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公開番号2025033511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139268
出願日2023-08-29
発明の名称液体クッション
出願人合同会社XEPHY
代理人
主分類A47C 27/00 20060101AFI20250306BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】臀部形状に沿い均一に支えるとともに、体動性、取扱性も向上させるクッションを提供する。
【解決手段】上面を覆うシートと側面及び下面からなり、上面は縦弾性係数が10MPa以下の弾性シートであり、充填する液体高さはクッション横方向最大内寸の16分の1以下38分の1以上であり、弾性シートは端部が固定されており中央部分が沈み込むことなく伸長性の高いシートで臀部全体を均一に支え、流体高さを静かに座った状態では底つきしない必要最低限とすることで重量増加と揺れを抑え、かつ大きな重量がかかった場合は底つきしシート破損を防ぐ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に水等の液体を充填する空間を有するクッションであり、該クッションは、上面、側面、および下面からなり、前記側面および前記下面は剛体であり、前記上面は縦弾性係数が10MPa以下の弾性シートであり、前記空間の高さは、前記マットレスの長手方向最大内寸に対し16分の1以下かつ38分の1以上であることを特徴とする液体クッション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を封入し椅子等の座面上に設置し使用するクッションに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より臀部が痛くならないよう、また褥瘡が生じないよう柔軟な素材や流体を用いたクッションがある。特に褥瘡対策として褥瘡が生じ易い坐骨部、尾骨部に生じる圧力を分散させ血行を促進する工夫がなされたクッションが提供されている。
【0003】
例えば軟質ウレタンのような柔軟な素材を利用したクッションでは、初期的には体圧分散は図れるものの経時とともに圧力は徐々に座骨部、尾骨部に集中する。また臀部が沈み込み固定されることで体動が制限され血行が滞る欠点がある。硬質ウレタンでは体動はしやすくなるが体圧分散は軟質ウレタンに劣る。一長一短があるなかで素材を選択する必要がある。
【0004】
一方で流体を利用したクッションは、原理的には経時によらず臀部を均等な圧力で保持し、かつ臀部は固定されず体圧分散、体動ともに優れた特長を有する。流体を用いたクッションでは、気体である空気を用いるものと水等の液体を用いるものに大別される。
【0005】
空気を用いるものは軽量安価で使い勝手は良い反面、空気は縮む性質があり使用時に底つきしないためには空気圧を高める必要があり、表面素材は常に高い張力のかかった状態となり、座った際の表面素材の伸びは限定され体圧分散性は劣る。また高圧縮された空気は抜け易く同じ状態を保持するには空気の補充を頻繁に行う必要がある。更に座った瞬間や動いた際の空気圧による反発に違和感を覚える事がある。
【0006】
液体を用いるクッションとしては、特許文献1のように袋状の柔軟な材料の内部に液体を充填するタイプと、特許文献2のように臀部の形状に応じて流体部分の位置や水流を考慮し柔軟な材料を基材に溶着し液体を充填するタイプが存在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002―300940号公報
特許第4996169公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載のクッションは、高分子弾性ゲルを用い揺れを減少させるとともに底つきを防ぐために芯材を挿入し液体と芯材で圧力を支える内容となっているが、袋状でありシート上面端部は固定されていないためシート中央部に圧力がかかると端部は中央に寄り凹みが増長される。端部が横方向に固定されていないハンモックでは腰部が大きく沈んでしまうのと同様である。この凹みの対策としてハニカム構造の芯材を挿入しているが芯材でも支えるということは即ち液圧による均等圧にばらつきを生じさせることとなる。更に底つき対策として液層を厚くし可撓性を有するものの伸び難い軟質合成樹脂を用いているが、液層を厚くすることでクッション重量は増大し、伸びにくい素材の利用は体に沿って体を均一に支える効果を減少させる。中央部の凹みによる底つきを防ぐための対策が本来の効用と利便性に影響を与えている。
【0009】
なお一般的にエアーマットレス、エアークッション、ウォータマットレス、ウォータクッションは、ゴム等に比べ伸長性は劣るが可撓性に優れる軟質ポリ塩化ビニルなどの軟質合成樹脂を溶着し作られている。これは圧力で伸びることによる底つきを防止する目的と、伸長性の高いゴム材料は流体圧に耐える接合が難しいことによるが、伸長することで体に沿い均一に支える効果に優先する材料選択となっている。
【0010】
特許文献2に記載のクッションは、臀部の形状を考慮し坐骨部、尾骨部への圧力集中を避けるよう流体の充填位置を考慮すると同時に、オリフィス部を設け徐々に流体を圧力の少ない箇所に移動させる構造としているが、臀部の形状、座る位置、絆創膏や介護用パンツの使用の有無などにより理想的な圧力分散が得られないケースが少なからずある。またオリフィス部の存在自体が均等圧のバランスを悪化させるとともに、オリフィス部では頻繁に高い圧力が発生することから破損リスクが高まる。また前述したように接合強度を優先し伸長性に劣る合成樹脂が用いられるため本来の流体による臀部形状に沿った体圧分散効果が得られない欠点があった。
(【0011】以降は省略されています)

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