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公開番号
2025054915
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164144
出願日
2023-09-27
発明の名称
取手付き椀
出願人
三信化工株式会社
代理人
弁理士法人愛宕綜合特許事務所
主分類
A47G
19/22 20060101AFI20250401BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】使用勝手が良好な口縁を備えた取手付き椀を提供すること。
【解決手段】平面視において、取手6の幅方向中央を通過して且つ取手6が延在する方向に延びる直線を第一の直線L1、椀本体4の口縁8において第一の直線L1と交差する2つの点を第一の点P1及び第二の点P2、第一の点P1と第二の点P2との中点を第三の点P3、第三の点P3を通過して且つ第一の直線L1と直交する直線を第二の直線L2とすると、口縁8は、第二の直線L2よりも取手6とは反対側であって且つ第三の点P3を中心とした第二の直線L2と第一の直線L1との間の周方向角度領域に、第三の点P3からの距離が最大となる特異点PX1及びPX2を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
椀本体及び該椀本体の外周面に付設された取手を備えた椀であって、
平面視において、該取手の幅方向中央を通過して且つ該取手が延在する方向に延びる直線を第一の直線、該椀本体の口縁において該第一の直線と交差する2つの点を第一の点及び第二の点、該第一の点と該第二の点との中点を第三の点、該第三の点を通過して且つ該第一の直線と直交する直線を第二の直線とすると、該口縁は、該第二の直線よりも該取手とは反対側であって且つ該第三の点を中心とした該第二の直線と該第一の直線との間の周方向角度領域に、該第三の点からの距離が最大となる特異点を備えている、ことを特徴とする椀。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
該特異点は、該第三の点に対し該第二の直線から該第一の直線に向かって10度乃至40度の角度位置に配置されている、請求項1に記載の椀。
【請求項3】
該第三の点から該特異点までの距離は、該第三の点から該第二の点までの距離の105乃至145%である、請求項1に記載の椀。
【請求項4】
平面視において、該口縁は該第一の直線に対して線対称である、請求項1に記載の椀。
【請求項5】
該取手が付設された側を該第一の点とすると、該第二の点における該口縁の高さは該第一の点における該口縁の高さよりも低い、請求項1に記載の椀。
【請求項6】
該取手は、該椀本体の外周面から離隔する方向に向かって上方に凸となるように湾曲せしめられた湾曲部と、該湾曲部から連続して下方に上下方向に見て該椀本体の下端部まで延びる延出部とを備え、該延出部の内面と該椀本体の外周面との間の距離は下方に向かって漸次低減せしめられている、請求項1に記載の椀。
【請求項7】
該椀本体の見込みの底部は平面視において円形である、請求項1に記載の椀。
【請求項8】
平面視において、該見込みの底部の中心は該第三の点と整合する、請求項7に記載の椀。
【請求項9】
該椀本体は高台を備え、平面視において、該高台の中心は該見込みの底部の中心と整合する、請求項7又は8に記載の椀。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、椀本体及びこの椀本体の外周面に付設された取手を備えた椀に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば脳梗塞の後遺症等により運動麻痺、更に詳しくは手指の運動麻痺を発症した患者向けの介護用食器として、下記特許文献1に示されるような椀が既に実用に供されている。かような椀は、椀本体及び椀本体の外周面に付設された取手を備えており、使用者が椀本体と取手との間に手指を挿入して掌を椀本体の外周面に添えることで、安定的に支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3072349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、通常、椀又は椀本体の口縁は平面視において円形である。これにより、使用者は口縁の任意の角度位置に口を付けて米飯や汁の如き内容物を飲食できる。上記特許文献1に示された椀における椀本体の口縁が平面視において円形であっても、運動麻痺を発症した患者である使用者は上記したとおりに椀本体を支持して米飯や汁の如き内容物を飲食できる。然しながら、使用者が上記したとおりに椀本体を支持する場合、使用者が口縁に口を付ける角度位置はある程度一意的に決まることから、口縁は必ずしも平面視において円形である必要はなく、使用者がより一層容易に飲食できるように口縁の形状を見直すことができる。
【0005】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、使用勝手が良好な口縁を備えた、新規且つ改良された取手付き椀を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、上記主たる技術的課題を解決する椀として、椀本体及び該椀本体の外周面に付設された取手を備えた椀であって、
平面視において、該取手の幅方向中央を通過して且つ該取手が延在する方向に延びる直線を第一の直線、該椀本体の口縁において該第一の直線と交差する2つの点を第一の点及び第二の点、該第一の点と該第二の点との中点を第三の点、該第三の点を通過して且つ該第一の直線と直交する直線を第二の直線とすると、該口縁は、該第二の直線よりも該取手とは反対側であって且つ該第三の点を中心とした該第二の直線と該第一の直線との間の周方向角度領域に、該第三の点からの距離が最大となる特異点を備えている、ことを特徴とする椀が提供される。
【0007】
好ましくは、該特異点は、該第三の点に対し該第二の直線から該第一の直線に向かって10度乃至40度の角度位置に配置されている。該第三の点から該特異点までの距離は、該第三の点から該第二の点までの距離の105乃至145%であるのが好適である。平面視において、該口縁は該第一の直線に対して線対称であるのが好ましい。好適には、該取手が付設された側を該第一の点とすると、該第二の点における該口縁の高さは該第一の点における該口縁の高さよりも低い。該取手は、該椀本体の外周面から離隔する方向に向かって上方に凸となるように湾曲せしめられた湾曲部と、該湾曲部から連続して下方に上下方向に見て該椀本体の下端部まで延びる延出部とを備え、該延出部の内面と該椀本体の外周面との間の距離は下方に向かって漸次低減せしめられているのが好都合である。該椀本体の見込みの底部は平面視において円形であるのがよい。この場合には、平面視において、該見込みの底部の中心は該第三の点と整合するのがよい。また、該椀本体は高台を備え、平面視において、該高台の中心は該見込みの底部の中心と整合するのが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の椀にあっては、平面視において、椀本体の口縁は第二の直線よりも取手とは反対側であって且つ第三の点を中心とした第二の直線と第一の直線との間の周方向角度領域に第三の点からの距離が最大となる特異点を備えている故に、かかる特異点近傍の曲率は比較的大きくなり、特異点近傍が注ぎ口の如き機能する。そして、かような特異点が存在する位置は、使用者が手指を椀本体と取手との間に挿入して掌で椀本体の外周面を支持した際に、使用者の口に近接する。それ故に、使用者が運動麻痺を発症した患者であっても、スプーン等で米飯や汁の如き内容物を上記特異点に向かって掻き集めた後に又は掻き集めながら上記特異点に口を付ければ、内容物を容易に飲食することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に従って構成された椀の好適実施形態の斜視図。
図1に示す椀の正面図。
図1に示す椀の平面図。
図1に示す椀の底面図。
図1に示す椀の左側面図。
図1に示す椀の右側面図。
図1に示す椀のA-A線断面図。
図1に示す椀が手指によって指示された状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に従って構成された椀の好適実施形態を示す添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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