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公開番号2025064065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173492
出願日2023-10-05
発明の名称折り畳み式浴槽
出願人個人
代理人個人
主分類A47K 3/06 20060101AFI20250410BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】迅速に設置可能で、必要最小限の給水で全身浸透することが出来て、更には、迅速に後片付けも可能な折り畳み式浴槽を提供する。
【解決手段】底面シート10は、棺桶形状である。側面シート11は、高さh1が、仰向けの人の上下の高さh0よりも所定の高さh2だけ高めに設定され、下端部が、底面シート10の棺桶形状の外周端部10aに接続されることで、当該棺桶形状の外周壁を構成する。複数のパネル12は、高さh3が、側面シート11の高さh1に対応し、当該側面シート11の長さ方向に沿って所定の間隔dを空けて配置されることで、側面シート11を折り畳み可能にする。左右一対の支持フラップ13は、高さh4が、パネル12の高さh3に対応し、底面シート10の棺桶形状の左右側に存在する左右一対のパネル12の外側に折り畳み可能に接続されている。枕部14は、底面シート10の棺桶形状の頭部に吊り下げ可能に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
棺桶形状の底面シートと、
高さが、仰向けの人の胸部の高さに対応し、下端部が、前記底面シートの棺桶形状の外周端部に接続されることで、当該棺桶形状の外周壁を構成する側面シートと、
高さが、前記側面シートの高さに対応し、当該側面シートの長さ方向に沿って所定の間隔を空けて配置されることで、前記側面シートを折り畳み可能にする複数のパネルと、
高さが、前記側面シートの高さに対応し、前記底面シートの棺桶形状の左右側に存在する左右側のパネルの外側に折り畳み可能に接続される左右一対の支持フラップと、
前記底面シートの棺桶形状の頭部に吊り下げ可能に設けられる枕部と、
を備え、
前記複数のパネルを前記底面シートに対して立位させて、前記左右一対の支持フラップを前記左右側のパネルに対して外側に広げることで、浴槽を形成し、当該浴槽に給水して、前記枕部に人の頭部を設置して、当該人を仰向けに入浴可能とする、
折り畳み式浴槽。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱中症対策や介護に用いることが可能な折り畳み式浴槽に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、折り畳むことで、持ち運びが容易で、簡単に組立・設置可能な折り畳み式浴槽に関する技術が多数存在する。
【0003】
例えば、特開2015-078004号公報(特許文献1)には、水槽本体と、支持部材とを備える折り畳み式水槽が開示されている。水槽本体は、弾性変形可能な外周壁と底部を有する。支持部材は、水槽本体の内側に設けられ、外周壁と底部とを接続する。外周壁は、複数枚の壁板で構成され、複数枚の壁板が起立可能な状態で周方向に隣接して設けられる。支持部材は、その一端部が外周壁の壁板同士を折り曲げ可能に接続する接続折れ部に取り付けられ、その他端部が底部に取り付けられる。これにより、水槽の外枠(外周壁)に、鉄パイプ等からなる支柱、梁部材、枠骨等の規制手段を設けることなく水槽の形状を安定に維持し、組立設置作業及び撤去作業が容易な角型の折り畳み式水槽を提供することが出来るとしている。
【0004】
又、特開2003-180538号公報(特許文献2)には、一枚の防水シートを折り畳んで水槽の形状を作る簡易型水槽が開示されている。水槽の側面立ち上がり部分に分割された側壁を差し込み、水槽と側壁を緊結し、又、側壁どうしを緊結する事により防水シート水槽の側面立ち上がり部を補強し、側面を自立させる。又、側壁の防水シート差込部クリアランスの下部内側に水圧が作用した場合にクリアランスを確保するため、スペーサーを2箇所に設ける。分割された側壁の外部には、三角形の折り畳み式バットレスを設け、内部の水圧に抵抗させると同時に接地面を増やす事により水を入れた時の転倒に対する安定性、自立性を増す。これにより、軽量で持ち運びが便利、その上収納も場所をとらず、且つ、遮水性に信頼のおける安全で安定性のある多目的な水槽を提供することが出来るとしている。
【0005】
又、実用新案登録第3229797号公報(特許文献3)には、枠板を蝶番でつないだ箱形の内側に軟質樹脂製の浴槽を接着固定することで、簡単に組み立てができるとともに、持ち運びが容易で保管スペースを小さくできる折り畳み仮設風呂が開示されている。これにより、折り畳みができ、組み立てが簡単で運搬、保管も容易であり、入浴の困難な被災地等でも容易に入浴を可能にする仮設風呂を提供することが出来るとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-078004号公報
特開2003-180538号公報
実用新案登録第3229797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年、気候変動等により熱中症患者が増加している。従来、熱中症の応急処置として首筋・脇の下・鼠径部を冷却することが有効とされているが、この方法では、熱中症の軽症から中等症の初期程度までしか有効で無いことが、近年の研究によって証明されてきている。一方で、周囲の人が、緊急で熱中症患者を処置する場合は、その熱中症患者は、重症であることが殆どである。そのような場合、従来の熱中症の応急処置では、殆ど効果が見込めない。そこで、近年では、重症の熱中症に対する処置としては、患者の全身を水の入った浴槽に浸すことで、患者の全身を急速に冷却する浸漬法が有効な手段であると認識されてきている。
【0008】
しかしながら、このような患者の全身を水につけるための浴槽を、野外に持ち運んだり、迅速に設置及び撤去したりすることは、通常、困難であるという課題がある。又、簡易型の浴槽では、空気を入れて形作る必要があったり、非常に多くの水が必要であったり、保管のためのスペースが必要であったりするという課題が存在する。
【0009】
ここで、特許文献1に記載の技術は、水槽を容易に折り畳むことが出来るため、水槽の持ち運びや設置、撤去、保管が容易になるが、支持部材が水槽の内側に設けられているため、支持部材が、患者の身体に干渉し、患者の全身を水に浸すことが難しい。又、水槽の形状が人間の体に沿う形状ではないため、余分な容積が生まれ、水を貯めるのに時間がかかり、重症の熱中症患者を迅速に冷却する処置が出来ない。そのため、前記課題を解決することは出来ない。
【0010】
又、特許文献2に記載の技術は、防水シートから水槽の形状を作った後、水槽の側面に側壁を差し込み、水槽と側壁を緊結し、側壁同士を緊結することで、側面を自立させることが出来るが、側壁を差し込んだり、緊結したりすることが煩雑であり、重症の熱中症発生時に迅速に設置することが出来ない。そのため、前記課題を解決することは出来ない。
(【0011】以降は省略されています)

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