動回路と、データ電圧出力端子に接続される可変容量回路とを含む。可変容量回路の容量と電気光学パネル側容量を加算した容量と、キャパシター回路の容量とが、所与の容量比関係になるように、可変容量回路の容量が設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-80805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドライバーは、表示品質を向上させるために、画素にデータ電圧を書き込む前にプリチャージ電圧をデータ線に印加する。また、ドライバーの1つの出力が複数のデータ線を時分割に駆動する方式として、デマルチプレクス駆動又は相展開駆動等が知られている。このような駆動方式において、ドライバーの1つの出力は、プリチャージのとき複数のデータ線に接続され、画素書き込みのとき1本のデータ線が接続される。
【0005】
特許文献1のような容量駆動では電荷再分配によりデータ電圧を画素に供給しているが、そのデータ電圧は、駆動側の容量とパネル側の容量との容量比によって決まっている。このため、プリチャージと画素書き込みにおいて、ドライバーの出力に接続されるデータ線の数が異なることで、電荷再分配における容量比が変わり、出力できるデータ電圧の範囲が異なってしまう。プリチャージと画素書き込みに限らず、容量比が変わる動作ステートであれば、同様な課題が生じる。このように、容量駆動において、データ電圧の範囲が動作ステート毎に異なってしまうという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、階調データに対応する第1~第nキャパシター駆動電圧(nは2以上の自然数)を第1~第nキャパシター駆動用ノードに出力するキャパシター駆動回路と、前記第1~第nキャパシター駆動用ノードと出力端子との間に設けられる第1~第nキャパシターを有するキャパシター回路と、前記出力端子に接続される可変容量回路と、電気光学パネルの画素の駆動期間において前記可変容量回路を第1容量値に設定し、前記電気光学パネルのプリチャージ期間において前記可変容量回路を前記第1容量値より小さい第2容量値に設定する制御回路と、を含むドライバーに関係する。
【0007】
また、本開示の他の態様は、上記のドライバーと、前記電気光学パネルと、を含み、前記電気光学パネルは、信号供給線と、前記信号供給線に一端が接続される第1~第pスイッチ(pは2以上の整数)と、第1~第pスイッチの他端に接続される第1~第pデータ線と、を含む電気光学装置に関係する。
【0008】
また、本開示の更に他の態様は、上記のドライバーを含む電子機器に関係する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電気光学装置の構成例。
画素の構成例。
ドライバーの詳細構成例。
キャパシター回路、キャパシター駆動回路、及び可変容量回路の詳細構成例。
容量駆動に関わる容量を説明する図。
駆動回路の構成例、及び駆動回路と容量の接続関係を示す図。
各動作ステートにおける可変容量回路の制御を説明する図。
可変容量回路の容量値を動作ステートに依らず変えないときの、容量駆動振幅の具体例。
可変容量回路の容量値を動作ステートに依らず変えないときの、容量駆動振幅の具体例。
可変容量回路の容量値を動作ステートに応じて変えたときの、容量駆動振幅の具体例。
可変容量回路の容量値を動作ステートに応じて変えたときの、容量駆動振幅の具体例。
分割プリチャージを行う場合の、各動作ステートにおける可変容量回路の制御を説明する図。
電子機器の構成例。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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