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公開番号
2025060132
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170670
出願日
2023-09-29
発明の名称
椅子
出願人
株式会社イトーキ
代理人
個人
,
個人
主分類
A47C
7/14 20060101AFI20250403BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】人が着座したままで座の奥行き調節を軽快に行える椅子を提供する。
【解決手段】座の奥行き調節手段として、回転式のハンドル60を備えている。ハンドル60によってねじ軸65が回転するとスライダ66が左右動し、スライダ66によってリンク36が回動する。リンク36の内端には作動体が連結されており、作動体27の前端が座の前端部に連結されている。作動体27に対して前後方向の外力が作用しても、その外力はスライダ66を左右動させるように作用するが、スライダ66が左右動してもねじ軸65が回転することはないため、ロック機構を設けなくても座の前後位置は設定した状態に保持される。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
前部を下方に巻き込み可能な変形許容部と成している座と、
人が手で操作することによって前記変形許容部の巻き込み又は巻き込み解除を行う調節装置と、を有しており、
前記調節装置は、使用者が着座した状態で回転操作できるハンドルと、前記ハンドルの回転を前記変形許容部に伝える連動機構部とを有している、
椅子。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記座のうち前記変形許容部でない部位はその下方に配置された座受け部材に取り付けられていて、前記座受け部材に、前記連動機構部の一部として、前端が前記変形許容部の前端部に連結された作動体を前後動可能に装着しており、
前記ハンドルは、左右長手の軸心回りに回転するように前記座受け部材の側部に保持されて、
前記連動機構部は、前記ハンドルの回転に連動して左右動するスライダを有しており、前記スライダの左右動が前記作動体の前後動に変換される、
請求項1に記載した椅子。
【請求項3】
前記連動機構部は、前記ハンドルによって回転操作されると共に前記スライダに螺合したねじ軸を備えている、
請求項2に記載した椅子。
【請求項4】
前記連動機構部は、ハンドルを前記変形許容部の巻き込み解除方向に回転するに際してハンドルに所定の抵抗が作用すると当該ハンドルを空回りさせる逃がし手段が備えられている、
請求項2又は3に記載した椅子。
【請求項5】
前記座は、合成樹脂製のインナーシェルとその上面に張られた座クッション材とを有して、前記インナーシェルと前記座クッション材とに前記変形許容部が形成されており、
かつ、前記座クッション材は、合成樹脂製の弾性繊維の群が絡み合って結合した立体網状構造であり、前記作動体がばねで後退方向に付勢されている、
請求項2又は3に記載した椅子。
【請求項6】
前記座のうち前記変形許容部でない部位は前記座受け部材に取り付けられており、前記座受け部材の左右側部のうち一方又は両方に、左右方向に貫通した軸受けブラケットがボルトで固定されており、
前記ハンドル及び前記ねじ軸を含む連動機構部が前記軸受けブラケットに組み付けられてユニット化されている、
請求項2又は3に記載した椅子。
【請求項7】
前記スライダと作動体とは水平回動自在なリンク機構で連結されている、
請求項2又は3に記載した椅子。
【請求項8】
前記作動体は、前記座受け部材に前後移動自在に装着されて、
前記作動体と前記スライダとが1本のリンクで連結されており、前記リンクは、前記スライダに連結された一端が前記作動体に連結された他端が後ろに位置するように平面視で傾斜した姿勢であり、前記スライダが内側に移動すると前記作動体が前進する、
請求項7に記載した椅子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、座の前端部を下方に巻き込みできる椅子に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
椅子において、座の前後長さ(前端の奥行き)を調節する技術として、例えば特許文献1に開示されているように、座の前部を下側に巻き込む方式が存在している。座の奥行きを調節する手段として座の全体を前後移動させる方法があるが、この方式では、前後調節に際して使用者は腰を浮かせないといけないため人に負担が掛かる問題があるのに対して、特許文献1のような巻き込み方式は、着座したままで操作できるため操作性に優れている利点がある。
【0003】
また、座のうちその前部の変形許容部を除いた部分は座受け部材に固定されているため、座の支持構造を簡単化できる利点もある。また、座の上面は人の臀部のプロフィールに合わせて凹ませているのが一般的であり、座の凹みに臀部をフィットさせた状態で背もたれによって身体が支持されるように設計しているため、座の全体が前後動すると、座の凹みと人の臀部とのフィット性が阻害されるおそれがあるのに対して、特許文献1のような巻き込み方式では、座の凹みの前後位置は変わらないため、フィット性が損なわれずに使用感に優れている利点もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-171653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
さて、特許文献1では、座の変形許容部を巻き込んだり戻したりして奥行き調節する手段として前後動式のレバーが使用されており、変形許容部の前端に連結された前後動式の作動体にレバーを連結して、レバーの前後動によって作動体を前後動させることにより、座の変形許容部を巻き込んだり戻したりしている。
【0006】
特許文献1の方式は十分な実用性を有して市場において高い評価を得ているが、レバーの前後動操作は、人によっては微調整を行いにくい場合も想定され、そこで、微調整を確実かつ容易に行える技術について潜在的な要請が存在していると云える。
【0007】
また、座の前端を後退させるに際しての座の巻き込みは、座(インナーシェル及び座クッション材)の変形許容部を弾性に抗して変形させて行うため、座の巻き込みに際しては抵抗が存在しており、従って、座の巻き込みはできるだけ軽い力で行えるべきである。座等のクッション材として、樹脂弾性繊維の群を絡ませて接合して成る立体網状構造体が存在しており、これは通気性や耐久性、リサイクル性に優れているので座クッション材としても好適であるが、この立体網状構造体は、椅子用クッション材として多用されている発泡ウレタン樹脂に比べて弾性抵抗が大きいため、これを椅子に使用した場合は、巻き込み操作の軽快性についての要望は特に高いと云える。
【0008】
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は様々な構成を含んでおり、その典型を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は、
「前部を下方に巻き込み可能な変形許容部と成している座と、
人が手で操作することによって前記変形許容部の巻き込み又は巻き込み解除を行う調節装置と、を有しており、
前記調節装置は、使用者が着座した状態で回転操作できるハンドルと、前記ハンドルの回転を前記変形許容部に伝える連動機構部とを有している」
という構成になっている。
【0010】
請求項2の発明は請求項1の展開例であり、
「前記座のうち前記変形許容部でない部位はその下方に配置された座受け部材に取り付けられていて、前記座受け部材に、前記連動機構部の一部として、前端が前記変形許容部の前端部に連結された作動体を前後動可能に装着しており、
前記ハンドルは、左右長手の軸心回りに回転するように前記座受け部材の側部に保持されて、
前記連動機構部は、前記ハンドルの回転に連動して左右動するスライダを有しており、前記スライダの左右動が前記作動体の前後動に変換される」
という構成になっている。
(【0011】以降は省略されています)
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